2024
07.17

ハネムーンで世界一周できる?ルートや計画のポイントを紹介

クルーズガイド


ふたりの一生の思い出に残るハネムーンで、世界一周に憧れているカップルは多いかもしれません。しかし、世界一周旅行の計画を立てる際は、ルートや費用など検討するポイントが多く、時間がかかります。そこでおすすめしたいのが、世界一周クルーズ旅行です。

本記事では、ハネムーンで世界一周を計画するときのポイントをはじめ、世界一周のハネムーンでクルーズをおすすめする理由などを詳しく解説します。

ハネムーンとは、はちみつ(Honey)と月(Moon)を掛け合わせた言葉で、古代ヨーロッパの風習から「結婚後の甘い1か月」を表しています。この期間を利用してカップルで旅行をする機会が増えたため、日本では「ハネムーン=新婚旅行」が定着したといわれています。

ハネムーンは、カップルにとって絆を深める大切な時間であり、一生の思い出に残る特別な旅行です。これまでに見たことのない絶景や、初めて出会う多様な文化をふたりで共有しながら、非日常のひとときを過ごしてみてください。

世界一周ハネムーンを計画するときのポイント

ここでは、ハネムーンで世界一周を計画するときのポイントを4つ紹介します。

世界一周の期間

世界一周の期間は、旅行の手段によって異なります。飛行機で行く場合は、ふたりの旅行スタイルに合わせて期間は無制限です。フライトスケジュールだけで考えると最短1週間〜2週間でも世界一周旅行が可能ですが、ほとんど観光をする時間が取れないため、短くても1ヶ月程度の期間を予定しておくと良いでしょう。

一方、クルーズ船で行く場合は、約100日程度で世界一周旅行ができます。あらかじめ決められた航路で世界一周旅行をしていくため、当初予定していた期間からずれ込む心配がほとんどないのが魅力です。

世界一周のルート

日本から世界一周旅行をする際は、西回りのルートで行くのをおすすめします。西回りであれば、まずは東南アジア諸国を訪れることになり、短時間での移動が可能だからです。東南アジア諸国は、日本人観光客が多く、比較的ストレスを感じずに世界一周を始められるでしょう。

その後は、滞在先の社会情勢や治安、宿泊先、医療情報などを調べながら、安全に滞在することを第一にルートを決めていきましょう。

世界一周の目的・目的地

旅のテーマや体験したいアクティビティ、絶対に訪れたい国など、目的や目的地を明確にしておくと、より充実した世界一周旅行が楽しめます。特にハネムーンの場合は、ふたりで話し合いながら目的・目的地を決めるようにしましょう。

旅行が好きなふたりであれば、それぞれの行ってみたい国や食べてみたいグルメ、体験してみたい文化など、旅行の計画を立てているだけで楽しくなるはずです。

安全と健康

ハネムーンで世界一周をする場合は、安全面や健康面にも配慮しておく必要があります。事故や事件に巻き込まれてしまったり、どちらかが体調を崩してしまったりすると、せっかくのハネムーンが台無しです。

世界一周旅行の計画を立てる際は、安全でゆとりのあるルートを選び、ふたりの安全と健康を第一に考えてみるのもポイントです。

世界一周ハネムーンの費用

ハネムーンで世界一周旅行をする場合にかかる費用は、主に以下の内容によって変わります。

  • 予算
  • 期間
  • 移動手段
  • 希望する旅のスタイル
  • プラン(旅行会社手配の場合)
  • 求めるサービスレベルやランク

どの項目を最優先に考えてハネムーンを満喫するのかをふたりでしっかりと話し合い、お互いに納得したうえで費用を決めていくと良いでしょう。

ちなみにクルーズ船で世界一周旅行をする場合は、求めるサービスレベルやランクによって変動しますが、1名あたり約790万円から1,000万円程度が相場です。

クルーズ会社が提供する早期予約特典などの割引制度を利用すれば、もう少し費用を抑えた世界一周旅行が楽しめます。

世界一周ハネムーンでおすすめの行き先

次に、世界一周ハネムーンでおすすめの行き先を3つ紹介します。

レイキャビク(アイスランド)

ダイナミックな自然に囲まれた街・レイキャビクは、アイスランドの首都であり、歴史や文化を知ることができる建物が数多くあります。歩いてまわれるコンパクトな都市で、北欧ならではのかわいらしい街並みが特徴的です。

またレイキャビクでは、運が良ければ神秘的な光のカーテン「オーロラ」鑑賞ができるチャンスも。ハネムーンでオーロラを見ることができれば、ふたりにとって一生忘れられない素敵な思い出になるでしょう。

カヤオ(ペルー)

