第79回地球一周の船旅(北欧とバルト海をゆく地球一周)
クルーズレポート
2013年7月12日 第79回ピースボート「地球一周の船旅」帰航
4月1日に横浜を出港してから103日間。旅はいよいよ「ゴール」を迎えます。約100日——長旅だと思っていたけれど、楽しいときはあっと言う間に過ぎてしまうもの。出航の日に見送った横浜港が見えてきました。デッキには続々と参加者の皆さんが集まってきます。申し合わせたわけではないけれど、皆さん気がつけばデッキへと足が向かうよう。あちこちで人の輪が生まれます。「また会おう!」 「100日間ありがとう」たくさんの声が行き交います。懐かしい横浜港はもうすぐそこ!第79回ピースボート地球一周の船旅も、まもなく終了です。さあ、これからまたそれぞれに新しい日々が始まります。
2013年7月7日 ピースボート「こどもの家」卒業式
本日は、ピースボート洋上の保育園「子どもの家」の卒園式。先生から子どもたちひとりひとりに卒業証書が渡されます。……でもよく見ると何かヘン。ばっちり正装した子どもたちの後ろに着ぐるみや、青鬼(?)が。実はこちらの皆さん、子どもたちのお母さん。「楽しい式にしたい」というお母さんたちのアイデアでこうなったそう。ちょっぴり恥ずかしそうですが、大丈夫、よく似合ってますよ(笑)「子どもの家」の仲間たちとももうすぐお別れ。でも、絶対また会おうね!そんな約束も交わして、本日、洋上の子どもの家を卒園します!
2013年7月3日 洋上ゆめ文化祭
ピースボートの洋上の”代名詞”とも言える自主企画ですが、これを通じて新しいコトにチャレンジした、という参加者も多いもの。今日はその集大成の発表の日。その名も「洋上ゆめ文化祭」の開催です!ブロードウェイラウンジでは「ステージ部門」が行われました。まずはフラダンス・チームの皆さん。優雅な身のこなしと穏やかな笑顔に、何とも幸せな気分になります。他にも、三線同好会や南京玉すだれ、社交ダンス・チームの皆さんによる成果が披露されました。皆さんの表情から本当に楽しんでいる様子が伝わってきて、客席まで笑顔に包まれます。船旅の成果を存分に味わう、すばらしい時間となりました。
2013年7月1日 洋上ミュージカル『A COMMON BEAT』
この間、約1ヶ月ほど船内で練習を重ねてきた洋上ミュージカル『A COMMON BEAT』がいよいよ開演です!『A COMMON BEAT』は異文化理解をテーマにした舞台。キャストは大陸ごとに分かれ、それぞれが自分たちのカラーを持ち、それぞれの文化や主張を訴えます。最初は平行線をたどる各大陸の主張。しかし異なる文化・価値観を受け入れることで新たなリズムが生まれ、いつしか同じ鼓動(COMMON BEAT)を刻みます。歌やセリフはもちろん、ダンス、表情、視線、指先まで、全身で表現。躍動感あふれる舞台に、大きな大きな拍手が送られます。また一つ、地球一周の大切な思い出ができました。
2013年6月30日 GETプロジェクト発表会
地球一周の旅を通じて英語・スペイン語を学ぶGET(Global English / Espanol Training)の集大成とも言える、GETプロジェクト発表会が開催!受講生の皆さんが、この3ヶ月の成果を発表します。どんなスタイルで何を発表するかは、グループごとにそれぞれ。その表現方法や内容にも注目です。地球一周で訪れた土地での体験を、絵本やフォトジャーナルとして発表したグループも。発表会を通じて、言葉の力やコミュニケーションツールとしての外国語の面白さを再確認した、という方も多かったよう。「帰国後も『ことば』を学ぶことは続けていきたい」そんな声も多く聞かれました。
2013年6月25日 マンサニージョ(メキシコ)寄港
本船は今クルーズ最後の寄港地、メキシコ・マンサニージョに寄港。さっそく、街の散策へ出かけます。ここも古くからのリゾート地だからでしょうか、穏やかな空気が流れています。とはいえ、路地裏はラテンアメリカらしいちょっと雑多な雰囲気。でも、こういう雑多な感じに懐かしさや落ち着きを感じます。世界の街並みを歩く楽しみは、こんなところにあるのかもしれません。街並みを楽しんだ後はタクシーで20分ほどのビーチへ。メキシコのリゾートに来たからには、やはりビーチに来ないことには始まりません。地球一周最後の寄港地で楽しい思い出をいっぱい作って、旅はいよいよフィナーレへ向かいます!
