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第93回地球一周の船旅(アフリカ、南米、そして「南極」へ -南半球航路)

クルーズレポート

2017年3月22日 第93回ピースボート「地球一周の船旅」横浜帰港

本日、第93回ピースボート「地球一周の船旅」オーシャンドリーム号は、快晴の横浜港大さん橋国際客船ターミナルに着岸。長かったような、短かったような104日間の船旅も、いよいよ終わりを迎えます。出航した時はまだまだ寒い冬だったのに、季節はすっかり春模様。デッキでは、お迎えに来た家族や友人の皆さんに、手を振る人の姿も。その様子に、帰ってきたことを実感します。横浜で降りる旅仲間を見送った後、オーシャンドリーム号は神戸港へ。さまざまな思いを乗せて、オーシャンドリーム号はいよいよ旅の終着点へと向かいます。

2017年3月19日 フェアウェルパーティー

帰港まで残りわずか。船内では、フェアウェルパーティーが行われました。ステージでは、本船専属バンドによるライブが行われています。乗船してからさまざまな場面で演奏を披露してくれたバンドメンバーともお別れかと思うと、さみしい気持ちでいっぱいになります。船長からのスピーチの後、最後の乾杯です。船長の合図で隣の人とも乾杯!!レストランでも、テーブルのあちらこちらから「乾杯!!」そんな声がきこえてきます。乗船した当初はぎこちなかったものの、3ヶ月半もたてば、皆さんすっかり顔見知りに。クルーズも残りわずか。最後まで船内生活を楽しみましょう!!

2017年3月15日 ピースボート宇宙大紀行〜天の川から銀河系〜

仙台市天文台台長の土佐誠さんによる本日の講座は、天の川がテーマ。肉眼で見える星は3,000個ほどだそうですが、実は天の川は、2,000億個もの星たちによって構成されている巨大な星の集団だと話す土佐さん。その言葉に驚きの声があがります。また、赤道の近くまで行くと、天の川の終わりを見ることができるそう。「天の川の下に手をかざすと、影ができるほど明るかった」土佐さんはオーストラリアでの体験をそう語ります。天の川や星について知り、またひとつ星空を眺める楽しみが増えました。

2017年3月11日 アピア(サモア)寄港

今クルーズ最後の寄港地、アピアへ寄港しました。さっそく街へと出掛けます。中心にあるこの白い時計塔は人びとの生活に欠かせないシンボルなんだそう。街には大きなマーケットがあり、民芸品や野菜、果物などが売られています。所狭しと並ぶ店や屋台は、見ているだけでも楽しい!!また、アピアの子どもたちはみんなとっても人懐こくて、目が合うと必ず声をかけてくれます。「名前はなに??どこから来たの!?」なんて、簡単なコミュケーションをとっておしゃべりするのも楽しい!!優しいアピアの人びととの出会いに、大満喫の1日となりました。

2017年3月10日 東日本大震災から考える未来への備え

2011年3月11日、最大震度7の巨大地震が東北地方を襲い、多くの方が犠牲になりました。「あの日」から6年、風化させないために、今後未来へ向けてどのような備えができるのか考える企画が行われました。「いつ当事者になるかわからないのが災害です。気候や災害によって、いつ生活が止まってしまうかわかりません。防災と減災を意識するだけでも被害を小さくすることができます。平常時に検証して、未来へつなげて行くことが大事です」そう話すのは、ピースボート災害ボランティアセンターの辛嶋さん。今後も災害が起こったときに備え、検証を重ねていこうと思う時間となりました。

2017年3月10日 Be the change!〜「あなた対わたし」から「わたしたち」へ〜

共生革命家のソーヤー海さんは、カリフォルニア州立大学サンタクルーズ校で、反戦運動やサステナビリティー運動を学生と共に設立し、「持続可能な生活の教育法」のコースの講師を務めています。本日は、海さんが学生時代に出会った「共感コミュニケーション」を体感するワークショップを開催。海さんによると大切なのは、本質的な平和や、共感できることと、そうでないことを見分けることで自分の感情を大事にすること。全ての感情を愛せるようになると、より自由に幸せになれるのだとか。自分の感情について知ることで、相手との関係をうまく構築していくことができるということも学ぶことができました。

2017年3月9日 サモアへようこそ!

