ご質問ください 質問
する
第81回地球一周の船旅(喜望峰、マゼラン海峡をゆく地球一周)
寄港地のご案内
コースの寄港地
各訪問地は季節や曜日、時間帯によっては、営業していないことがあります。
サンスクリット語で「獅子の町(シンガプラ)」という意味の名前をもつシンガポール。近代的な街並みと多文化が同居する魅力的な観光名所が凝縮しています。
世界有数の近未来都市
ランドマークのマーライオンはもちろん、夜の動物園「ナイトサファリ」や、CMで一躍有名になったホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」など、見どころ満載の観光大国シンガポールは東京23区ほどの小さな国です。中心部には、東南アジア随一の都市と称される高層ビルが立ち並ぶ近未来的な景観が広がります。この街の最新の観光スポット「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には、熱帯雨林の巨大樹をイメージした、大迫力のスーパーツリーがそびえます。近未来と自然が融合した美しい空間をお楽しみください。
多彩な景観に出会う
多民族国家ならではの多様な魅力があふれるシンガポールは、訪れるスポットごとにさまざまな顔を見せてくれます。チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートなど、それぞれに街角の雰囲気がガラリと変わり、シンガポールならでは異国情緒たっぷりの雰囲気を楽しむことができます。ひとつの街に多種多様な人種と文化が存在し、それらが巧みに融合することで、活気あふれる独自の文化が育まれているシンガポールの街。カラフルな南国フルーツや人気のローカルフードなど、グルメも楽しみです。
[特集記事]ピースボートでゆく世界の寄港地 -シンガポール編-
多文化を五感で楽しむ
多文化を五感で楽しむ
シンガポールの街は、多民族国家らしい”チャンプル感”にあふれています。チャンプルとは、マレー語で「ごちゃ混ぜ」を意味する言葉。文化や伝統、宗教が混在する街を散策すれば、異国情緒たっぷりの雰囲気を味わうことができます。そのチャンプル感は街並みや行き交う人びとだけではなく、この国の食文化にも表れています。「ラクサ」や「チキンライス」など、アジア各地をルーツとする食材や調理法が混交したローカルグルメはぜひ味わいたいところ。多文化に五感でふれる1日は、特別な旅の思い出になることでしょう。
[特集記事]異国情緒あふれる魅惑の国
ハネムーンにも人気のタヒチは、美しいビーチ以外にも深い緑の渓谷や雄大な滝など豊かな自然が広がります。自然はもちろん、ポリネシア文化や伝統も体験できる寄港地です。
自然豊かな南洋の楽園
タヒチ島はフランス領ポリネシア最大の島。透き通る青い海や水量豊かな清流、咲き誇る熱帯の花々など、美しい自然に恵まれるタヒチは「南洋の楽園」というイメージそのままの世界的なリゾートアイランドです。画家のポール・ゴーギャンが「古城のようだ」と称した、雄大な景観の広がるモーレア島の訪問も楽しみです。透き通ったエメラルドグリーンの海に水上コテージが浮かぶ、絵葉書のような美しい景色をお楽しみください。また四輪駆動車で山間部に分け入ると、緑あふれる熱帯の美しい渓谷を楽しむことができます。
豊かな島の伝統文化
タヒチはポリネシア文化の発祥の地ともいわれており、雄大な自然とともに豊かな文化にふれることができます。美しい楽園のイメージが強いタヒチですが、その背後には、宗主国フランスによる植民地支配の歴史があり、現在も住民の暮らしに大きな影響をもたらしています。先住民族マオヒの価値観を学ぶ文化体験ツアーでは、有機農園の運営を通してポリネシア伝統文化の継承に取り組む人びとにフォーカスします。ポリネシア伝統の音楽や料理など日本ではなかなかできない貴重なマオヒの文化体験をお楽しみください。