2013年6月23日 本当の知恵を求めて
洋上講座に、フォトジャーナリスト・桃井和馬さんが登場!!世界の戦争や紛争、環境破壊の「現場」を見つめ続けてきた桃井さん、「知恵と知識の違いとは?」そう問いかけます。そのヒントは自然界にこそあると桃井さんは言います。例えとして挙げたのは、ある蛇の生態について。爬虫類を捕って生きるこの蛇は、毒を持ったカエルは決して食べません。言葉を持たない蛇はどうやってこの情報を伝達しているのでしょう。桃井さんの言葉に改めて、私たちが歩んできた歴史と営みに思いを馳せます。桃井さんのアツい語りにワクワクする、充実の90分となりました。
2013年6月22日 アカプルコ(メキシコ)寄港
本船はメキシコ、アカプルコに寄港しました。ここから訪れたのは、港から南東約30kmほどに位置するトレス・パロス・ラグーン。アカプルコ湾の3倍もの広さを誇るという淡水ラグーンをボートで遊覧します。ボートに乗り込んで、出発!美しいマングローブ林の間をゆくのは、ちょっとした探検気分。ラグーンの奥で船を停めると、ガイドさんは水の中へ。ラグーンに手を入れ、ぎゅっと掴んだのは底の泥。「ミネラルたっぷりで泥パックに使うと、お肌がつるつるになるんですよ」 これを聞いて、顔への泥パックに挑戦する方も。美しい自然とビーチリゾーを満喫する1日になりました。
2013年6月21日 私の名はリゴベルタ・メンチュウ
ノーベル平和賞を受賞した人権活動家、リゴベルタ・メンチュウさんが洋上講座に登場!!ご自身の経験や人権・平和への思いについてお話しいただきました。欧米列強や軍事政権による激しい先住民族弾圧が行われた中南米諸国。中でもグアテマラでは、”中南米最悪”と呼ばれるほどの強制労働や弾圧、虐殺が繰り返されました。リゴベルタさんは軍政に対抗する「農民統一委員会」に参加。同様の差別や弾圧が繰り返されてきた中南米諸国の先住民族に連帯を呼びかけ、国連に働きかけるなど、先住民族の人権回復や真相究明に尽力してきました。リゴベルタさんの数々の言葉を胸に刻む、大切な1日となりました。
2013年6月20日 プエルトケツァル(グアテマラ)寄港
地球一周の船旅は、グアテマラの港町プエルトケツァルに寄港しました。ここから訪れたのは、世界遺産アンティグア・グアテマラ。1773年までグアテマラの首都だった街とあって、石畳からも深い風情を感じます。1773年の大地震によって大きな被害を受け、当時の政府は現在のグアテマラシティに遷都。市庁舎だったという建物も、18世紀当時のままに残されています。美しいアーチや柔らかな色遣いに、思わずため息。街を少し離れ、「十字架の丘」と呼ばれる高台へ。ここからはアンティグアの街並みが一望できます。先ほどまで歩いていた街並みも、こうして見るとまた違った表情を見せてくれます。
2013年6月18日 ORIGAMIが創る平和
洋上企画に登場したのはパナマから本船に合流した「オリガミスタ」の皆さん。オリガミスタとは、ベネズエラ折り紙協会に所属する皆さんの愛称なんです。ベネズエラ折り紙協会は1968年、ベネズエラ在住の日本人造形作家タカコ・デ・ブラチョ氏によって設立されたのだそう。発足から40年以上を経て、今ではベネズエラ全土にたくさんの”オリガミスタ”がいるといいます。折り紙=日本というイメージを抱きがちなだけに、なんだか嬉しいですね。企画の後半では、もちろん折り紙の解説も。私たちが親しんでいる、正方形の折り紙を折るスタイルとはちょっと異なるものもあるよう。これもまたオモシロイところ!
2013年6月16日 パナマ運河通航
地球一周の船旅のハイライトの一つ、パナマ運河通航の日を迎えました。運河手前でしばらく順番を待ち、船はゆっくりと運河入口へと進みます。最初の閘門に到着。一つ先の門との水位の違い、わかるでしょうか?そして前方、二つ先の門にある船の高さ!! パナマ運河では”船が階段を昇る”といわれることにも納得です。後方の水門が閉まり、船が前後の水門に挟まれたプールに入りました。そこに200億トンもの水が注ぎ込まれ、船は徐々に水位を上げていきます。大迫力の光景に、運河通航をデッキで見守る参加者からも歓声があがります。船は1日をかけて運河を通航。船旅のロマンを体感する1日となりました。
2013年6月15日 クリストバル(パナマ)寄港
オーシャンドリーム号はパナマ運河のカリブ海川の入口にあたる港町、クリストバルに寄港しました。ここからは、パナマ運河を間近に見るツアーに参加します。カリブ海側の3つの閘門のひとつ、ガトゥン閘門を見学。水門によって区切った「プール」の水位を使って、船を上下させる階段式のパナマ運河。ちょうど大きな貨物船がガトゥン閘門へと入ってきました。ホントに通れるの?と心配になってしまうくらい、両岸ギリギリです。運河を通航する船は、このパナマ運河の大きさを一つの基準に創られているそう。しかし、ハラハラする光景です。さぁ、明日はいよいよ、オーシャンドリーム号で運河通航です!
2013年6月14日 ドラムワークショップ
ベネズエラで、音楽やアートを通じて人々の社会参加を促す「マデラグループ財団」の代表をつとめるノエル・マルケスさんによるワークショップが開催!プロのミュージシャンとしても活動するノエルさん、この洋上ワークショップのためにと大きな「エコドラム」を携えてご乗船いただきました。エコドラムの起源は、石油パイプを輪切りにし革を張ったもの。リサイクルから生まれた楽器のため、こうした名前がついたそう。このエコドラムが船内でこれからどんなムーブメントを作り出していくのか、注目です!
