02.09
世界一周旅行に必要な費用はどれくらい?準備費込みで解説
「いつか、世界一周旅行をしたい!」と考えていませんか?
世界一周旅行の魅力は言葉では簡単に表せませんが、一方で「費用はどれくらいかかるか」も気になりますよね。
この記事では、世界一周にかかる費用相場をエリア別、準備期間、旅行期間に分けて詳しくご紹介します。
目次
世界一周旅行の相場
世界一周旅行の相場はさまざまで、旅行会社や選ぶプランにより、次の要素が大きく異なります。
- 価格
- 期間
- 内容
旅のスタイル次第で世界一周旅行の費用は変動します。
たとえばラグジュアリークルーズのような2,000万以上のものに参加して世界一周する人もいれば、ヒッチハイクや知人の協力で費用を100万円未満に抑える人もいます。しかし、この相場はあくまで目安です。
クルーズで行く場合
クルーズでの世界一周旅行費用は幅広く、平均で約790万円から1,000万円程度 かかる傾向です。ただしクルーズ会社で割引を活用すれば、平均よりも費用を抑えて世界一周が楽しめることもあります。
クルーズには、主に次の費用が組み込まれています。
- 輸送運賃
- 客室使用料
- 食事代
- 船内イベント参加費 ※一部有料、現地払いなどあり
クルーズ旅行は予想外の出費を抑えやすいため、計画的に世界を巡れます。
ただ船に乗るだけで憧れの地を訪れられるに留まらず、時差調整も無理なく行えるでしょう。
飛行機で行く場合
飛行機で世界一周する場合、「ワンワールド」や「スター・アライアンス」など航空会社連合の提供する「世界一周航空券」の使用が一般的です。
「世界一周航空券」は平均価格で約34万6,950円から購入ができます。
ただし加盟航空会社の路線がない地域には行けない点と、宿泊費用や食事費用は別途必要である点に注意が必要です。
エリア別滞在費用相場
基本的にはどのエリアも1日2〜4万円ほどの滞在費用を見積もっておけば、快適な滞在ができるでしょう。
一方で各地域ごとの宿泊費や食費、観光費、移動費といった費用相場をある程度把握しておくと、より安心して世界一周旅行の計画が可能です。
次の章では、各地域ごとにおおよその滞在費用相場を解説します。
北米
アメリカとカナダからなる北米。
北米の食費をはじめとする滞在費用はヨーロッパと大差ないですが、中南米に比べると、特にゲストハウスやホテルの価格が高めに設定されている傾向です。
中南米
中南米での宿泊や食事は、北米やヨーロッパよりも比較的安価に抑えられます。
しかし「マチュピチュ遺跡」や「ウユニ塩湖」などの世界的にも知られている観光スポットを有しているため、移動にはかなりの費用がかかります。観光するかどうかで滞在費用が大きく変わるため、注意しましょう。
ヨーロッパ
ヨーロッパの滞在費用は地域により大きく異なります。
特に西欧や北欧、スイスは物価が全体的に 高い傾向にあり、特に食事費用 がかかりやすいです。一方で東欧は比較的物価が低く、東南アジアと同程度とされています。特に北欧や西欧で観光も楽しみたい場合は、行きたい場所を明確にしたうえで目安よりも費用を多めに用意しておくと安心です。
アフリカ
アフリカは広大な国土を持つ国が多いため、移動費を含んだ観光に費用 がかかる傾向にあります。
物価はナミビアや南アフリカなどのある南に行くほど上昇する 傾向です。
アジア
アジア地域は場所によりますが全体的に物価が安い傾向です。
ただし安価なゲストハウスは、衛生状況や虫の発生などの問題に悩まされる可能性があるため、宿泊先を選ぶ際には注意が必要です。
オセアニア
物価が高いことで知られているオセアニア地域では、外食1回の費用が特に大きく、レストランでの夕食とお酒で、平均して約1万円を超えることも珍しくありません。
世界一周旅行の準備期間に必要な費用
1年間の世界一周旅行の準備にかかる費用は、約37万円 が目安です。特に女性の場合、安全を確保するための出費が男性より多くなる傾向があります。
ここからは、世界一周旅行の準備期間中に必要な費用についてご紹介します。
生活必需品・旅行アイテム
世界一周旅行は長期間にわたるため、快適に過ごすためのアイテムが欠かせません。
基本となるのは、次のような貴重品や生活必需品です。
貴重品 | 生活必需品 |
---|---|
パスポート クレジットカード 日本円 滞在予定先の通貨 海外旅行保険証明書 | タオル 洗濯用品 滞在予定先の気候に合わせた衣類、靴 防寒着 洗面・衛生用品 |
また緊急時に役立つ医薬品やマスク 、虫よけのほか、雨具や日焼け止めといった天候や季節にあわせた日用品があると安心です。
さらに安全面を気にする人の場合は、セキュリティグッズも欠かせません。
旅の記録や情報収集したい場合、以下の旅行グッズも準備しておきましょう。
- カメラ
- スマートフォンの充電器
- ガイドブック
加えて、これらを収納するための使いやすく大容量のバッグやリュックサック、キャリーバッグも準備しましょう。