サモア出身のペセタ・アラシ・ティオティオさんはNGO「ウィメン・イン・ビジネス開発」の代表を務めています。本日は、サモアの地理、歴史、伝統や文化などをお話いただきます。サモアでは、ココナッツの木は生命の木と呼ばれています。茅葺き屋根の家を作るときにココナッツの木を使ったり、伝統的な魚の調理方法では、蒸し焼きにした魚の上にココナッツクリームをかけるそう。また食事の時はココナッツの葉っぱの上に料理を乗せて食べることなど、サモア特有の文化についてお話しいただきました。サモア寄港がさらに楽しみになる講座となりました。

2017年3月7日 ポリネシアンナイト〜南国へのいざない〜

南太平洋の島々をめぐる旅も、いよいよ終盤。最後の寄港地サモアを前に、音楽とダンスでポリネシアの夜を彩ります。ウクレレチームの皆さんは、優しいウクレレの音に合わせて歌います。知っている曲では、会場から口ずさむ声も聞こえてきます。水先案内人のマリオ・トゥキさんから教わったホコダンスのメンバーも登場!!迫力ある掛け声やダンスに会場は盛り上がります。最後はフラダンス。ゆったりとした音楽に合わせ、美しいダンスが披露されます。パペーテやボラボラ島で感じた南国の空気感を思い出し、最後の寄港地アピアへ期待が膨らむ夜となりました。

2017年3月6日 ボラボラ島(タヒチ)寄港

オーシャンドリーム号は、タヒチの島々の中でもっとも美しいといわれるボラボラ島へ寄港しました。港から小さな船に乗り換えて、まずはラグーンクルージングへ。さわやかな海の風を受け、ボートは進みます。ボラボラ島の海で一番サンゴが多いことで知られるコーラルガーデンでは、水の透明度の高さに歓声があがります。ラグーンクルージングを終え、モトゥへ。モトゥとは小さな島のことを指すそうで、ボラボラに住む人は自分の島を持っている人も多いんだとか。自分の島があるなんて素敵ですよね!!1日を通してラグーンクルージングやシュノーケリングを楽しむ、大満足のボラボラ島寄港となりました。

2017年3月5日 パペーテ(タヒチ)寄港

南国の風に吹かれ、ゆったりとした空気が流れるパペーテへ寄港しました。さっそくマルシェ(市場)へと向かいます!!観光客もたくさん訪れる場所とあって、タヒチならではのお土産も豊富に売られています。中でもオススメのお土産はモノイオイル。タヒチに古くから伝わる香油で、天然のココナッツオイルにタヒチの国花であるティアレの花を漬け込んで作られています。サラリとしたつけ心地で、香水としても使うことができるそう。マルシェの裏手にあるのは、街のシンボルとなっている赤いとんがり屋根のカテドラル。この教会は1857年、ポリネシアの人たちによって建てられました。

2017年3月4日 先住民族「マオヒ」の闘い

反核・先住民族人権活動家のガブリエル・テティアラヒさん(通称:ガビさん)に、タヒチの先住民族マオヒの権利についてお話いただきました。マオヒはフランスによる植民地支配によって文化とともに自治権や土地を失いました。植民地化されたタヒチではフランスの法律が適用され、フランス語を話すことを強要されました。そんな中、ガビさんが立ち上げた団体が「ヒティ・タウ」です。ヒティ・タウは、マオヒが持続可能な発展に根ざした生活を送れる権利を奪還することを目的に設立されました。ガビさんは、地域に何が必要なのか、独立する意味を教えるのが自身の役割だと語りました。

2017年3月3日 50年目の手紙

結婚50周年の記念に、8組のご夫婦がご乗船されています。本日の企画では、そんな8組をお迎えしてプロポーズの言葉や初デートの場所、旦那様の好きな料理など、さまざまなお話をお伺いします。旦那様から奥様へ、普段なかなか伝えられない思いを手紙に綴ります。感謝の気持ちやあたたかい言葉に、感動で涙する方もちらほら。カルチャースクール・コーラスの皆さんから、サプライズで歌のプレゼントも。美しい歌声が会場に響き渡ります。そのほか、バイオリン演奏もあったりと、心温まる時間となりました。50周年、本当におめでとうございます!!