2013年6月7日 洋上大運動会
爽やかな青空の下、地球一周の一大イベント・洋上大運動会の開催です!いよいよ競技スタート。まずは、3人1組で背中をくっつけてデッキを一回りする「くっつきリレー」です。求められるのは、足の速さでも体力でもなくチームワーク。慎重に、かつ素早く!その後も障害物競走や玉入れ、応援合戦など、洋上ならではの工夫を凝らした競技が繰り広げられます。そして、最後の競技は綱引き。あらん限りの力を振り絞って綱を引きます。優勝は、1868ポイントを獲得した黄団!黄団には優勝賞品として、洋上居酒屋「波へい」の特別お食事券が授与されました。さあ、チーム関係なく、今夜は波へいで打ち上げです!
2013年6月11日 ラグアイラ(ベネズエラ)寄港
地球一周の船旅は、ベネズエラの港町ラグアイラに寄港。今回は、この間船内を大いに盛り上げてくれたベネズエラ青少年オーケストラのメンバーが音楽を学んだ、エル・システマの音楽教室を訪問します。エル・システマは、ベネズエラが国をあげて取り組む音楽教育プロジェクト。受講生は無料で音楽を学ぶことができます。現在では、30万人以上の子どもたちが参加しているというからスゴイ規模です。日本で募集し船に積み込んできた楽器を、エル・システマで学ぶ子どもたちに手渡します。大きな楽器も日本から持って来られるのは、船だからこそですね。子どもたちの未来にも期待が高まります。
2013年6月5日 ノルディックウォーキング
ダンスや卓球、サッカーなど、身体を動かす企画が人気の船内。こちらもそうした人気企画の一つ、ノルディックウォーキングです。専用のポールを持って歩くことで、通常のウォーキングよりもしっかり身体が使えるそう。姿勢や足の運びといったフォームも自然と整うため、身体の可動域が大きくなるのも特徴です。運動経験を問わず、それぞれの体力や筋力に合わせて運動できるため、世界中で愛好者急増中なんだとか。とはいえ、洋上で楽しめることなんてそうそうありません。大海原を眺めながらのウォーキング。何とも贅沢……。こんな体験も船旅ならではです。
2013年5月31日 エル・システマ洋上コンサート
貧富の差が大きく、貧困から犯罪に走る子どもたちも少なくないベネズエラで、子どもたちに夢や目標を持ってもらおうと始まった、無料の音楽教育プログラム「エル・システマ」。現在は国をあげて取り組んでおり、ベネズエラ全土で30万もの子どもたちが参加していると言います。今晩は彼らの「ハジメマシテ」のご挨拶も兼ねてのコンサート。曲目もラテンミュージックがメインです。日本ではあまり聞かない旋律ですが、軽快で、楽しくて、かと思えば哀愁たっぷりなメロディもあって、どの曲もドラマチック。これからしばらくの間、この青少年オケの皆さんと一緒に旅をします。皆さん、よろしくお願いします!
2013年5月30日 ベルファスト(北アイルランド)寄港
地球一周の船旅は、北アイルランド・ベルファストに寄港しました。ここから向かったのは、世界遺産ジャイアンツ・コーズウェー!地面から伸びる無数の六角柱群は、この土地の火山活動によって自然と生まれたもの。あまりに不思議な光景に、ここから巨人伝説が生まれ「ジャイアンツ・コーズウェー(巨人の石道)」という名前が付いたそう。不思議な六角柱は山の上の方まで続きます。地球の不思議と神秘を堪能する1日となりました。
2013年5月28日 ソグネフィヨルド遊覧
オーシャンドリーム号は、いよいよ今クルーズの一番のハイライト、ノルウェーのソグネフィヨルドへ!昨日は曇り空でしたが、本日は快晴!素晴らしい青空が広がりました。切り立った山々が連なるフィヨルド周辺は1年を通じて曇りが多く、こんなに晴れる日は数えるほどなんだとか。流れる氷河が少しずつ山間を浸食し、生まれるフィヨルド。ここまでの規模になるまでには、数万年〜数十万年もの時間を要するといいます。数百メートルから、ときに千メートルを超える切り立った山のすぐ横をすり抜けるように船は進みます。ソグネフィヨルド、大満喫の1日となりました。
2013年5月27日 ベルゲン(ノルウェー)寄港
オーシャンドリーム号は、ベルゲンに寄港しました。船を降りて向かったのは、世界遺産・ブリッゲン地区。カラフルな木造建築が並ぶ可愛らしい景観は、まるで絵ハガキのようで、とってもキュートです。ハンザ同盟の時代は倉庫だったというこれらの建物。現在は家屋やお土産物屋さんになっています。こんな風に、歴史ある世界遺産が今も現役で街として使われているとは驚きです。表通りの景観が有名ですが、裏側の景色も魅力的。よく見ると、建物同士がぴったりくっついていたり、お互いに寄りかかっていたりするんです。それって大丈夫?と少し心配になりますが、ちゃんとバランスが取れているのだそう。
2013年5月26日 洋上将棋大会
普段はゆったりとした時間が流れる本船8Fのプロムナードエリアですが、今日は少しピリッとしたムード。それもそのはず、「洋上将棋大会」が開催されているんです!会場にはギャラリーもたくさん。対局中の盤面を覗き込み、固唾を飲んで勝負の行方を見守ります。さあ、いよいよ決勝戦。決勝は言わば”洋上のタイトル戦”、将棋のタイトル戦と言えばお馴染みの大盤解説も登場。ここまで勝ち上がったお二人がスゴイのはもちろんですが、解説者を引き受けてくれた方もスゴイ。それぞれの手の意図や、一手一手めまぐるしく変わる戦況を的確に解説してくれます。う〜ん、将棋って深い。そしてオモシロイ!