ワクチン
世界一周旅行において、ワクチン接種は感染症予防対策のために重要です。
特に一部の国では、入国時に予防接種証明書の提示が求められることがありますので、事前に必要なワクチンを確認し、接種の準備をしておく必要があります。
接種にかかる費用は通常、保険適用外で自己負担となります。
接種する医療機関によっても費用が異なるため、事前に医療機関へ確認しましょう。
ビザ
世界一周旅行では、訪れる国によってビザの申請が必要な場合があります。
例えば、オーストラリアへの旅行ではETAS(イータス)の申請 に20AUD(約1,800円)が必要です。
自身でビザ申請するのではなく申請代行会社を使う場合は、各社が提示する申請代行料金を支払います。
ビザの発給には時間がかかる場合が多いため、早めの申請をおすすめします。
海外旅行保険
世界一周旅行では、万が一の病気や盗難などの不測の事態に備えた海外旅行保険への加入が欠かせません。
保険料は年齢や旅行の期間によって大きく変動します。たとえば約100日間の世界一周クルーズの場合、約10万円~15万円程度の保険料がかかることもあります。
保険会社によって補償内容や料金が異なるため、海外旅行期間を網羅しつつ、自身に合う海外旅行保険を選びましょう。
世界一周旅行中に必要な費用
世界一周旅行を実際に始めたら、現地でどんな費用が発生するのでしょうか。ここでは旅行中によく発生する、さまざまな出費について紹介します。
移動費
世界一周旅行中の移動費は、国間や地域内のほか、滞在先から観光地への移動も考えた予算計画を立てなければなりません。
陸続きの地域ではバス代や電車代が、島国への移動などでは航空券代が発生します。
食費
食費はその国の物価によって決定することが一般的です。したがって一部の国では高額になることもあれば、他の国では比較的安価で食事が楽しめることもあります。
料理の楽しみを味わいつつ、自身の世界一周旅行の予算に合わせた食事選びが重要です。
宿泊費
予算を節約するためにドミトリータイプの宿泊施設を利用する選択肢がありますが、プライバシーの点から、プライベート空間を保てるホテルや民泊を選ぶ場合もあるでしょう。
ひとり旅なのか、誰かと一緒に行く世界一周旅行なのかも考慮したうえで、予算に合う宿泊先を選択することをおすすめします。
観光やお土産
世界一周旅行で、観光やお土産にも予算を割きたいと考える人もいるかもしれません。
美術館や博物館のように入場料がかかる観光地を多く訪れたい方や、アウトドア系アクティビティに挑戦したい方は、平均よりも多めの予算を見積もることがおすすめです。
また、お土産を購入する場合も事前にお土産にいくらかけられるかの予算を組んでおきましょう。
チップ
レストランやタクシーなどのサービスを利用した際、チップを払う国が多くあります。
チップはサービスを提供したスタッフに対して、感謝の意を表すためにスタッフへ渡すお金です。
レストランやタクシーでは料金の約18%が目安ですが、国によって割合が異なったり、チップがあらかじめお会計に組み込まれていたりするため、訪れる国のチップ文化を事前に把握することをおすすめします。
なお、国によってはチップを支払わないことでサービスに不満があると受け取られる可能性があるため、注意しましょう。
さいごに、おすすめの世界一周クルーズプランをご紹介します。
【2025年】おすすめ世界一周クルーズプラン紹介
1983年の初航海以来、100回以上のクルーズを実施し、8万人以上の参加者と共に世界200以上の港を訪れた経験を持つ「ピースボート」。
クルーズ旅行初心者にもぴったりのプランが多く、すべてのプランには日本人添乗員と医療スタッフが同行するため、安心して楽しめる旅を提供しております。
ここからは、2025年におすすめのピースボートクルーズプランをご紹介します。
北欧&アラスカコース
「北欧&アラスカコース」クルーズでは「アラスカフィヨルド」とノルウェー最長の「ソグネフィヨルド」の遊覧が楽しめます。
アラスカフィヨルドでは氷河が刻んだ深い谷と海が織りなす壮大な景色を堪能でき、さらにバンクーバーのような多彩で魅力があふれる地域への訪問が可能です。
地中海・中南米・南太平洋コース
2025年の「地中海・中南米・南太平洋コース」は地球の広大な舞台を巡る、見どころ満載の世界一周クルーズです。
歴史的なローマ遺跡のほか、アンデス文明、エジプト文明などの世界遺産にも認定された魅力溢れる場所にも訪れます。
南太平洋・南米・アフリカコース
人類の歴史と足跡をたどる魅力的な旅がコンセプトになっている、2025年の「南太平洋・南米・アフリカコース」。
ハワイから始まるクルーズでは、タヒチやイースター島のモアイ像、マチュピチュ遺跡など歴史的ロマン溢れる地域を訪れます。
さらにリオデジャネイロのカーニバルにも立ち寄るため、世界の多様な文化と自然の美しさに触れるチャンスです。