2024
03.08

最短1週間で行ける?世界一周旅行に必要な期間

クルーズガイド


世界一周旅行は、旅行者の夢といってもいいでしょう。しかし旅行計画を立てている中で「世界一周にはどのくらいの期間が必要なのか?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
世界一周旅行に必要な期間は、自分にとって何が大切かという優先順位や旅行手段など、さまざまな要因に左右されがちです。
そこで本記事では世界一周に興味のある方に向けて、さまざまな移動手段による旅行期間の違いについてご紹介いたします。
本記事で移動手段による世界一周旅行にかかる期間の違いを把握して、最適な計画を立てるために役立ててください。

世界一周とは文字通り「地球を一周する旅」のことです。世界一周の概念は幅広く、必ずしも多くの国を回る必要はありません。

一般的に太平洋と大西洋を各1回渡りし、再びスタート地点に戻ると「世界一周した」といえます。そのため東京を出発してイギリスとアメリカだけを訪れても世界一周旅行は成立します。

世界一周旅行の手段と必要な期間

世界一周するための旅行手段や必要な期間は人それぞれ。予定なしの自由な旅から、決まった期間内で世界一周の航路まで、選択肢も幅広くなりました。

本章ではクルーズ船と世界一周航空券、通常の航空券の3つの移動手段から、世界一周旅行に必要な目安期間を確認していきます。

クルーズで行く場合

海路を使うクルーズの場合、約100日ほど見積もれば世界一周旅行が可能です。
クルーズでの世界一周旅行は船上での生活が中心となるため、全旅程の大部分を豪華客船の上で過ごすことになります。

クルーズ会社ごとにプランは異なりますが、船上でのさまざまな出会いやイベントに参加することで自らの手で新しい体験を生み出すきっかけにもなるため、参加者にとって生涯忘れられない体験となるでしょう。

世界一周航空券を使って飛行機で行く場合

世界一周航空券を活用すれば、最短1週間から最長1年で地球一周の旅を実現できます。世界一周航空券とは、さまざまな国や地域を訪れられるチケットです。
「スターアライアンス」や「ワンワールド」といった主要な航空アライアンスから販売されており、各アライアンス加盟の航空会社を利用して世界一周します。
特に時間の制約があるという方にとっては、短い期間で世界一周するという夢を叶えられるため魅力的です。

世界一周航空券の有効期限は一般的には1年間のため、時間がある方のみならず、時間が限られている方でも効率的に世界を巡れます。

ただしクルーズ船とは異なり、搭乗可能な航空会社の選定や旅行ルート、日程、滞在先などを自身で事前に計画しなければなりません。
さらに大陸間の逆行は原則不可などの利用制限があるため、旅行者は西回りか東回りのいずれかを選ぶ必要があります。

飛行機で行く場合

各地で行きたい場所への片道航空券を買って飛行機で移動する場合は、1か月から期間無制限です。出発方向は自由ですので、訪れる国の数や各地での滞在期間を調整して、オリジナルの世界一周旅行が可能です。

特に格安航空会社(LCC)の利用でコストを抑えながらさまざまな国を訪問できるほか、自身の旅行スタイルに合わせたルートを自由に選べます。

最短1週間?最速で行く世界一周旅行

前述の通り、世界一周航空券を活用すると最短1週間〜2週間ほど見積もれば、世界一周旅行が可能です。
以下は世界一周航空券を使用して短期間で世界一周へ行く場合のルート例ですので、参考にしてみてください。

ルート例出発地12345678到着地
ルート1東京上海バンコクドーハパリロンドンロサンゼルス東京
ルート2東京シドニーホノルルトロントリママドリッドチューリッヒバンコクソウル東京
ルート3東京ロンドンニューヨーク東京
※東京=羽田空港・成田空港
※ルート2は東回り(日本から見て右回り)

とはいえ、せっかくの世界一周ですから、時間と旅の質を大切にし、人生が豊かになるような経験や体験を求める旅にしたいものですよね。
充実した世界一周旅行を実現したいという方は、短くても1か月程度の旅行期間を設けることをおすすめします。

地球1周は歩いて22年かかる?

