スプリト
スプリト
古代ローマの宮殿跡に築かれた街
世界遺産
カルチャー
クロアチア第二の都市にして、アドリア海沿岸最大の港町スプリト。かつてのローマ皇帝の宮殿跡に築かれたユニークな旧市街は、世界遺産にも登録されています。
古代ローマの面影残る街
スプリトの街の起源は、3世紀末~4世紀初頭のローマ皇帝・ディオクレティアヌスの時代にまでさかのぼります。退位後の隠居用にディオクレティアヌス帝が築いた宮殿は、彼の死後長い月日が流れるうちに市民の暮らす街へと変貌を遂げ、増改築を繰り返しながら現在の形となりました。いたるところにローマ帝国時代の遺構や中世の建物が残る街並みは、さながら屋根のない博物館。なかでも街のシンボルである聖ドミヌス大聖堂の建つ広場には古代ローマの石柱が連なり、在りし日の栄華をいまに伝えています。
新鮮な海の幸に舌鼓
アドリア海沿岸最大の港町スプリトは美食の宝庫。この街を訪れたら、近海で獲れた新鮮な海の幸も楽しみです。市内には活気に満ちた魚市場があるほか、世界遺産の街並みを活かした雰囲気のよいレストランやカフェもたくさんあります。海老やタコのフリット、白身魚のグリル、ムール貝の酒蒸し、イカ墨リゾットなど、素材の旨味を活かした料理の数々は、美しいロケーションも相まってさらに美味しく感じられるでしょう。食事のお供には、土地の風土を活かしたクロアチア産ワインをぜひ。