2017年3月1日 第93回クルーズ洋上大運動会

今日はクルーズを通して一番盛り上がる大イベント、洋上大運動会です!!この日のために4つの団に分かれ、世代を越えて準備や練習に取り組んできました。絶好の運動会日和。どこまでも広がる青空の下、各団団長の選手宣誓から運動会がスタート!!○×クイズや玉入れ、障害物競走、応援合戦、綱引きなど、工夫を凝らし一風変わった競技の数々が行われました。競技がすべて終了し、いよいよ結果発表の時。栄えある優勝は……青団です!!おめでとうございます!!世代も国籍も越えて、みんなで一緒に楽しんだ1日。クルーズもいよいよ終盤、またひとつ旅の思い出が増えました。

2017年2月25日 イースター島寄港

絶海の孤島、イースター島へ寄港しました!!今日は、エコライフについて考えるオプショナルツアーに参加します。まず訪れたのは、ゴミのリサイクル処理を行うオリト・リサイクルセンター。この施設では、紙やダンボール、缶、アルミ、家電製品などを扱っています。このセンターで、ゴミ問題についてお互いの意識交換をして考えを共有することに。続いては、島の若者たちと交流。顔や腕に、自然のものを使った塗料で絵を描いてくれました。ペインティングが出来たら、ダンスタイム!!リサイクルセンター訪問や文化交流を通して、私たちの文化や伝統についても考える時間ともなりました。

2017年2月21日 ラパヌイへのいざない〜起源と文化〜

イースター島の文化や歴史の継承を促進するダンスグループ「トキ」の創始者であり、音楽家でダンサーのマリオ・トゥキさんに、この島の辿ってきた歴史をお話しいただきました。「イースター島という名前は1722年、キリスト教の復活祭(イースター)の日に発見されたことに由来しますが、もともとこの島にはヨーロッパ人が到達するはるか以前から人びとが住んでいました」彼らは島を『ラパ・ヌイ(ラパ=島、ヌイ=大きい)』と呼びます。もともとは、アジアの人たちが南太平洋の小さな島々を発見して移り住んだと考えられているそう。モアイで有名なラパ・ヌイの、観光地ではない一面を知ることができました。

2017年2月16日 カヤオ(ペルー)寄港

ペルーのカヤオへ寄港しました!!今回は、首都リマの様子をお届けします!!旧市街は、その歴史的建造物がユネスコの世界遺産にも登録されており、見応えのある建物が集中しています。アルマス広場のまん中にあるブロンズの噴水は、1651年に造られたものだそう。その奥に見えるカテドラルは、スペインの征服者であるフランシスコ・ピサロによって造られたペルーで最も古いカテドラルです。アルマス広場に面してペルー政庁が建っていますが、ここでは毎日12時になると、衛兵の交代式が行われています。鼓笛隊の演奏のあと、たくさんの衛兵が足並みを揃えて行進する姿は圧巻!!これは見応えありです。

2017年2月14日 にじいろアゴラ 参加者紹介企画

同じ船に乗り合わせた参加者を紹介するという企画「にじいろアゴラ」。本日は中国からご乗船されているジャン・シュ・ガンさんと、ゴン・ユエ・チンさんご夫婦を紹介します。「貧しい家庭で生まれ、中学卒業と同時に田舎の農村へ働きにいくことになりました」そこで出会ったのがゴンさん。経済的に安定するのを待ち、その後二人は結婚。写真を交えて当時を振り返るお二人のお話に、すっかり聞き入ってしまいます。「志を持つことが大事」そう話すジャンさん。いつも笑顔のお二人の新たな一面を知ることができました。