昨今では海路や空路だけでなく、徒歩や自転車などでの地球一周挑戦も見かけることがありますよね。
地球を歩いて一周すると約4万kmの距離を進む必要があるとされており、期間としては約22年かかるといわれています。

厚生労働省の調査によると、日本人成人の1日の平均歩数は約7,000歩です。
この数字をもとに歩幅を70cmと仮定して計算してみると、1日に約4.9km歩いていることになります。このペースで歩き続けると、地球一周には歩いて約22年かかる計算です。

また人は生涯で地球一周分以上を歩くともいわれており、歩行のままならない乳幼児期を除いた3歳から歩数をカウントすると、25〜26歳のころには生涯歩数で既に世界一周以上歩いているという試算も出ています。

ただし、ここまでご紹介した計算は、あくまでヒトの平均的な日常歩数に基づき独自に計算したものです。
伊能忠敬が日本全国を歩いて地図を作成したように、旅行で新しい体験をするなどで歩数が増えれば、もっと短い期間で地球一周分を歩いたことになるかもしれませんね。

参考:厚生労働省 令和5年6月26日 第1回 健康づくりのための身体活動基準・指針の改訂に関する検討会 身体活動・運動に関するこれまでの取組について

【2025年】おすすめの世界一周クルーズプラン紹介

世界一周を落ち着いてゆっくり楽しみたい方や、移動中も生活しているかのような安心感を求めているという方には、世界一周クルーズを利用するのがおすすめです。
最後に当社ピースボートが主催する、2025年度おすすめの世界一周クルーズプランをご紹介します。

あらかじめ行く場所が決まっているだけでなく、旅行期間も107〜109日間とゆったりしていますので、自身の旅の目的や旅行期間にあわせた最適なプランを探してみましょう。

25年のプランを紹介

当社ピースボートがご提案する2025年の世界一周クルーズプラン概要を以下にまとめました。

ツアー名期間発着港船舶名ツアー行程概要
Voyage120 北欧&アラスカコース2025年4月~8月
107日間
横浜・神戸パシフィック・ワールド号・北欧5か国訪問
・アラスカフィヨルド探索
・ニューヨーク訪問
Voyage121 地中海・中南米・南太平洋コース2025年8月~12月
109日間
・地中海周辺の文化を探訪
・オーロラ観測チャンス
・南太平洋の自然美を満喫
Voyage122 南太平洋・南米・アフリカコース2025年12月~2026年3月
107日間
・東回りで南米・アフリカ大陸探訪
・南太平洋の島々を巡る

2025年4月出航 地球一周の船旅Voyage120(北欧&アラスカコース)

短くも美しい初夏の北欧の景色と、壮大なスケールの世界遺産に出会う世界一周クルーズプランです。

日本を出て、シンガポールやインドを経由しながらスエズ運河を通って、ヨーロッパ各地を訪ねます。その後、北欧の短い初夏を楽しみながら、北極圏を経て、中米~北米へと航海を進めます。アメリカでは、まさに息をのむほどの大パノラマが広がるアラスカフィヨルド遊覧へ。船旅ならではの絶景が楽しめるおすすめのコースです。

2025年8月出航 地球一周の船旅Voyage121(地中海・中南米・南太平洋コース)

自然が織りなす光のカーテン・オーロラや、世界各国の雄大な自然、世界遺産の街並みを巡る世界一周クルーズプランです。

洋上からオーロラを見られるチャンスは、イギリス・リバプールからアイスランド・レイキャビクへ航行する間の5回(5日間)。もし見ることができれば、きっと生涯忘れられない素敵な思い出になるでしょう。マルタやサントリーニ島、イースター島、タヒチ、ハワイなど、世界屈指のリゾートアイランドにも寄港するおすすめのコースです。

2025年12月出航 地球一周の船旅Voyage122(南太平洋・南米・アフリカコース)

地球の歴史が創り出した大自然の絶景や、豊かな大地で独自の文化を築く先住民族との出会いが楽しめる世界一周クルーズプランです。

壮大で見るものを圧倒する景色が広がる南半球の国や島を中心に巡ります。南太平洋の島々や、モアイ像で有名なイースター島、マチュピチュ遺跡のあるペルー、青い氷が美しいパタゴニアフィヨルド遊覧など、一生に一度は訪れたいスポットが満載のおすすめコースです。