2024
09.12

オーロラが見える国は?おすすめの鑑賞場所や基礎知識、鑑賞時のポイントを解説

クルーズガイド


一生に一度は見てみたい神秘的な光のカーテン「オーロラ」。そんなオーロラが見える国はどこなのか知りたい人も多いかもしれません。

 本記事では、オーロラが見える国や場所とともに、オーロラに関する基礎知識やオーロラ鑑賞のポイントを詳しく解説します。最後にオーロラ鑑賞ができるおすすめのクルーズプランも紹介しているので、ぜひ最後までお読みいただき、次の旅の参考にしてください。

オーロラが見える国は、一般的にオーロラベルトと呼ばれる北緯65~75度周辺の国や場所です。ここでは、オーロラ鑑賞に適した都市を有する国や場所を5ヶ所紹介します。

ただし、ピースボートクルーズでオーロラ鑑賞できるチャンスがあるのは、本記事最後に紹介している夏クルーズのアイスランドとその周辺海域です。

アイスランド(レイキャビク)

国土の大半を火山や氷河が占める北欧の島国アイスランド。国土のほとんどがオーロラベルトのなかにあるため、比較的容易にオーロラを鑑賞することができます。

なかでも、首都レイキャビクは歩いてまわれるコンパクトな都市で、北欧らしいカラフルな街並みは散策にも最適です。日中はレイキャビクの市内散策を楽しんで、夜はオーロラ鑑賞のチャンスがある見どころ満載の都市です。

カナダ(ホワイトホース)

北部の一部がオーロラベルトに属するカナダは、年間で240日ほどオーロラが出現するといわれており、オーロラが鑑賞できる確率が高い国です。そんなカナダでおすすめの都市がホワイトホースです。ブリティッシュ・コロンビア州の北にあるユーコン準州の州都で、カナダの三大オーロラ鑑賞スポットのひとつとして人気があります。

オーロラ鑑賞以外にも、自然を活かしたアクティビティが楽しめるため、身体を動かすのが好きな方におすすめの都市です。

アメリカ(アラスカ)

国土の広いアメリカでは、アラスカ州でオーロラ鑑賞ができます。アラスカ州は内陸性気候で他の地域よりも晴天率が高く、年間を通して明るいオーロラが見られるのが特徴です。特に人工の光が少ない未開発の郊外はオーロラ鑑賞に最適な場所で、空一面のオーロラが見られるでしょう。

アラスカ州には、大自然のなかにある温泉リゾート「チェナ温泉」やマイナス7度に保たれた「アイスミュージアム」、全長573kmの観光列車「アラスカ鉄道」など、オーロラ鑑賞とともに訪れたいスポットがたくさんあります。

フィンランド(ロバニエミ)

国土の大部分を森林と湖が占め、「千の湖の国」とも称されるフィンランド。北部のラップランド地方では、冬季にオーロラが見られます。ラップランド地方のなかでおすすめの都市は、サンタクロースが住む街として有名なロバニエミです。

手つかずの自然が残るロバニエミは、オーロラ鑑賞はもちろん、フィンランド北部の料理の都としても知られています。トナカイのソテーや白身魚のグリル焼き、白夜の季節に収穫されたワイルドベリーを用いた地元料理など、フィンランドならではの美食が楽しめます。

デンマーク領グリーンランド(イルリサット)

カナダの北東に位置する世界最大の島グリーンランドは、オーロラを鑑賞できる確率が世界最高クラスといわれています。ちなみにグリーンランドは、国ではなくデンマークの自治領です。そんなデンマーク領グリーンランドのおすすめ都市が、世界遺産にも登録されているアイスフィヨルドを有するイルリサットです。

約4,000人が暮らしているイルリサットは、犬ぞりが重要な移動手段でホッキョクグマやアザラシなどの野生動物にも出会えます。部屋にいながらオーロラ鑑賞ができるホテルもあり、氷河とオーロラの両方を楽しめます。

オーロラに関する基礎知識

次に、オーロラが発生する条件や見える確率、オーロラ鑑賞のベストシーズンなど、オーロラに関する基礎知識を紹介します。

オーロラが発生する条件

オーロラが発生する条件は、次の3つです。

  • 太陽活動が活発化していること
  • 雲のない晴天であること
  • オーロラベルト(オーロラ・オーバル)にいること

この条件をすべて満たせば、オーロラが発生する確率は一気に上がるでしょう。それぞれの詳しい説明は別記事の「オーロラとは?基礎知識を詳しく解説!おすすめの鑑賞スポットや方法も紹介」をご覧ください。