2017年2月13日 アートと音楽を通して手つかずの自然を保護する

バルパライソからMAPA(音楽とアートの平和アカデミー)からゲストが乗船しています。先住民文化や環境保護活動を行う著名な音楽プロデューサー兼写真家のピエール・ブッチさんは、パタゴニアの自然をスライドで映しながらパタゴニアの自然の美しさを紹介してくれました。ここまでの船旅で、多くの大自然を目の当たりにしました。氷河や美しい山々、素晴らしい景色——この自然を守っていくために自分たちができることは何があるだろうと考えさせられる時間となりました。

2017年2月12日 バルパライソ(チリ)寄港

スペイン語で「天国の谷」の意味を持つ風光明媚な港街、バルパライソへ寄港しました。向かったのは、アコンカグア谷のワイナリーです。近年「新世界ワイン」のひとつとして注目されるようになったチリワイン。1990年代以降海外市場でのシェアを広げ、2002年には輸出先国も90ヶ国以上と目覚ましい成長を遂げています。130年以上の歴史を誇るエラスリス・ワイナリーでは、5種類のワインが製造されています。ここでランチタイム。ランチはもちろんここで醸造されたワインの試飲付き。白ワイン、赤ワイン、そしてデザートワインも楽しむことができました。心ゆくまでワインを楽しむ大満足の1日となりました。

2017年2月9日 地球はドでかいデーマパーク!旅に出て世界中の人と笑い合おう

60ヵ国を駆ける旅人・エッセイストで、「地球の広報」を自称するたかのてるこさん。以前は映画会社でプロデューサーとして数々の番組制作にも携わってきた経験もあります。本日はたかのさんが訪れたインド、ヨーロッパ21ヶ国のことをご紹介いただきます。世界中で出会った人びととの交流や、面白かった体験、海外での友人との再会など、ユーモアあふれるトークに会場は笑いに包まれます。こんなにも世界を旅しているたかのさん、驚くことに実は心配性なのだとか。そんなたかのさんが一番伝えたいことは「心配するなら行動する」。これがたかのさん流・心配を消すための唯一の方法だそう!!

2017年2月9日 ブルホ氷河

船は早朝からパタゴニアフィヨルド内のブルホ氷河へ。目の前に、壮大な景色が広がっています。こんなに間近で氷河を見ることが出来るなんて、驚きです!!デッキには、すばらしい景色を一目見ようとたくさんの人が集まっています。壮大な氷河をバックに、オーシャンドリーム号は進みます。こんな場所にはなかなか来れないなぁとしみじみ思う瞬間です。またひとつ、旅の思い出が増えました。

2017年2月9日 笑顔を取り戻すための戦い〜ペルーの武力抗争〜

アルトゥーロ・メヒアさんは、「アレナ・イ・エステラス」の設立者。ペルーリマ郊外にある街、ビジャ・エル・サルバドルは、住民の意見を反映した都市計画によってスラムから大きな街へと成長しました。87年には「ピースメッセンジャー都市」として称えられ、ノーベル平和賞にノミネート。演劇やダンスを通じて子どもたちに夢を与えたいと活動してきたアレナ・イ・エステラスは、そんな街の発展に貢献し、現在も地域コミュニティに従事するアーティストや教育者を育成しています。アルトゥーロさんの講座で、これから訪れるペルーについて、観光だけでない部分についても知ることができました。

2017年2月8日 インカ帝国はなかった

ペルー・リマ在住で、リマにある天野博物館の事務局長を長く務められた阪根博さんにインカ帝国についてお話いただきます。阪根さんは「インカ帝国はなかった」と話します。「それは大航海時代にまで遡ります。南米大陸はスペインやポルトガルに侵略され、スペイン人よってインカ帝国と名付けられました。現地の言葉でインカ帝国は『タワンティン・スーヨ』と呼ばれていたのです」こんな風に、言葉の使い方はどの視点で話すかによって違います。本日の講座では、まず言葉の意味を整理し、これからの講座で使われるアンデスの基礎知識を共有するための前置きとなりました。