2013年5月24日 コペンハーゲン(デンマーク)寄港
地球一周の船旅はデンマークの首都コペンハーゲンに寄港。こちらは、コペンハーゲンの名所、言わずと知れた人魚像です。童話『人魚姫』を著したアンデルセンがこの街出身であることから作られたもの。1913年に彫刻家エドワード・エッセンによって作られました。そして、コペンハーゲンと言えばこちらも有名。ニューハウンです。運河沿いに並ぶカラフルな建物は、歴史有る木像建築。それにしても、ホントに徹底的にオシャレ。停泊するボートまでもオシャレです。豊かな自然と共存する、洗練された街並み——北欧らしさを存分に堪能するコペンハーゲン散策となりました。
2013年5月22日 リガ(ラトビア)寄港
地球一周の船旅は、ラトビアのリガに寄港。一昨日寄港したエストニアと並びここもバルト三国のひとつです。港からリガ市街地へも歩いてすぐ。ここリガ旧市街も先日のタリン同様、ユネスコ世界遺産に登録されています。タリンはとにかく可愛らしい印象でしたが、こちらはタリンより少しシックな感じでしょうか。しばらく行くと目前に現れたのは聖ペテロ教会。建造が始まった13世紀頃から今日まで、リガのシンボルになっているそう。街をあちこち散策して、船へと戻ります。夕日に照らされる美しい街並みをのぞみながら出港。バルト海をゆくオーシャンドリーム号。目指す港はコペンハーゲンです。
2013年5月20日 タリン(エストニア)寄港
バルト海をゆくオーシャンドリーム号。本日はバルト三国・エストニアのタリンに寄港しました。船を降りて向かったのは旧市街、街をぐるりと囲む城壁沿いを行くと、旧市街への入口が見えてきました。重厚な城壁に歴史を感じます。城壁をくぐり、旧市街へ。こうした城壁の街はヨーロッパに数多くありますが、タリンはその中でも最も保存状態が良いとされる場所のひとつ。この素晴らしい保存状態と、歴史的価値からタリン旧市街は1997年、ユネスコ世界遺産にも登録されています。重厚な城壁とは打って変わってその内側にはカラフルで可愛らしい家が並び、どこを切り取っても絵になります。
2013年5月19日 ヘルシンキ(フィンランド)寄港
地球一周の船旅は、北欧フィンランドの首都ヘルシンキに寄港。緑豊かなフィンランド。ここヘルシンキもフィンランドの中心となる首都でありながら、緑が多くたいへん美しい街です。今回はそんなヘルシンキ郊外にある「ヌークシオ国立公園」でハイキング。美しい湖。湖面が鏡のように青空を映し出します。この景色、どこかで見たことあるような……という方、映画通ではないでしょうか?ここはヘルシンキが舞台の映画『かもめ食堂』にも登場した場所なんです。ハイキングの後はヘルシンキ市街散策へ。フィンランドの美しい緑と街並みを心ゆくまで堪能する1日となりました。
2013年5月18日 サンクトペテルブルグ(ロシア)寄港
本船は、バルト海の最深部に位置するサンクトペテルブルグに寄港しました。訪れたのは、カラフルなタマネギ屋根で知られる「血の上の救世主教会」。特徴的な外観もそうですが、内部の壮麗な装飾も見逃せません!この装飾、小さなタイルを貼り合わせたモザイク画になっているんです。その精巧さ、美しさにはただ息をのむばかり。続いてはお土産物店へ。ここでの注目はマトリョーシカです。絵柄や大きさもバラエティに富んでいてオモシロイ!!ちなみにマトリョーシカの原型は日本のコケシなのだそう。日本で帰国を待つ、家族・友人の皆さん、かわいいマトリョーシカを連れて帰ります。どうぞお楽しみに!
2013年5月14日 パーティー&ディナー
ル・アーブルを出港し、船は北欧圏へと進みます。北欧への期待が高まる中、今夜は久々のパーティー&ディナー開催!普段はカジュアルな船内も、この日はちょっと特別。夕食もちょっとだけオシャレに。その名も「ヨーロピアンディナー」。こちらは前菜の「パテ・ド・カンパーニュ ガーリックトースト添え」。濃厚なパテとパリパリのガーリックトーストが絶妙です。ガスパッチョ(冷製スープ)、メインの「アトランティックサーモンの白ワイン蒸し」と続き、デザートはチョコレートブラウニー!さくさく、しっとり、濃厚で身体に染み渡るような優しい甘さ、そしてカカオのほろ苦さ……う〜ん、幸せ!!!