オーロラが見える確率

オーロラは自然現象のため、前述のオーロラが見える条件を満たしていたとしても確実に見えるわけではありません。オーロラが見える確率は、オーロラ鑑賞を目的としたツアーを参考にすると、アイスランドは比較的見えやすいようです。

滞在日数や晴天日、訪問シーズンなどの条件によってオーロラを鑑賞できる確率は変わってくるので、あくまでも参考程度にとどめておきましょう。

オーロラのベストシーズン

オーロラのベストシーズンは、夜が長くなる秋~冬の季節です。国や地域によっては夏でもオーロラが出現しますが、日が沈んでいる時間が長い季節の方が見える確率も高くなります。
別記事「絶景オーロラ鑑賞!見るにはいつ、どこへ行けばいい?」ではそれぞれのスポットのベストシーズンについても紹介しているので、参考にしてみてください。

オーロラ鑑賞を楽しむために知っておきたいポイント

オーロラ鑑賞を楽しむために知っておきたいポイントとして、鑑賞時の服装とオーロラ撮影のコツについて紹介します。

鑑賞時の服装

オーロラを鑑賞するときは気温が低いため、防寒対策をしっかりとしましょう。防寒のポイントは、薄手の衣類を重ね着することです。何着も重ねると、空気の層が作られて断熱効果が高まるといわれています。

寒さが苦手な人は、アラスカやカナダではなるべく皮膚を露出しないことも大切です。帽子やマフラー、手袋などを身に付けつつ、どうしても出てしまう顔部分などは保護クリームを塗っておくのもいいでしょう。

撮影のコツ

オーロラ撮影のコツは、次の3つの機能が備わった一眼レフカメラもしくはデジタルカメラで撮影することです。

  • シャッタースピードのコントロール
  • レンズの明るさ(F値)と画角
  • ISO感度のコントロール

それぞれの詳しい説明は別記事の「絶景オーロラ鑑賞!見るにはいつ、どこへ行けばいい?」をご覧ください。

オーロラ鑑賞にはクルーズがおすすめ!

オーロラベルト内を航行するクルーズであれば、洋上からオーロラを鑑賞することができます。ここでは、クルーズでオーロラ鑑賞をするメリットを3つ紹介します。

鑑賞できるチャンスに恵まれている

クルーズは、晴れ間を探してオーロラが発生しやすい場所まで移動することができます。オーロラを追いかけて移動するため、オーロラを鑑賞できるチャンスに恵まれています。

もしオーロラ鑑賞の時間帯に曇っていたとしても、移動しているタイミングで晴れる可能性もあるため、最後まであきらめずにオーロラの出現を待ちましょう。

オーロラ出現まで暖かい船内で待機できる

クルーズではオーロラが出現するまでのあいだ、暖かい船内で待機できます。個別の客室をはじめ、レストランやバーなどの船内施設も待機場所として利用できる点がおすすめです。

クルーズは寒さに耐えながら待機する必要がないため、寒さが苦手な方や体力に自信のない方でもオーロラが出現するまでの時間を快適に過ごせます。

海上を360度見渡せる理想的な環境である

海上では、オーロラをさえぎる建物や山などがなく、360度見渡せる理想的な環境です。どの方角にオーロラが出現したとしても、見逃してしまう心配はほとんどありません。地上に比べて視野が広いので、オーロラを鑑賞できるチャンスも高いといえます。

【2025年】オーロラ鑑賞ができるプラン紹介

最後に、2025年にオーロラ鑑賞ができるクルーズプランを紹介します。それは『パシフィック・オーシャン号』で行く「地球一周の船旅 2025年8月 Voyage121(地中海・中南米・南太平洋コース)」です。

このコースでは、洋上からオーロラが見られるチャンスは5日間(5回)。航行中は、晴れ間を探しながらオーロラを追いかけて移動するため、オーロラが見られる確率が高いクルーズプランです。もし洋上でオーロラを見ることができれば、あなたにとって忘れられない素敵な経験になるでしょう。

オーロラ鑑賞以外にも、石灰岩で築かれた都市バレッタ(マルタ)や、ガウディ建築が数多く残る芸術の街バルセロナ(スペイン)、謎の巨石モアイ像が見守るイースター島(チリ)などの世界遺産の都市にも寄港します。一生に一度は見てみたいオーロラ鑑賞のチャンスとともに、世界各地の雄大な自然や街並みが堪能できる世界一周クルーズプランです。