2017年2月8日 アルゼンチン在住移民者たちの足跡

このクルーズには、先日寄港したブエノスアイレスから14名の日系人の方々が乗船しています。本日はそんな方々の中から、1968年3月に移住船「あるぜんちな丸」でアルゼンチンに渡り、今年で移住49年を迎えた日系1世の土井哲二さんを中心に4名の方々からお話を伺いました。アルゼンチンに移住後、皆さんがどんな人生を歩んでこられたのか、当時の暮らしや移住のきっかけ、移民船での出来事などお話しいただき、移民について改めて考える機会となりました。

2017年2月7日 プンタアレナス(チリ)寄港

マゼラン海峡に面するプンタアレナスへ寄港しました。向かったのは、街を望むクルスの丘へ。正面に見えるのは、太陽の光をあびて輝くマゼラン海峡です。色鮮やかな街並みは、見飽きることがありません。海岸沿いを歩いていると、大航海時代の様子を表しているような大きなモニュメントを発見しました。プンタアレナスはマゼラン海峡を航海する船が寄港することで発展を遂げましたが、パナマ運河が開通したことで衰退してしまいました。このモニュメントはそんな時代を象徴しているかのよう。プンタアレナスには、いつかまた訪れたい、そう感じさせてくれる不思議な魅力があふれていました。

2017年2月6日 スマートフォンで上手に写真!復習編

ファインアート・フォトグラファー、デザインコンサルタントとして活動されているジュディー・ロビンスさんは、フォトグラファーとして撮影をする中で、一眼レフを使用しての撮影はもちろんですが、実はスマートフォンでの撮影が一番簡単で、よく使っているそうです。本日は、これまでお話いただいた撮影するときのコツを総復習編としておさらいします。最後は、気になることやわからないことの質問タイム。疑問が解決できたことで、これからの撮影も楽しみです。美しい写真やスマートフォンでも簡単に美しい写真を撮るコツなどをレクチャーしてくれたジュディーさん、ありがとうございました!

2017年2月4日 ペルー・ボリビア旅のコツ

一年のほとんどを旅をして過ごしているというバックパッカーの旅丸SHOさん。本日は、ペルーやボリビアに訪れたときの体験を写真を交えてお話いただきます。「普段、日本では食用となっていないものを食べることも旅の醍醐味です」そう話す旅丸さん。それ以外にも日本でも有名な観光地のひとつ、ボリビアのウユニ塩湖でよく見られる遠近法を使ったトリック写真を撮る方法や、一眼レフよりもスマホなどの携帯で撮影した方がいいというプチ情報なども織り交ぜながら紹介してくれました。最後に「未来の旅人が訪れることができる旅をしよう。そして、必ず元気に帰ってくること」そう締めくくりました。

Ⓒ Mizumoto Shunya
2017年2月3日 南極遊覧

ドレイク海峡を抜け、いよいよ本船は南極を遊覧します。青空の下、目の前には絶景が広がっています。青と白の世界は本当に美しく、白い氷山は私たちが南極に来たことを実感させます。大迫力の氷山の間をぬうようにゆっくりゆっくりと進む船を、柔らかな日差しが照らします。私たちが南極にいるということ、この素晴らしい世界に身を置いていることを実感すると同時に、環境問題についても考える機会となりました。南極の素晴らしさを体験した私たちは、南極の自然の美しさを伝えるとき、南極が置かれている状況についてまで伝えていくことが大切なのだと感じました。

2017年2月1日 南極と写真の話

オーシャンドリーム号は今クルーズのハイライト、南極遊覧ポイントに向かうべく、ドレーク海峡を横断中です。本日は、これまでに撮影のために5回南極を訪問した経験を持つカメラマンの水本俊也さんに、南極で撮影した写真を紹介しながら、南極についてのお話をしていただきました。明日からの南極遊覧に向けて、水本さんによるカメラのお話も。動物たちの動きを予測してシャッターチャンスを逃さないこと、そのためにはちゃんと自分のカメラを勉強しておくことが大切だと話してくださいました。南極遊覧に向けて、準備もバッチリ整いました!!