2013年5月12日 ル・アーブル(フランス)寄港
本船はフランス北西部の港町、ル・アーブルに寄港しました。さっそく港を出て街を散策しますが、何でもない街角もやっぱりどことなくお洒落。「フランスはとにかく、何でもお洒落なんだよ」とどこかで聞いたような覚えがありますが、実際にフランスの街に立ってみると頷けます。ル・アーブルの街は、第二次大戦時の空爆により一度は壊滅状態に。その後、建築家オーギュスト・ペレによって再建されました。現在ではこうした歴史的経緯も評価され、街全体が世界遺産に登録されています。こちらは毎週日曜日に立つ朝市。鮮やかな野菜や果物が並びます。トマトにパプリカ、ナス……どれも本当に美味しそう!!
2013年5月10日 ビジネスが良い社会を作る?〜企業と社会倫理〜
自然派の化粧品や石けんなどを取り扱っていることで、日本でも人気のブランド「LUSH」。ここで「Ethics Director(倫理責任者)」を務めるのが水先案内人、ヒラリー・ジョーンズさんです。自然派のコスメを販売するだけでなく、様々な社会運動に携わるLUSHの事例を元に、企業の社会的責任や、地球や人びとにより優しい社会を作るビジネスについてお話しいただきました。地球一周を終えたら、どんな仕事をしよう?若者たちを中心に、そう考えている方も多いもの。そんな皆さんにLUSHの理念や取り組みは、大きな刺激となったよう。ビジネスと社会、仕事と生き方について考える、そんな講座となりました。
2013年5月9日 洋上紅白歌合戦
初夏の地中海をゆく船の上で、「洋上紅白歌合戦」が開催されました。こちらは紅組より、洋上水彩画教室の講師をつとめる仁張明男さん。歌ったのは松田聖子の『Sweet Memories』。男性が、女性歌手のバラードを歌い上げるイキなパフォーマンスで会場の空気を一気に引き込みます。続いて白組から、フランク・シナトラの『My Way』を熱唱したのは高橋悌子さん。伸びのある素晴らしい歌声をご披露いただきました。会場は超満員。皆さん、写真を撮って、動画を撮って、歓声を送って、拍手喝采の大盛り上がり。厳正なる審査の結果、勝ったのは紅組!……とはいえ本当に僅差の勝負、素晴らしい夜となりました。
2013年5月8日 世界がもし100人の村だったら〜成り立ちと教育〜
水先案内人で、作家・翻訳家の池田香代子さんによる講座。講座のタイトルにもなっている『世界がもし100人の村だったら』は、世界の情勢や経済格差、多様性を”100人の村”という規模で捉え直すものとしてベストセラーとなりました。池田さんはこの『世界がもし…』の再話を手がけたほか、「100人の村基金」を設立し、貧困状態にある世界の子どもたちへの支援活動も行っています。講座で語っていただいたのは、この本がもたらした影響と、世界から見える日本の姿。例えば、批判の声も多い日本の教育制度。まだまだ続く池田さんの講座に、ますますの注目が集まります。
2013年5月8日 メディアと平和
サラエボ出身の水先案内人ブラディミール・ブラティックさんによる講座。そのテーマは「メディアと平和」、メディアと戦争、そして平和構築との関係について語りました。ご自身の生い立ちに始まり、話題は1992年から始まった紛争へ。かつての仲間たちも戦火を逃れ、「世界中に散り散りになった」と言います。この紛争にメディアがどんな役割を果たしたのか。時に人びとの意識をコントロールし、争いへと駆り立てる側面もあったと語ります。講座後半、話題はSNSに。既存のメディアと新しいメディアはどんな役割、有効性を持つのか——誰もが”発信者”となり得る時代だからこその、興味深い講座となりました。
2013年5月6日 バルセロナ(スペイン)寄港
地球一周の船旅はスペイン、バルセロナに寄港。この街の見どころと言えば、まずはここ!サグラダ・ファミリアです。未だ建設中ながら世界遺産に登録されたことで有名ですが、以前訪れたことのある方曰く、来る度に姿が変わっているそう。完成が待ち遠しい!!続いてはグエル公園へ。その入り口は、さながらアミューズメントパーク。カラフルなタイルが可愛らしくて本当にオシャレです。展望スペースまで登ると、この眺望!! バルセロナ市街と地中海が見渡せます。写真中央にそびえるのは、サグラダ・ファミリア。こうして見ると、聖堂の大きさや、この建物が街の中央に位置することがよくわかります。
