オーロラ鑑賞
夜空に揺らめく、美しい光のカーテン「オーロラ」は、いつの時代も私たちを魅了してやみません。世界一周クルーズで出会う奇跡の絶景は、一生忘れられない思い出となることでしょう。
船上でオーロラを望む
北緯60~70度付近の「オーロラベルト」と呼ばれる一帯は、極地の夜空を彩るオーロラを鑑賞するのに適したエリア。アイスランドは国土の大半がその圏内に入っており、オーロラシーズンの訪れとともに、レイキャビクでも観測のチャンスが連夜訪れます。オーロラの出現する晴れ間を追いかけ移動できる船は、フットワークが軽くチャンスにも恵まれているうえ、周囲を360度見渡すことができる真っ暗な海の上はオーロラ観測に最適です。ひとたびオーロラが姿を現せば、理想的な環境でその姿を目に焼き付けることができます。
オーロラ観測には船が最適
オーロラ観測といえば、陸地のポイントでオーロラの出現を待つスタイルが一般的です。しかし天候の影響を受けることも少なくないうえ、雨雲ひとつで観測が中止になることもしばしば。氷点下の気温のもとで待ち続ける、身体的負担も気がかりです。その点、洋上では雲が流れやすく、晴れ間を求めて遭遇チャンスを増やすことができます。また、オーロラの出現まで、温かい船内で待機できるというメリットも。ときに激しく瞬き、ときにゆっくりと揺らめくオーロラ。夜空を彩る幻想的な光景に、言葉にはできない感動を覚えます。
オーロラを追いかけて
オーロラの観測に適したオーロラベルト圏内を航行する際には、“オーロラハンター”と呼ばれる観測のスペシャリストが乗船し、出現の可能性が高い晴れ間を求めてリアルタイムで進路を選びます。オーロラに関する講座も開催され、発生の仕組みに関するレクチャーやオーロラを撮影するためのテクニックなど、豊富な内容で観測をバックアップ。いざオーロラが出現したら、船内放送でアナウンスが入ります。オーロラ観測に照準を合わせ、オーロラを追いかけていく旅もまた、忘れられない思い出となるでしょう。
[特集記事]クルーズから見る神秘のオーロラ