場所や時間に縛られず、未知の体験を求めて
台湾観光局やカメラメーカーのアンバサダーとして活躍し、ときにはスポンサー企業から提供された車で3年ものバンライフを実現。旅と生活を切り離さないスタイルに、仕事を結びつける努力を続けながら、SNSを駆使して独自の視点を発信し続けるすずかさん。彼女が旅を通じて見つけた世界に迫ります。
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すずか
トラベルクリエイター
大阪府出身。大学時代からバックパッカーとして旅を始め、20歳で世界一周を達成。SNSマーケティングや映像制作を独学で学び、旅をしながら、好きな場所で仕事をするスタイルを確立している。
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初めての旅と世界一周への一歩
私の旅の始まりは、大学1年生のとき。フィリピン・セブ島で孤児院のボランティアに参加したことがきっかけです。初めて「世界には自分の知らないことがたくさんある」と感じ、もっといろいろな場所へ行ってみたいという気持ちが芽生えました。大学2年生では、初めてバックパッカーとして、マレーシアでの一人旅を経験。同じゲストハウスに泊まっていた世界一周中の若い旅人に衝撃を受け、「私も挑戦したい」と決意しました。そして大学3年生の冬休みに、約100日間をかけて、バックパッカーで世界一周を果たしました。
バックパッカー旅のリアル
初めての世界一周はとくに目的を定めた旅ではありませんでしたが、強いて言うなら「絶景めぐり」がテーマでした。ウユニ塩湖やマチュピチュなど、世界中の絶景を追いかけて旅をしました。でも毎日違う宿に泊まり、知らない人とドミトリーで寝泊まりする生活は緊張の連続。安心できる場所は少なく、その刺激が旅の魅力であり、大変さでもありました。 バックパッカーの旅は、自由と引き換えに「挑戦すること」を求められる旅だったと思います。
コロナ禍での転機とバンライフ
コロナ禍で海外へ行けなくなったことをきっかけに、私は石垣島に移住してダイビングショップで働きました。いつか世界への扉がまた開いたときに、「世界中の海に潜りたい」という夢と「旅を仕事にする」という目標に向けた一歩でした。 そして、石垣島の美しい自然にふれる中で、日本の魅力をもっと知りたいと思うようになり、軽トラックを改装して「バンライフ」を始めました。バンライフは「バン」(車)と「ライフ」(生活)を組み合わせた造語で、アメリカのフォスター・ハンティントン氏が提唱した言葉です。
バンライフの魅力
車中泊とは異なり、バンライフは「移動しながら生活する」というスタイルです。日本各地をめぐり、好きな場所で迎える朝や自然の中で飲むコーヒーの格別なひとときが、私の旅のスタイルをさらに広げてくれました。シンプルな生活の中で、小さな幸せに気づき、本質的な幸福度が上がった気がします。物質的な豊かさよりも、体験や自然と向き合う時間の価値を知ることができました。気がつけば、3年もの時間をバンライフで過ごしていました。
新たな世界一周の旅へ
バンライフの後、私は再びバックパックを背負い、世界一周の旅を始めました。現在はアフリカのケニアに滞在中です。将来的には、世界を旅して「ここだ」と思える場所に拠点を作り、サステナブルな暮らしや社会問題の解決に取り組む事業にも挑戦していきたいので、今回の旅はその「場所探し」です。アイスランドでは酪農を学び、ケニアではスラムの現状を知りました。観光地をめぐるだけではなく、その土地に深く入り込んで文化や課題を学ぶことで、私の旅の価値観も大きく変わりました。
新たなきっかけとなったピースボートとの出会い
旅の途中で、ピースボートの世界一周クルーズにも乗船しました。バックパッカーの旅は自由で刺激的ですが、その分、安心できる空間は少ないんです。一方、ピースボートは「動く高級ホテル」のような安心感がありました。船にはコース料理やサウナ、イベントが充実していて、洋上ではゆったりと過ごせます。寄港地では異文化にふれる旅を楽しみ、船に戻ると「大きな温かい家」に帰ってきたような安心感がありました。
ピースボートで得た学び
そしてピースボートでは、世界のさまざまな社会問題について学ぶ機会がありました。船内には世界各国から専門家や国連のスタッフがゲストとして乗船しています。その講演や支援活動の報告を通じて、「平和」について深く考えるようになりました。乗船前は意識していなかった「旅と平和」が、私の中で大きなテーマになりましたね。ここでの出会いによって、私の旅の目的や価値観はさらに広がりました。
現地のリアルを発信する意義
旅をしていると、ネットの情報と現実のギャップに驚くことがよくあります。例えば、ケニアは「危険」と言われがちですが、実際に訪れてみると人びとの陽気な人柄や若いエネルギーにあふれていて、とても魅力的です。このギャップを、私は「ニュートラルな視点」で現地から発信したいと思っています。その土地のもつエネルギーと、抱えている問題、光と影の両方をありのままに伝え、私の発信を見てくれた人が自分事としてとらえ、なにか動き出すきっかけを作れたら嬉しいですね。
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