[特集記事]タヒチの素顔にふれる旅 -1- ~穏やかな時間の流れる太平洋の楽園へ~
タヒチの素顔にふれる
南国らしい、心地よく穏やかな空気が流れるタヒチ。船の寄港するタヒチ本島はもちろんのこと、かのポール・ゴーギャンも愛したモーレア島や”太平洋の真珠”と称されるボラボラ島など、訪れる先々で色鮮やかな景観と出会うことができます。先住民族の伝統農法を未来へとつなぐ有機農園を訪れ、ポリネシア伝統文化の継承に取り組む人びとと出会う文化体験ツアーも、ピースボートクルーズならではの交流プログラムです。
[特集記事]タヒチの素顔にふれる旅 -2- ~島の伝統がつなぐ地球の未来~
マチュピチュ遺跡やインカ帝国時代の首都クスコなど、数々の世界遺産を擁するペルーの海の玄関口。首都リマにも近い、物流や貿易を支えるペルー最大の港湾都市です。
大地の恵みと文明の叡智
標高2,400メートルに位置する天空の都市・マチュピチュ遺跡。かつてこの地に繁栄を極めた古代インカ帝国が、スペインの侵略から逃れるために建設されたという説がありながらも、決定的ではなく、未だ謎多きまま。さらに建造物の石積みは、鉄がなかったとされる時代に「カミソリの刃すら通らない」ほど精密に組まれていることも、世界から注目を集めています。 インカ以前にも数々の文化や文明が重なり合い、繁栄と衰退が繰り返されていたこの地では、ペルーが誇る歴史を今に伝える世界遺産が目白押しです。
リマ旧市街歴史地区
1533年、インカ帝国を征服したスペインのフランシス・ピサロによって造られた街リマの旧市街。歴史を今へと伝える街は世界遺産に登録されています。都市計画のモデルとなったのは、ピサロの母国である当時のスペインのマドリード。 碁盤目状に道路が整備され、重要な建造物がいくつも建てられました。サント・ドミンゴ教会やリマ大聖堂、17世紀前半の美しいセビリアンタイルが貼られたサン・フランシスコ修道院は南米の史上最高傑作と評されています。タイムスリップしたかのような景観の中を散策する楽しみが待っています。
ビジャ・エルサルバドル
ペルー内戦を逃れた人びとが、砂漠の地に集まり生まれた「ビジャ・エルサルバドル」というスラム。元々は人びとが”不法”に集まった場所でしたが、住人同士が互いに意見を出し合い、優れた都市計画から”街”が築きあげられ、「奇跡の街」と呼ばれるまでに。ノーベル平和賞にもノミネートされるなど、世界の注目を集めています。こうした「ビジャ・エルサルバドル」発展に大きく寄与した現地NGO「アレーナ・イ・エステラス」との交流を通じて、貧困問題や社会参加について考えるプログラムも実施しています。
アンデス文明の聖地へ
南米・ペルーにおいて、人類の定住が始まったとされるのはおよそ紀元前3,000年頃。その後、一帯にはアンデス文明と呼ばれる高度な文明が花開きました。そして、アンデス文明最後の先住民族国家・インカ帝国の時代に誕生したのが、アンデス山中の奥深く、空からしかその姿を確認できないことから「空中都市」と称されるマチュピチュです。今なお世界中の旅人を魅了するこの場所は、どんなロマンやミステリーに包まれているのか――ペルー・リマ在住で、長年に渡りペルー文化の研究を続ける阪根博さんに伺います。
[特集記事]聖なる巡礼地・マチュピチュを訪ねて
雄大な山々がそびえ、珊瑚礁に縁取られた美しい海が広がる、熱帯の楽園モーリシャス。さまざまな人種や文化が融合する、豊かで多様な建築や音楽、料理など、訪れる人びとを魅了します。
