ジブラルタル
ジブラルタル
「地中海の鍵」と呼ばれる海の要所
自然
カルチャー
イベリア半島にある英国の海外領土ジブラルタル。スペインと国境を接し、ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸、東は地中海、西はジブラルタル湾に挟まれた海の要所です。
シンボルの岩山へ
街から真っ先に目につく、ターリクの山。この岩山は、「ザ・ロック」と呼ばれ、ジブラルタルのシンボルとなっています。標高約430メートルの頂上からは、晴れれば海峡の向こうにアフリカ大陸を望むことができます。頂上へはハイキングコースが何本も整備されているほかロープーウェイも開通していて、ジブラルタル最大の観光スポットになっています。ザ・ロックの最南端は、「ヨーロッパ・ポイント」と呼ばれ、その陸地は波間から顔を出す岩を最後に、ヨーロッパ最果ての地を示しています。
ジブラルタルの歴史
地中海の出入り口を抑える戦略的要衝の地として、軍事上・海上交通上の要所であった「地中海の鍵」ジブラルタル。長い歴史の中で、さまざまな国がこの地をめぐり争ってきました。そのため、街にはかつてこの地を制圧した国の影響が色濃く見られます。モスクや教会が建ち、スペイン系住民が多い中で英国風のパブやカフェがあちこちにある様子は、モザイク社会そのもの。また、島には幾重にも伸びるトンネルなどの史跡があるほか、現在でも軍事基地が置かれたまま。長きにわたる領土問題を垣間見る機会となるでしょう。
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