2017年1月31日 ウシュアイア(アルゼンチン)寄港

世界最南端の都市、ウシュアイアへ寄港しました。今回は、世界最南端を走る蒸気機関車「世界の果て号」に乗車します!!1910年に建設されたこの鉄道は、かつて監獄までを結んでいたそう。伐採された木材や石材など物資を運ぶ手段として利用されていましたが、現在は観光列車として利用されています。途中の駅で停車しながら終点のティエラ・デル・フエゴ国立公園駅へ向かいます。こちらはラパタイア湾の遊歩道から見た山の景色です。雲間から差す光に山肌が照らされて、なんとも美しい風景が広がっています。たくさんの人がこの場所を訪れ、その景色に魅了されます。

2017年1月30日 地球大学ってナンダ?〜私たちが考える貧困・差別〜

洋上ゼミや現地を訪れ、地球の問題を自分の問題として考える視点を養うプログラム、「ピースボート地球大学」。今クルーズでは、27名が「持続可能な社会」をテーマに、ワークショップや話し合いを通して地球の課題について理解を深め、解決するための方法について考えています。本日は中間報告会として、地球大学生たちが学んできたことをプレゼンしました。発表を終え、どこかほっとした表情を見せる受講生たち。今後もこういった機会を定期的に共有する会をしていくそう。クルーズが終わる頃にはどんな学びがあるのか楽しみです。

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2017年1月29日 おどろくべきエネルギーの未来

1970年代から、エネルギー問題研究の最前線に立ってきたロッキーマウンテン研究所の共同設立者であり、主任研究員でもあるエイモリー・ロビンスさんに「エネルギーの未来」についてお話いただきます。「自動車は石油をもっとも多く利用する道具ですが、世界の石油資源は限られています。そのため、近年はさまざまなメーカーで充電式のハイブリッド車も開発されています」太陽光発電や風力発電も進化してきましたが、LEDの進化が著しいとエイモリーさんは言います。「先進国での電気の需要は減っている。エネルギーにおいて変化が起こっている」エイモリーさんは講座をそんな言葉で締めくくりました。

2017年1月27日 カルチャースクール・合唱

カルチャースクール・合唱の講師を務めるジャパングレイスの谷村千明紀さんとともに、日々練習に励む合唱団の皆さん。今日も、パートごとの発声練習からスタートです。声を出してからだも暖まったら、練習している曲をみんなで合わせて歌っていきます。先日行われた発表会では、約100名がステージに上がり、美しいハーモニーを届けてくれました。今後も少し難しい曲や3部合唱のハーモニーにもチャレンジしていくそう。クルーズも中盤、今後の合唱団のステージが待ち遠しいですね!!

Ⓒ Mizumoto Shunya
2017年1月26日 ブエノスアイレス(アルゼンチン)寄港

南米のパリとも称されるアルゼンチンの首都・ブエノスアイレスへ寄港しました。船を降りて、さっそく街に向かいます。ブエノスアイレスで、最も有名な観光地といえば、ボカ地区にあるカミニート。赤や青、黄、緑などカラフルにペインティングされた家が並びます。可愛らしい建物が立ち並ぶ通りを散策していると、まるで絵本の中の世界にいるような気分になります。どこからともなく、タンゴのリズムが……。タンゴ発祥の地のこの場所ならでは、ダンサーが情熱的なアルゼンチンタンゴを踊っています。カフェやレストランでは、観光客に向けてタンゴを踊ったりギターの演奏がよく行われています。

Ⓒ Mizumoto Shunya
2017年1月25日 ウルグアイ前大統領ホセ・ムヒカ氏、来船

2010年から2015年までウルグアイの大統領を務めたホセ・ムヒカ氏が、モンテビデオに停泊中のオーシャンドリーム号へ!!おなじみの水色の車に乗って、笑顔で来船です。「ウルグアイへようこそ!!ピースボートは平和や平等、そして人権のために世界をめぐる船だと思います。これからもがんばってください」スピーチの中で、そう笑顔で話すムヒカ氏。「命を大切にすることは、時間を大切にすること。その時間は決してお金で手に入れることはできません。人に受け入れられるためだけに生きるのではなく、自分の思うことをやってみてください」と発言。ムヒカ氏の温かい言葉に、大きな拍手が送られました。