モーリシャスの自然を満喫
世界トップクラスのビーチリゾートとして知られるモーリシャス。「トム・ソーヤの冒険」で知られる作家マーク・トウェインは「神はモーリシャスを真似て天国を創った」と表現したほど。どこまでも続く青い海と空、白い砂浜、その周りをサンゴ礁が囲む風景は、どこを切り取っても絵になる美しさです。おみやげには、ぜひ名産のラムを。ラム酒工場を訪れるオプショナルツアーでは、試飲をしてお気に入りの一品を探し出せます。モーリシャスの自然がはぐくむその味をお楽しみください。
負の世界遺産から学ぶ
モーリシャスは、17世紀前半から300年以上にわたり、オランダ、フランス、英国の植民地政策下にありました。英国で奴隷制度が廃止されると、多くの奴隷たちが解放されました。しかしこれがきっかけで、新たに契約移民労働制度を設けられ、その受け入れ拠点となったのが、2006年に世界遺産登録された「アープラヴァシ・ガート」です。インドから多くの人が労働者としてこの地にやってきて、辛く過酷な生活を送っていました。現在は、調理場や病院などの一部の施設を見ることができます。 「負の遺産」とも呼ばれるこの場所でモーリシャスの歴史を学んでみてはいかがでしょうか。
頂上が平らな「テーブルマウンテン」のふもとに広がる、アフリカ有数の大都市、ケープタウン。雄大な山が出迎える美しい入港シーンが見られる港です。
大自然の魅力にふれる
ゆっくりと港に近づいていくわたしたちを迎えてくれるのは、頂上がまるでナイフで切り取られたかのように平らなケープタウンの象徴的存在、テーブルマウンテンです。 ふもとには、 南アフリカの固有種を豊富に集めた「カーステンボッシュ国立植物園」があり、こちらもぜひ訪れたい場所です。 そして南アフリカを訪れたら一度はその地に立ってみたい場所、インド洋と大西洋の2つの大海が出会う「喜望峰」も外せません。かつての灯台があったケープポイントの展望スペースまであがると、そこから見えるのは喜望峰とどこまでも広がる大海原。まさに絶景です。
南アフリカの歴史を学ぶ
アパルトヘイト時代、人種によって生活する区域が明確に分けられていた南アフリカ。アパルトヘイトが撤廃された現在も、根強い差別や経済格差など、多くの困難が続いています。ここでは、かつての旧黒人居住区であるタウンシップにある学校を訪問し、子どもたちと折り紙や書道を通じて交流を深めたり、アパルトヘイト時代を生き抜き、ワイン醸造に挑戦する黒人経営のワイナリーを訪れ、その歩みを学ぶツアーを実施します。この場所に根付く歴史を肌で感じることで、南アフリカの美しい絶景との出会いとはまた違った思い出のひとつになるでしょう。
[特集記事]虹の国が抱擁する、希有な自然と洗練された街
国土の大半を占める乾燥した荒野と砂漠が創りだす、雄大な景観が見どころ。刻々とその姿と色調を変化させる美しい風景は神秘的で、一見の価値があります。
地球らしくない風景
国土の大半を覆う、広大なナミブ砂漠。8,000万前に誕生したといわれるこの世界最古の砂漠は、長い時を越え、変わることのない神秘的な姿をとどめてきました。街を出れば、山のように砂丘が連なり、まるで別の惑星にいるような風景が広がります。月面を思わせる荒涼としたムーンランドスケープや、2,000年の寿命を持つという固有植物ウェルウィッチアなど、実に多様な表情を持つ砂漠は、見ていて飽きることがありません。また少し足を延ばして、小型機で「赤い砂丘」がいくつも連なるソッサスフレイ上空を遊覧するツアーも実施予定。ナミビアの雄大な自然をご堪能ください。
多民族コミュニティで文化体験