ペルー最大の港湾都市カヤオは、首都リマの近くに位置し、まさに海の玄関口として多くの人々が行き交っています。

1533年にインカ帝国を征服したスペインの雰囲気が色濃く残る世界遺産のリマ旧市街歴史地区をはじめ、マチュピチュ遺跡やインカ帝国時代の首都クスコなど、ペルーには魅力的な世界遺産が点在しています。カヤオは、歴史が紡いできた絶景・文化を楽しみたいカップルにおすすめの都市です。

ホノルル(オアフ島)・ヒロ(ハワイ島)

世界屈指のリゾート地としてよく知られているハワイ諸島は、ハネムーンでも人気の観光地です。なかでもホノルル(オアフ島)は、ワイキキビーチをはじめ、火山の噴火口ダイヤモンドヘッド、モンキーポッドの木があるモアナルアガーデンなど、ハワイを代表する観光スポットが目白押しの都市です。

一方ヒロ(ハワイ島)は、のんびりとした時間が流れ、先住民族や地元の人々との交流が楽しめます。キラウエア火山やマウナケア天文台など、ハワイの大自然が感じられる観光スポットも多く、ハネムーンでゆったりとした時間を過ごすのに最適な都市といえます。

世界一周ハネムーンにクルーズをおすすめする理由

世界一周ハネムーンにクルーズをおすすめする理由は、次の4つです。

食事や宿に困ることがない

クルーズ船で世界一周旅行をする場合は、常においしい食事と快適に過ごせる客室が用意されています。基本的にどちらもクルーズ料金に含まれているため、世界一周ハネムーンで食事や宿に困ることはありません。

移動時に大きな荷物を持たなくていい

クルーズ船で世界一周旅行をすれば、滞在先ごとに荷解きや荷作りをする必要がないため、大きな荷物を持って移動することなく、観光時は必要な手荷物だけを持って気軽に周遊できます。自分たちの客室から荷物を移動させることがないので、盗難のリスクが少ないのも魅力です。

何かあってもお医者さんが乗船している

クルーズ船には医師と看護師が乗船しています。万が一旅行中に怪我をしたり、体調を崩したりしても、すぐに診察や治療をしてもらえるため、安心して世界一周ハネムーンが楽しめるでしょう。

船内は退屈しない!豊富なイベント

クルーズ船内では大型スクリーンで映画を鑑賞したり、プールデッキでくつろいだりと、施設やアクティビティが充実しているため、移動中も退屈することはありません。また季節ごとの特別イベントや「洋上運動会」などの大規模イベントをはじめ、各国の文化体験や国際交流、ステージでのパフォーマンスショーなど、連日楽しいイベントが開催されています。

ふたりだけで船内を楽しむのはもちろん、他のお客さんとの交流も楽しむのもクルーズ船旅行の醍醐味といえます。

【2025~2026年】おすすめの世界一周クルーズプラン紹介

最後に、ハネムーンでおすすめのクルーズプランを紹介します。2025~2026年に世界一周の運航を予定している『パシフィック・ワールド号』で行くクルーズプランです。

地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122(南太平洋・南米・アフリカコース)

地球の歴史が創り出した大自然の絶景や、豊かな大地で独自の文化を築く先住民族との出会いが楽しめる世界一周クルーズです。

ハワイ観光には欠かせないオアフ島のホノルルや、南洋の楽園タヒチのパペーテ、モアイ像で有名なイースター島などの南半球の島々を中心に、ペルーの海の玄関口カヤオや、リオのカーニバルが開催中のリオデジャネイロなどに寄港。自然も文化も楽しみたいカップルにおすすめのコースです。

地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(北極航路 ヨーロッパ&中米コース)

数々の冒険家が挑戦した北極航路や、世界三大運河に数えられるスエズ運河とパナマ運河を通航する世界一周クルーズです。

2つのフィヨルド遊覧に加えて、北極圏最大の街トロムソ(ノルウェー)やフィヨルド観光の玄関口ホニングスヴォーグ(ノルウェー)、豊かな自然が体験できるレイキャビク(アイスランド)を訪れるなど、北極圏が満喫できる充実の内容です。さらに、リゾート気分が味わえるハワイ島のヒロや、オアフ島のホノルルなどにも寄港するため、ハネムーンにはぴったりのコースといえます。

地球一周の船旅 2026年8月 Voyage124(地中海・中南米・南太平洋コース)

108日間の航行中にアジアやヨーロッパ、北中南米などのさまざまな都市に寄港する世界一周クルーズです。

アイスランドでは、レイキャビクへの寄港はもちろん、5夜連続で洋上からオーロラが見られるチャンスがあります。さらに、アドリア海の真珠と呼ばれているドブロブニク(クロアチア)やガウディ建築で有名なバルセロナ(スペイン)、ペルーの海の玄関口カヤオ、世界有数のリゾート地オアフ島のホノルルなど、ハネムーンに人気の観光都市に多く寄港するコースです。