2013年5月5日 子どもの日
今日、5月5日は子どもの日。8F中央フリースペースには、大きなお手製の鯉のぼりが登場!鯉のぼりには、この旅に参加している子どもたちへのメッセージが記されています。もちろん今日の主役は子どもたち。フリースペースでは子どもたちに向けたさまざまな企画が行われています。ジェンガやUNOなどのゲームコーナーや、塗り絵、得意のペーパークラフトを披露される方も。何の変哲もない色紙が、見る見るうちにユニークな形に変わる様子に子どもたち、目を丸くして見入っています。ペーパークラフトの腕前もさることながら、子どもたちもスゴイ集中力。子どもにもオトナにも、楽しい1日となりました。
2013年5月4日 ナポリ(イタリア)寄港
地球一周の船旅は、ナポリに寄港しました。ここから訪れたのは、ナポリから南東約40kmに位置する、”世界一美しい海岸”とも呼ばれるアマルフィ海岸です。素晴らしい好天にも恵まれ、素晴らしいロケーション!!その歴史的価値と美しい景色から1997年にユネスコ世界遺産に登録。日本ではローマやナポリの方が有名でしたが、近年同名の映画が公開となったことでぐっと知名度が上がったよう。「映画を観て興味を持ちましたが、実際に訪れて感動しました。でも今日は”確認”、次はホテルに泊まってゆっくり満喫したい」という声も。旅をして、もっと旅がしたくなる——そんな楽しみも地球一周にはあるんですね。
2013年5月1日 身体と心の健康方法を教えます
長野県諏訪中央病院・名誉院長であり、著書『がんばらない』、『あきらめない』などで知られる水先案内人・鎌田實さんによる講座。超満員の会場で鎌田さんが語ったのは、元気で日々を過ごすための健康法です。3食きちんとバランス良く食べる、適度な運動を心がける——よく聞くことですが、鎌田さんは「頑張りすぎないこと。心の元気あってこその身体の元気」と語ります。続いて、足腰に不安があっても始めやすい「インターバル速歩」、「がんばらないスクワット」などのユニークな健康法を紹介がされました。鎌田さんの朗らかな人柄と、ユーモアあふれる語りも相まって、笑いの絶えない講座となりました。
2013年4月29日 ポートサイド(エジプト)寄港
スエズ運河を抜けた本船はポートサイドに寄港。ここから訪れたのは、首都カイロ近郊に位置するギザの三大ピラミッドです!! ピラミッドがたくさんの石を積み上げて作られていることはご存じだと思いますが、改めてピラミッドと対面すると、石のひとつひとつの大きさには圧倒されるばかり。私たちの身長よりも大きな石を、何万個も積んで作られているのだから驚きです。続いては、ピラミッドを一望できるスポットへ移動。この景色を見るにはピラミッドの麓から1km以上離れなければなりません。そのくらい大きいんです。この写真を撮った瞬間は、一生忘れられない思い出になりそうです。
2013年4月28日 スエズ運河通航
今日は地球一周の船旅のハイライトのひとつ、スエズ運河通航の日です。早朝4時、オーシャンドリーム号は運河の入口へ。本船が運河へと進んだ頃、ちょうど朝日が昇ってきました。早朝にもかかわらず、デッキには大勢のギャラリーが集まりました。運河と朝日の素晴らしいロケーションに「早起きした甲斐があったよ!」と皆さん笑顔。右にシナイ半島、左にアフリカ大陸を望みながら船はゆっくりと運河を進みます。大きな川を航行しているようですが、これを作ったのは、人間。運河が”人類史上最大の建造物”と呼ばれることも頷けます。
2013年4月26日 サウジアラビア「KIZUNAプロジェクト」紹介
昨日寄港したサウジアラビアから本船に合流したサウジアラビアの若者たち、その名も「KIZUNAユース」の皆さんの紹介企画がありました。サウジアラビアの文化紹介と交流が目的としたプロジェクトですが、乗船してきたメンバーのバックグラウンドは、お医者さんだったりコンサルタントだったりと様々。でも、何より印象的だったのは皆さんのこの笑顔。サウジアラビアの若者たちと出会う機会はなかなか無いもの。参加者の皆さんも興味津々です。そして、彼らの朗らかな笑顔と気さくなキャラクターにすっかり魅了されたよう。これからしばらくの間、一緒に旅をします。皆さん、よろしくお願いします!