2017年1月25日 モンテビデオ(ウルグアイ)寄港

ヨーロッパの都市を思わせるウルグアイの首都モンテビデオは、30万本以上の街路樹が植えられた緑あふれる街。さっそく街中へ出掛けます。おみやげ屋さんや八百屋、カフェ、レストラン……どこをとっても可愛らしく、見ているだけでワクワクします!!通りには、路上にいくつもお店が出されハンドメイドの商品など、いろいろなお土産があるのでショッピングも楽しめます。こちらはマクラメという編み方で編まれたアクセサリー。カラフルな色合いが目を引きます。お散歩をしながら街の空気を肌で感じ、ゆっくりのんびり過ごすことができた、モンテビデオの1日となりました。

2017年1月24日 コンドルの爪痕

紛争転換・コミュニティー和解プロセススペシャリストとして活動するマイケル・ジョセフさん。本日は、南米の右派独裁政権が行った殺人や政治的抑圧とテロ活動などにまつわるお話をしていただきました。「中南米では1960年代から80年代にかけて、南米諸国において左派政権を転覆させるための軍事クーデターが起こりました。ウルグアイでも、政治犯として多くの人が逮捕され拷問を受けました。ホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領もその一人です。ムヒカ氏は武装闘争で抵抗し、独房に収監されていた経験があるといいます。そのムヒカ氏は、明日オーシャンドリーム号を訪問する予定です!!

2017年1月23日 古今亭菊千代でございます〜落語ワールドにご招待〜

「菊千代と申します。よろしく」そう話し始めたのは、リオデジャネイロからご乗船された水先案内人の落語家・古今亭菊千代さん。本日は、独演会が開催されました。落語好きな方はもちろん、初めて落語を聞く、という方も、多くの方が会場へ集まりました。独演会は終始笑いに包まれ、大盛況!!また、これまで20回以上ご乗船いただいている菊千代師匠に以前乗船したクルーズでの思い出もお話いただきました。会の最後には、「お弟子さん」募集も。お弟子さんには、菊千代師匠が下船されるまでお稽古をつけてくれるそう。また菊千代師匠の最後の寄席では、菊千代一門としてその成果を披露していただく予定です。

2017年1月21日 リオデジャネイロ(ブラジル)寄港

オーシャンドリーム号は、リオデジャネイロに入港しました。訪れたのはこちら、コルコバードの丘です。ここでは、リオデジャネイロの象徴であるキリスト像を間近に見ることができます。1931年のブラジル独立100周年を記念して建造されたこの像の高さは、なんと約40メートル!!その大迫力に、大きなざわめきが起こります。コルコバードの丘からの風景。ここからの眺めは世界遺産に登録されています。霧や雲の影響でかすんでしまっているものの、一瞬見えた景色は、入り組んだ湾の様子や、ビル群、緑の山々を見渡すことができ、壮大な風景でした。

2017年1月17日 洋上アカリトライフ゛FINAL〜キャンドルの灯りと音楽で心をつなごう〜

日本ヒップホップ界の先駆者GAKU-MCさんによる洋上ラストライブ。まずはGAKU-MCさんが、これまでに作曲した曲を披露してくださいました。ラブソングや元気が出る歌などを会場に届けます。続いては、船内で出会った参加者とのセッションタイム。出演する3名と、日々練習を重ねてきたそう。まず登場したのはアミさん。たくさん練習を積み重ねてきた様子が伝わってくる演奏です。最後はトランペットとの共演です。トランペットの音色とGAKUさんのギターの音色が、絶妙なバランスで会場を包み込みます。キャンドルライトの優しい光が灯るステージでのラストライブは、忘れられない思い出となりました。