多民族国家ナミビアでは、さまざまな民族が共生するコミュニティを訪ねます。ナミビアは、1990年のアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃後、政府が当時の非白人居住区・タウンシップに民族再定住プログラムを実施しますが財政難により破綻。こうしたなか、地域の人びとの手で新しいコミュニティがつくられました。ピースボートクルーズでは、協力し合いながら生活するコミュニティを見学、そこに暮らす人々と出会い、多様な文化を体験するプログラムを行います。
砂の世界を全身で楽しむ
ウォルビスベイの郊外、「デューンセブン」と名付けられた砂丘もナミブ砂漠を代表するスポットのひとつ。赤い砂を踏みしめながら斜面を登った先には、見渡す限り砂漠の広がる大パノラマが待ち受けています。頂上からの景観だけではなく、走ったりお尻で滑ったりしながら、一気に砂丘を駆け下りるアクティブな体験も、デューンセブンの楽しみ方。転がり落ちても砂が衝撃を吸収してくれるため、怪我をすることはまずありません。さながら天然のクッション。全身でナミブ砂漠を感じる、爽快な体験です。
[特集記事]驚きの光景が続く、世界最古の砂漠に覆われた国
世界三大美港のひとつにも数えられる、南米を代表する美しい港湾都市。人間と自然との相互作用によって生み出された景観が世界遺産に登録されています。
キリスト像が見守る街
標高710m、リオデジャネイロの街を一望できる「コルコバードの丘」。ここから見える美しい海岸線と街並み、緑が融合された美しい景観は、2012年に世界遺産登録されました。この丘の上に立つのは、シンボルとも言える巨大なキリスト像です。いたるところから見えるその姿は、まるで街を見守っているかのよう。そんなリオデジャネイロで人気なのが、全長4キロメートル、観光の定番であるコパカバーナビーチと、ボサノバの名曲「イパネマの娘」のモデルになったイパネマビーチです。ビーチでは日焼けをしたり、バレーを楽しんだり。ブラジルを感じる風景です。
リオ日系協会の人たちと出会う
1908年以降、日本から多くの人が移民としてブラジルに渡りました。慣れない土地で、日本とは異なる言語や環境、過酷な生活の中、多くの人が命を落としました。それでも苦労を乗り越え、少しずつ自分たちの生活を安定させ、現在も多くの日系移民が暮らしています。リオデジャネイロではそんな日系移民の皆さんに会いに行くオプショナルツアーを実施します。一緒に食事をしながら故郷の思い出話をしたり、歌を歌ったり。日本からは遠く離れたブラジルに、日系の「友人」ができる、思い出深い時間になることでしょう。
[特集記事]ブラジルのリズムが息づく街
カーニバルの熱気を体験
南半球をめぐるピースボートクルーズでは、世界最大級の祭典「リオのカーニバル」真っただ中のリオデジャネイロに寄港する機会も。ダイナミックな音楽とサンバのリズム、豪華絢爛な山車、ダンサーやミュージシャンによる華麗なパフォーマンスは、身体だけでなく心までをも揺さぶります。さらには、船内からカーニバルを楽しむのがピースボートスタイル。ダンスや打楽器のワークショップ、カーニバルの歴史・文化に関する講座など、連日開催されるさまざまなイベントを通してその魅力を体験します。
[特集記事]カーニバルの熱気に魅せられて
南米大陸の多くの国と異なり、ヨーロッパ系が人口の大多数を占めるアルゼンチン。南米を代表する国際都市の街並みは、古きヨーロッパの風情漂う、どこかロマンチックな趣きです。
アンティークな街並み