2013年4月25日 ジェッダ(サウジアラビア)寄港
本船はサウジアラビア、ジェッダに寄港。ピースボートとしては4回目の寄港ですが、今回はサウジアラビアよりご招待をいただいてのもの。寄港中は様々なシンポジウムやフォーラムが行われました。船を降り、岸壁のフォーラム会場へ向かいます。港では地元の皆さんが迎えてくれました。こんな風にピースサインで記念撮影が出来るのは嬉しいですよね!テントでは、サウジアラビアの歌や踊りをご披露いただきます。日本ではあまり耳にすることのない旋律ですが、何だか楽しくて心地いい。何より、こうして現地の音楽が楽しめることが旅の醍醐味です。サウジアラビアをたっぷり堪能する1日となりました。
2013年4月22日 Asianファッションショー
アジアの国々を抜け、インド洋を航行中のオーシャンドリーム号。今夜は、アジアの寄港地を振り返る意味も込め、アジアの民族衣装による「Asianファッションショー」が開催されました!モデルを務めるのは、もちろん参加者の皆さん。チャイナドレスやサリー、、パンジャビなど、色とりどりの衣装に身を包んだモデルが次々と登場し、その度に会場からは大きな歓声が送られます。改めて見ると、アジアの衣装は本当に色鮮やか。普段は黒やベージュの服装が多いという方も、今日のショーを見て「カラフルなものにも挑戦してみようかな」と思われたよう。鮮やかな伝統衣装に魅了される、素敵な夜となりました。
2013年4月21日 ひと裁ちおりがみ
参加者自身が”講師”となって企画・運営する「自主企画」。こちらは岸英子さんによる企画です。折り紙に一裁ちだけハサミを入れ、様々な模様や動物を作る一風変わった折り紙に挑戦します。まずは普通の折り紙同様に、千代紙を折り折り……。「こっちをこう折って、次はこっちを起こして……あれ?なんか違いますね??」なんて隣りの人と見せ合っては混乱気味の方も。そんな時は、企画者の岸さんがアドバイス&丁寧に解説をしてくれます。ハサミを一裁ち入れて広げると…ふわりと花が開くように、美しい模様が広がります。その度にあちこちから歓声があがります。皆さん、出来上がった作品を前に満面の笑顔。
2013年4月19日 洋上夏祭り
インド洋を航行中のオーシャンドリーム号。デッキへ出ればすっかり真夏!そこで、今日は地球一周クルーズの一大イベントのひとつ、洋上夏祭りが開催されました!夏祭りと言えば、出店めぐり。もちろん洋上夏祭りにも屋台が立ちます。焼きそばにフランクフルト、から揚げに枝豆……どれも美味しそう!!夏祭りを楽しんだのは日本からの参加者ばかりではありません。海外からの参加者にとっては、初めての体験もたくさんあるエキサイティングな1日となったよう。「初めて浴衣を着ました」、「屋台が興味深かった」といった声も。インド洋で迎える夏祭り。それぞれに思い出深い1日になりました。
2013年4月16日 コロンボ(スリランカ)寄港
地球一周の船旅は、スリランカのコロンボに寄港しました。今回は、洋上の保育園「ピースボート子どもの家」で乗船している子どもたちも多く参加するツアーからレポートします!バスで5分ほど移動し訪れたのは港にほど近いビーチ。ここからは「トゥクトゥク」というオート三輪に乗り替え。地元の人たちの日常の”足”でもあるトゥクトゥク、スリランカの街中ではごく当たり前のもの。スリランカでは当たり前でも、私たちにとっては珍しいもの。そしてこれ、すっごい楽しい!!! 風を感じながら街を疾走。子どもたちも楽しそうですが、それ以上に大はしゃぎだったのがオトナたち。皆さん、満面の笑顔、思わず歓声があがることも。スリランカのローカルな雰囲気を満喫する1日となりました。
2013年4月13日 フルーツパーティー
シンガポールで仕入れた南国フルーツを振る舞う「フルーツパーティー」が開催されました。厨房スタッフ総動員で、たくさんのカットフルーツが並びます。どれも美味しそう!!厨房スタッフによるフルーツアートの実演も。鮮やかなナイフ裁きで、見慣れたスイカが艶やかに花開いていく様に皆さん興味津々。5分ほどでスイカが美しい彫刻に様変わり。テーブルに飾られているこうした「花」もフルーツなんです。どうやって作っているんだろう……と思わずしげしげと眺めてしまいます。食べられます?と尋ねると「もちろん。美味しくいただけますよ」とニッコリ。南国気分たっぷりの楽しいパーティーになりました。
2013年4月9日 女性と日比国際児のための自立支援
フィリピンのNGO「DAWN」の代表を務めるカルメリータ・ヌキさんに、DAWNの活動とその背景についてお話しいただきました。フィリピンから日本へ出稼ぎで渡る女性たち。多くは正式な手続きのもと渡航し働いていますが、悪質な人材斡旋の中で過酷な労働を強いられるケースも後を絶ちません。また日本人男性との間に産まれた子どもが、男性からの認知や養育費の支払いを受けることができずフィリピンに帰国し、差別を受けることも。DAWNでは、こうした女性や子どもたちを支援しています。続いて紹介されたのは、DAWNが扱う手芸品の数々。DAWNの手芸品、船内ではすっかり”流行”の一品になりそうです。
2013年4月11日 シンガポール寄港
地球一周の船旅はシンガポールに寄港。訪れたのは、マーライオンパーク。お馴染みのマーライオンとご対面です!時に「世界3大がっかり」なんて言われちゃうマーライオンですが、やはり本物との対面に感慨もひとしお。高層ビルを背景に勢いよく水を吹く姿、なかなか凛々しい表情です。夜、出港の時を待つオーシャンドリーム号。偶然お隣りには、日本郵船の飛鳥IIが停泊中。今夜は飛鳥IIが先に出港します。船は違えど、旅の途中であることは一緒。デッキでお互いの乗船者同士で手を振り合う姿も。船同士で「行ってらっしゃい。よい旅を」なんてやりとりがあるのも、船旅ならではの楽しみです。
2013年4月6日 香港(中国)寄港
4月6日午前7時、オーシャンドリーム号は最初の寄港地・香港に寄港しました。かつてイギリス領だった香港。1997年の「返還」をよく覚えている、という方も多いのではないでしょうか。街並みや街灯や道路、往来の雰囲気も、どこか英国の面影を感じさせます。高層ビルが建ち並ぶ金融街。香港のビジネスの中心です。道一本隔てるだけで、景観がどんどん変わるのがこの街の面白いところ。続いては地下鉄に乗り、「北角(North Point)」で下車。先ほどの金融街とはまた異なる、何とも魅力的な街並みが広がります。北角周辺はまさに”地元”といった感じ。続く港でどんな出会いがあるのか、今から楽しみです!
