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世界遺産「マチュピチュ遺跡」の旅!歴史や見どころ、周辺観光スポットを徹底解説
今もなお、多くの謎が残る神秘に包まれたペルーの天空都市・マチュピチュ遺跡。一生に一度は行ってみたい人気の世界遺産として、多くの人が写真や映像でマチュピチュ遺跡を見たことがあるはずです。
本記事では、マチュピチュ遺跡の基本情報をはじめ、見どころやアクセス方法、観光時の注意点などを詳しく解説します。マチュピチュ遺跡観光が可能なおすすめの世界一周クルーズプランも掲載しているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
世界遺産「マチュピチュ遺跡」とは?
世界遺産「マチュピチュ遺跡」は、標高約2280m付近のアンデス山脈の山中に築かれた天空都市遺跡です。1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって偶然発見されたため、遺跡内の神殿や大広場、段々畑、住居跡などは、15世紀半ばのインカ帝国時代のままの状態で残っていました。
これほどの秘境の地になぜ大規模な都市を築いたのか、さまざまな説が唱えられていますが、今もはっきりとした答えは出ていません。多くの謎が残る理由のひとつに、アンデス文明は文字を持たなかったため、当時の様子を伝える文書などが残っていないことが挙げられます。
それでも、人類がつくり出した建造物の数々と豊かな自然が見事に融合したマチュピチュ遺跡は、世界中の人々を魅了し、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。
正式登録名 | マチュ・ピチュの歴史保護区 |
分類 | 世界複合遺産 |
国名 | ペルー |
登録年 | 1983年 |
平均予算(航空券) | 40万円~ |
マチュピチュ遺跡の見どころ
次に、マチュピチュ遺跡の見どころについて紹介します。さまざまな建造物が残るマチュピチュ遺跡のなかでも、特に観光客から人気のおすすめスポットを4つピックアップしました。
太陽の神殿
石組みで曲線を表現するなど高い技術を用いて造られた「太陽の神殿」。2つの窓があり、夏至の朝は南の窓から、冬至の朝は東の窓から、それぞれ太陽が差し込むように設計されています。そのため、暦に関連した建造物だと考えられていますが、真意は定かではありません。
太陽の神殿は中に入ることができないので周囲から眺めて、当時の様子をイメージしてみてください。
インティワタナ(日時計)
インカの公用語ケチュア語で「太陽を結ぶ場所」を意味する「インティワタナ(日時計)」は、マチュピチュ最大のパワースポットといわれています。遺跡のなかで最も高い位置に置かれたインティワタナは花崗岩でできており、高さは約1.8m。突き出た石柱の4つの角が東西南北を示しています。
どんな目的で建てられたのかは不明ですが、未知なるパワーを求めて、多くの観光客が石の上に手をかざしています。
見張り小屋
マチュピチュ遺跡全体を一望できる高台にある「見張り小屋」は、マチュピチュ遺跡の撮影スポットとして人気の場所です。一説によると、不審者や段々畑で働く人々を監視するために造られたといわれています。
見張り小屋でマチュピチュ遺跡を見渡しながら、インカ帝国地代に思いを馳せてゆっくりと深呼吸をしてみるのもおすすめです。
コンドルの神殿
「コンドルの神殿」は、自然の石に人工の石組みを積み上げたもので、翼を広げたコンドルの様子に似ていることから名づけられました。この神殿は、地上と天界を結ぶ神聖な場所とみなされ、特別な儀式が行われていたといわれています。
儀式以外にも、牢獄だったという説や拷問を行う場所だったという説など諸説あり、実際はどのように使われていたのかはまだ解明されていません。
日本からマチュピチュ遺跡への行き方
日本からマチュピチュ遺跡への行き方は次の通りです。
- 日本からリマ(ペルー)へ
- リマからクスコへ
- クスコからマチュピチュ村へ
- マチュピチュ村から遺跡入り口へ
まずは日本から飛行機に乗って、ペルーの首都リマまで移動します。現状は直行便がないため、アメリカなどで乗り継ぎが1回以上必要です。リマからは国内線を利用して、マチュピチュ遺跡の最寄りの空港がある都市クスコまで移動しましょう(日本からクスコまでの所要時間は平均32時間)。
クスコからマチュピチュ村までは、鉄道とバスを使います(クスコからマチュピチュ村までの所要時間は3時間30分〜)。マチュピチュ村から遺跡入り口まではシャトルバスを利用すると、約30分で到着します。