アルゼンチンの政治、経済、文化の中心として発展した南米有数の大都市。ヨーロッパ系の人びとが多く移り住んだ歴史からヨーロッパ風の街並みが広がり、ときに南米のパリとも呼ばれています。19世紀後半~20世紀初頭の荘厳な建築群はもちろん、トタン造りのカラフルな建物「ボカ地区」、スペイン植民地時代の面影を残す「サンテルモ地区」など、見どころは尽きません。牛肉の炭火焼き「アサード」、日本でも人気のアルゼンチンワインなどもぜひご賞味ください。
情熱のアルゼンチンタンゴ
港沿いの下町「ボカ地区」は、赤、青、黄、緑など、カラフルにペイントされた家が並ぶ、ブエノスアイレスを代表とする観光地。アルゼンチンタンゴ発祥の地と言われています。叙情的なリズムと華麗なステップが魅力のタンゴは、19世紀後半頃、この街の酒場に集まった、さまざなルーツを持つ労働者たちの文化が融合し、生まれたものです。ブエノスアイレス観光を楽しんだ後は、タンゴハウスでの華やかなタンゴショーで、ブエノスアイレス滞在の夜を飾りましょう。タンゴショーを楽しむツアーも実施予定です。
美しき「南米のパリ」
アルゼンチンがスペインから独立した1816年、首都ブエノスアイレスは草原と川しかない小さな町だったことから、「偉大なる田舎町」と呼ばれていました。その後、主にスペインやイタリアから海を越えて渡ってきた人々によってブエノスアイレスは発展を続け、現在では世界有数の都市へと変貌を遂げました。多くの旅行者を惹きつける最大の理由は、欧州の薫りが色濃く漂うことから「南米のパリ」と形容される美しい街並みにあります。南米屈指の美しさを誇る街を歩き、移民を中心に育まれた文化や芸術に出会います。
[特集記事]南米屈指の美しき街を歩く
アルゼンチン最南部、フエゴ島に位置するウシュアイア。ここは、南米のみならず世界最南端の地。雪を冠した急峻な山々やパタゴニアの氷河など、美しい景観が広がります。
南極旅行の起点の街
マゼランが、先住民族の人びとが焚く火の灯りを見て名付けた「フエゴ島(火の島)」。その南端に位置するウシュアイアは、「世界最南端の街」と呼ばれています。南極大陸まではおよそ1,000キロメートルの距離にあり、南極観光の玄関口にもなっています。世界一の海の難所ともいわれるドレーク海峡を抜けた先にあるのは、澄み切った空気に包まれた、どこまでも続く青と白の氷の世界。ここでしか見ることのない絶景がどこまでも広がります。地球最後の秘境を訪れる体験は、かけがえのない一生の宝物となるでしょう。
世界の果てに思いを馳せる
アルゼンチンのフエゴ島とチリのナバリノ島・オステ島を隔てる、全長約240キロメートルのビーグル水道。静謐な空気に包まれた美しい海峡に広がる雄大な景観は、見る者すべてを魅了します。また、ティエラ・デル・フエゴ国立公園を訪れれば、美しい山々、澄み切った川、豊かな海、深い谷、溢れ出すような緑、パタゴニアの大地に広がる壮大な自然を思い切り感じることができます。世界中の旅人が憧れる世界の最果て――悠久の時を紡ぐ大自然に包まれたウシュアイアで、とびきりのひとときをお過ごしください。
最果ての街に広がる魅力
南米大陸の南端に位置するウシュアイアの街では、郵便局や博物館からスーパーマーケットに至るまで、すべてが”世界最南端”。街のあちこちで、「世界最南端」や「世界の果て」といった惹句を目にすることができます。中でも、世界最南端の鉄道・南フエゴ鉄道は特に有名です。街の南西に位置する「世界の果て駅」からレトロな外観を持つ「世界の果て号」に乗り込めば、美しい滝や湖を望むことができます。夏季でも最高気温は15度になんとか届くほどという冷涼な気候も、”世界の果て”の演出に一役買っています。
[特集記事]冒険心をかきたてる、世界の果ての街
スペイン語で「天国の谷」という意味を持つバルパライソ。港を中心として扇形に広がる斜面に、赤や水色、黄色など色とりどりの建築物が並びます。
カラフルな街並みが広がる「天国の谷」