2013年4月10日 ベリーダンス -基本の動きから始めましょう!-
地球一周を機に新しいコトにチャレンジしてみよう!——そんな呼びかけで行われる洋上カルチャースクール。その一つ、ベリーダンス教室が始まりました。講師をつとめるのはダンサーのGuzel(グゼル)さんです。まずはご挨拶がてら、と模範演技を披露。ベリーダンスの魅力を感じてもらったところで、続いてはいよいよ実践編。今日は基本となるステップを学びます。「すぐに出来なくても大丈夫。少しずつ慣れていきましょう!さ、笑顔で!」Guzelさんの励ましに、皆さん顔を上げてニッコリ。ベリーダンス教室、ますますの盛り上がりで楽しい講座となりそうです!
2013年4月8日 感覚の洗練日 -モンテッソーリの教具を体験しよう-
ピースボート洋上の保育園「子どもの家」は、水先案内人の深津高子さんにアドバイザーとしてご協力いただき、モンテッソーリ教育を取り入れています。本日は、その教育方法について深津さんからご紹介いただく企画が行われました。子どもたちが生まれながらに持っている、”環境に適応したい”という欲求を伸ばそう、というモンテッソーリ教育。感覚の成長を促すのが特徴とあって、例えば数を学ぶ教具でも、多い・少ない・重い・軽い……といった感覚と共に数の数え方や量の概念を学べるように工夫されています。モンテッソーリ教育はもちろん、「ピースボート子どもの家」にもますます注目が集まりそうです。
2013年4月8日 様々な顔のスリランカ
スリランカで人権弁護士として活躍するマリオ・ゴメスさんによる今クルーズ最初の講座。お話しいただいたのは、今クルーズでも寄港するスリランカの歴史や見どころについて。スリランカの深い歴史を伝える史跡の数々や、私たちを惹きつけてやまない世界遺産、豊かな自然——素晴らしい景観に、世界中から観光客が集まることもうなづけます。また講座の後半では、30年以上も続いたというスリランカ内戦の歴史について解説。スリランカに暮らし、弁護士として様々な活動に携わるマリオさんならではの語りに大きな注目が集まる講座となりました。明日以降も続くマリオさんの講座が楽しみです。
2013年4月7日 イスラム教と宗教について
中東専門家としてテレビのコメンテーターなどでもお馴染みの、水先案内人・高橋和夫さんによる講座。テーマは「イスラム教」です。キリスト教に次いで世界で2番目に信者が多いと言われる宗教ながら、詳しいことはよくわからない……。そんな方も多いのでは?講座では、ユダヤ教やキリスト教など他の宗教とも比較しながら解説。「日本人は宗教に疎い」なんて言われることもあるだけに、この解説方法はすごくわかりやすい!と大好評。イスラム教のみならず、世界の宗教を俯瞰する講座となりました。
2013年4月2日 ウェルカムパーティー&ディナー
今夜は、船長主催のウェルカムパーティです。パーティー会場では本船船長が皆さんをお出迎え。船長と一緒に記念撮影をする方も。普段はカジュアルな船内も、今夜ばかりはちょっぴりお洒落な雰囲気です。会場では、乾杯のシャンパンも振る舞われました。これから約3ヶ月間の”我が家”となるオーシャンドリーム号。その運営を担うチーフクルーの皆さんをご紹介。中には料理長やエンジニアといった、普段は私たちと顔を合わせることのない皆さんも。文字通り”縁の下の力持ち”として旅を支えてくれる存在です。3ヶ月間、ヨロシクお願いします!
2013年4月1日 第79回ピースボート「地球一周の船旅」出航!!
いよいよ第79回ピースボート「地球一周の船旅」が出航!! 船にはたくさんの参加者、そして港にはそれ以上に多くのお見送りの皆さんが駆けつけ、賑やかな出航となりました。13時、船がゆっくりと動き出します。船が岸壁を離れると、ふわりと風が起こり5色の紙テープが空へ。声を合わせて「いってらっしゃい!」と呼びかけると、船からは「いってきます」の声が返ってきます。ゆっくり、ゆっくり……と思っていたら、船はあっと言う間にぐんぐんと遠ざかっていきます。船は岸壁の端でぐぐっと方向転換。船首を大海原へと向けます。いよいよ、新しい地球一周の大冒険の始まりです!