関連記事:日本からマチュピチュへの行き方完全ガイド!かかる時間や費用について
マチュピチュ遺跡の観光マナー・注意点
マチュピチュ遺跡内は火気厳禁のため、禁煙です。また、大きな荷物や食べ物、ペットボトル、ビニール袋などの持ち込みはできません。飲み物は水筒に入れて持参し、遺跡内でゴミを出さないようにしてください。その他、遺跡周辺の生態系を崩す行為なども禁止されています。ルールを正しく守って観光しましょう。
観光時は動きやすいカジュアルな服装で行動しましょう。高山病対策として、水分をよく摂る、アルコールや喫煙を控えるなど、万全の状態でマチュピチュ遺跡観光を楽しんでください。
マチュピチュ遺跡周辺の観光スポット
ここでは、マチュピチュ遺跡と同じ南米にある、訪れておきたい観光スポットを2つ紹介します。いずれも世界遺産に登録されており、世界中から観光客が訪れる人気のスポットです。
イグアスの滝
アルゼンチンとブラジルの国境に位置する「イグアスの滝」。世界最大の水量を誇る滝で、アルゼンチン側とブラジル側の両方で世界遺産に登録されています。特に、滝の最奥部にあたる「悪魔ののど笛」と呼ばれる部分は、約80mの高さから毎秒7000トンもの水が流れ落ち、大自然が生み出した圧倒的なスケールの絶景が楽しめるでしょう。
ブラジル側の展望台から眺めるだけではなく、ヘリコプターに乗って上空から眺めたり、ボートに乗って滝つぼまで近づいたりと、さまざまな方法でイグアスの滝を満喫してください。
ナスカの地上絵
ペルー中南部の乾燥した平原地帯に広がる「ナスカの地上絵」。ハチドリやコンドルなどの動植物をはじめ、700以上の幾何学模様が地上に描かれています。紀元前2世紀以降に、ナスカ文化の人々が残したと考えられていますが、どういった目的でどのように描いたのかはまだわかっていません。
それぞれの絵の全体像を把握するには、セスナ機などを利用してかなり高い位置から眺める必要があります。
【2025~2026年】マチュピチュ遺跡を経由するおすすめのクルーズプラン紹介
最後に、マチュピチュ遺跡を訪れるのに適したペルーの海の玄関口・カヤオに寄港するおすすめのクルーズプランを紹介します。2025~2026年に世界一周の運航を予定している『パシフィック・ワールド号』で行くクルーズプランです。
地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122(南太平洋・ 南米・アフリカコース)
地球が創り出した大自然の絶景や、豊かな大地で独自の文化を築く先住民族文化との出会いが楽しめる世界一周クルーズです。
ペルーのカヤオ以外にも、南洋の楽園タヒチのパペーテや、モアイ像で有名なチリのイースター島などの南太平洋の島々を中心に寄港。歴史的建造物が美しいウルグアイの首都モンテビデオや、タンゴ発祥の地といわれているアルゼンチンの首都ブエノスアイレス、リオのカーニバルが開催中のリオデジャネイロ(ブラジル)など南米を代表する都市にも訪れます。旅の後半ではアフリカ大陸にも立ち寄り、さまざまな動植物に出会えるチャンスも。自然も文化も楽しめるおすすめのコースです。
地球一周の船旅 2026年8月 Voyage124(地中海・ 中南米・南太平洋コース)
アジアやヨーロッパ、北中南米などのさまざまな都市に寄港し、地球の魅力を余すことなく体験できる世界一周クルーズです。
クルーズ旅ならではの体験として、アイスランドでは5夜連続で洋上からオーロラが見られるチャンスがあり、世界三大運河のスエズ運河とパナマ運河も通航します。さらに、ペルーのカヤオ以外にも、古代ローマ時代から交易で栄えたコーチン(インド)や古代エジプト王朝の歴史が残るサファガ(エジプト)、大航海時代に栄華を極めたポルトガルの首都リスボンなどにも寄港。世界の歴史と文明を知るのにぴったりのコースです。
地球一周の船旅 2026年12月 Voyage125(南極航路 アフリカ&南米コース)
南極航行を旅のハイライトに南半球をめぐり、地球が創り出した絶景の数々を全身で感じられる世界一周クルーズです。
約1週間の南極遊覧をはじめ、ペルーのカヤオはもちろん、神秘の巨木バオバブの木が林立するマダガスカル最大の港を擁するトアマシナや、アフリカの大地でたくましく生きる動物たちに出会えるポートエリザベス(南アフリカ)、まるで月面のような荒涼とした砂漠が広がるウォルビスベイ(ナミビア)、大航海時代に活躍したマゼランが発見した海峡のあるプンタアレナス(チリ)などにも寄港。南極航路の魅力がいっぱい詰まったコースです。
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