チリの首都サンティアゴから西に120キロの街バルパライソは、古くから海上貿易の拠点として栄えてきました。世界からの移民の影響を受けた建築物が残る、風光明媚な港町として知られ、街全体が世界文化遺産に登録されています。ノーベル文学賞を受賞したチリの詩人パブロ・ネルーダが過ごした家などもあり、ラテンアメリカ文学の世界にふれることもできます。またここはチリでも有数のブドウの産地です。リーズナブルで品質の高さから日本ではすっかりお馴染みになったチリワイン。ランチにもちろん、お土産にもぴったりです。
日本が大好きな若者たちと世界遺産の街歩き
チリで日本語を学ぶ若者たちや、日系の若者たちとグループに分かれて、バルパライソの街へ繰り出します。100年以上の歴史を持つアンセソールというケーブルカーに乗ってみたり、最近さまざまな壁画などのアート作品で彩られ「青空美術館」と呼ばれるほど人気のスポットを案内してもらったり。 地元の若者ならではの目線でバルパライソをめぐります。世界遺産の街を歩きながら、お互いの文化や生活、趣味や流行・・・おしゃべりを楽しみましょう!チリに友だちが出来る、忘れられない体験になるはずです。
周囲2,000キロメートルを海に囲まれた絶海の孤島イースター島。謎の巨石モアイ像が見守るこの島は、はるか遠いポリネシアから海を渡ってきた人びとによって紡がれました。
島の守り神モアイ
現地の言葉で「ラパ・ヌイ(大きな大地)」と呼ばれる、イースター島。絶海の孤島にはおよそ1000体のモアイが立ち並びます。幅100メートルの祭壇に15体のモアイ像が立ち並ぶアフトンガリキや、イースター島に点在するすべてのモアイが作られた製造工場のラノ・ララク、正座をする個体など、島に点在するモアイ像は私たちを魅了します。最大級のもので90トンもあるというこの巨像はどのような理由で、どうやって作られたのか――未だに多くの謎が残ることも、この島が人びとを惹きつける一因かもしれません。
美しい紺碧の海
イースター島はモアイだけでは語り尽くせません。独特の青色をした海と、火山島には珍しく白い砂浜が楽しめるアナケアビーチ、風光明媚な火山湖ラノ・カウ。1000年以上前に彫られた鳥人の線刻や壁画のペトログリフから島の歴史を垣間見ることもできます。この島の拠点となるハンガロア村から徒歩圏内に位置する「タハイ儀式村」からは世界屈指の美しさを誇る紺碧の海を望むことができます。海に沈む夕日や夜空に輝く南十字星をはじめとした南半球の星々など、この島は心震わせる光景に満ちています。
[特集記事]世界遺産アカデミー認定講師片岡英夫さんが語る『夢とロマンの世界遺産』
世界一隔絶された島へ
南太平洋に浮かぶイースター島は、ピースボートクルーズでも屈指の人気を誇る寄港地のひとつ。島を中心に半径2,000キロメートルの範囲にはほとんど島影がない、まさに”絶海の孤島”です。観光のハイライトとなるのは、島のあちこちにたたずむ巨大なモアイ像。このミステリアスな石像は、世界中の人びとを惹きつけてやみません。周囲約2,000キロメートルを海に閉ざされたイースター島は、世界のどの地域からも遠く、行き方も非常に限られていますが、だからこそたどり着いたときの感動はひとしおです。
[特集記事]謎とロマンに彩られた絶海の孤島
ラプラタ川の河口に発展した小国ウルグアイの首都、モンテビデオ。街中に点在する、歴史的建築物が美しい寄港地です。
趣深い歴史地区へ
ウルグアイ全人口の約半数が住む国内最大の都市ながら、ラプラタ川の対岸に位置するブエノスアイレスの喧騒と比べると、のんびりとした雰囲気の街。歴史的建造物が残り、ヨーロッパのさまざまな建築様式を使って建てられた豪商の私邸は、港町として繁栄した時代の面影を今に伝えます。ユネスコの世界無形文化遺産にも登録される伝統打楽器「カンドンベ」の演奏や情熱のタンゴなどの伝統文化もぜひお楽しみください。ランチには、人よりも牛のほうが多いと言われ、世界有数の牛肉消費量を誇るウルグアイ産の牛肉ステーキを。脂身が少なく柔らかな口当たりは絶品です。
オーガニック農園でのんびり
市街地を抜けると穏やかな自然が広がることも魅力のひとつ。小国で農業の産業規模は大きくないものの、その分有機農業の普及に力を入れているので、有機栽培の農地面積は南米で2位を誇ります。ピースボートでは、モンテビデオ近郊のオーガニック農園を訪ねます。農園の取り組みをうかがい、実際に畑仕事をお手伝い。食事は、野菜本来の味がじっくり味わえる、有機野菜たっぷりのお料理をいただきます。農園でのひとときを楽しみ、私たちの「食」についても考えてみましょう。
インド洋に浮かぶ1,200の島々からなるモルディブ。美しい海と白い砂浜、色とりどりの珊瑚礁の隙間を、熱帯魚が泳ぎ回る神秘的な光景が待っています。
透き通った海と珊瑚礁
「インド洋の真珠」と称され、リゾート地として知られるモルディブ。毎年人口の3倍近くもの観光客を魅了し続ける、美しい島々。北マーレ環礁に位置するカジュアルなリゾート島、パラダイス・アイランドでは、椰子の木と白砂のビーチに囲まれ、リゾート地ならではのゆったりとした時間が流れます。また潜水艦に乗り込み、美しいモルディブの海中を探検するのもおすすめです。高い透明度で透き通る海でのシュノーケリングやサーフィンなどマリンスポーツもお楽しみいただけます。
美しい地球の姿を守るために
1,200もの美しい島々が点在するモルディブですが、近年地球温暖化により海水温が上昇し、モルディブ全域の珊瑚礁に深刻なダメージが及んでいます。そのため、国をあげてさまざまな環境保護プロジェクトが行われています。 ピースボートクルーズでは住民の環境に対する意識を向上しようと活動する団体メンバーとビーチにでかけ、ゴミ拾いの活動に参加します。海岸に流れ着いているゴミは、海洋生物や鳥など、さまざまな生態系に影響を与えており、モルディブだけでなく、世界が抱える環境問題の深刻さをあらためて実感させられる1日となります。
[特集記事]“南国リゾート”の向こう側。素顔のモルディブへ
古くから茶葉の輸出港として諸外国と深い交易関係を築き、今も経済特区として発展を続ける厦門。租界時代の洋館が続くコロンス島をはじめ、情緒あふれる街並みが魅力です。
歴史が交わる租界の島
万国共同租界が設置された世界遺産の島、コロンス島へ。南京条約によって開港され、1902年に共同租界地に定められたコロンス島は、ヨーロッパやアジアをはじめ各国が領事館や病院、教会などを建設しました。そして、多くの華僑も移り住み豪華な住宅や別荘を建てました。租界時代に造られた洋館や教会は、西洋と東洋の建築様式が混ざり合った独特な景観を今に伝えています。狭く曲がりくねった路地や、建物から突き出したベランダも雰囲気たっぷり。歴史を感じる街歩きをお楽しみください。
歴史あふれる街を歩く
厦門は福建華僑のふるさととしても有名です。唐の時代に建てられた五老峰の麓にある南普陀寺は、街のランドマークとして知られるほか、多くの在外華僑の信仰を集める寺院です。30,000㎡という広大な敷地には、天王殿、大雄宝殿、大悲殿など豪華な殿堂が並んでいます。また、メインストリートの中山路歩行街は歩行者天国となっており、飲食店やお土産店でにぎわいます。海の幸にピリ辛スープが絡まる「沙茶麺」や牡蠣のお好み焼き「海蛎煎」など、新鮮なシーフードを使った地元グルメに舌鼓を打つのも一興です。