2017年1月16日 あの日から22年〜阪神・淡路大震災追悼〜

阪神・淡路大震災から22年目にあたる本日、参加者の中で実際に被災された方々より当時の体験をお話していただきました。また、神戸大学・名誉教授の豊田利久さんには、地震のメカニズムや、被災当時の大学の状況や、街の様子などをお話いただきました。豊田さんは震災後から災害関係の研究をすることで新しい分野を切り開き、社会貢献したいと思うようになったといいます。震災は日本だけではなく、世界のどこかで今後も起こり得ることです。どこで、誰が、いつ被害にあうかわかりません。自分の身にも起こることだということを決して忘れてはいけない、改めてそう実感しました。

2017年1月14日 カポエラの歴史と平和

ブラジル連邦大学にカポエラ・センターを創設し、カポエラの魅力やブラジル大衆文化を伝え続けるマルシオ・アキラ・コウセイロさん。「カポエラは格闘技でもあり、ダンスでもあり、音楽でもあります。まず歴史についても知ってもらいたい」そんな言葉から企画は始まりました。「カポエラの語源は諸説ありますが、ポルトガル文化によってアフリカ文化が抑圧された時代に自身のアイデンティティーを守る方法として成立したといわれています」カポエラは、自由に自分を表現することができるツールとしても使うことができる、そんなマルシオさんの気持ちが伝わる講座となりました。

2017年1月13日 リアル・ブラジル〜ファベーラって知ってる?〜

フリージャーナリストの下郷さとみさんは、ファベーラ(スラム街)を拠点にブラジルの貧困問題や社会運動、アマゾン先住民などの取材をされています。本日は、ファベーラの歴史や実際の暮らしなどについてご紹介いただきました。1950〜60年代のブラジルでは工業化が進み、たくさんの労働者を必要としていました。都市に移住した貧しい人たちが、国有の土地に勝手に家を建てて住み始めた結果できたのがファベーラです。リオデジャネイロには900を超えるファベーラがあり、人口の約20%が暮らしているといいます。これからリオデジャネイロに寄港するとあって、下郷さんの講座は今後も注目が集まりそうです。

2017年1月12日 ブリッジツアー

今日は、挾間事務局長によるオーシャンドリーム号のブリッジ(操舵室)ツアーの様子をお届けします。目の前に広がる大海原……普段デッキから見ている風景とはまた違い、気分も盛り上がります。ちなみに、水平線までの距離はおよそ15キロ。「近そうに見えて意外と遠いなぁ」「反対にもっと遠いと思った!!」さまざまな声があがります。なかなか入ることができない場所とあって、知りたいことがたくさんある方も多いよう。あちらこちらから質問があがります。挾間事務局長に航海にまつわるお話をたくさんしていただき、とても充実した時間となりました。

2017年1月11日 ケープタウン(南アフリカ)入港

アフリカ大陸最後の寄港地、南アフリカのケープタウンへ入港しました!!わたしたちを迎えてくれたのは、頂上がまるでナイフで切り取られたかのような平らな山、テーブルマウンテン。さすが、ケープタウンの象徴的存在とあって、大迫力です。ちなみにケープタウンの気候は変わりやすく、街の人びとはテーブルマウンテンにかかる霧や雲の具合で、天気を予測するんだとか。そのため、テーブルマウンテンはケープドクターとも呼ばれているそう。車道からは、どこまでも広がるケープタウンの街が一望できます。天気のいい日にはケープポイントまで望めるんだそう!!

2017年1月10日 核軍縮と非暴力〜SDGsの実現に向けて〜

平和活動家であり、南アフリカ共和国の元国会議員であるエラ・ガンジーさんに、エラさん自身が取り組む核軍縮の活動についてご紹介いただきました。「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現には、マハトマ・ガンジー氏の非暴力主義やネルソン・マンデラ氏のメッセージを組み込む必要があると話すエラさん。「人類が存在する限り、世界は複雑なもの。私たちが多様性受け入れて寛容にならない限り、摩擦は生じ続けるでしょう」と続けます。未来を築くには、さまざまな考え方を受け入れ、環境への負荷を抑え、そして小さな規模で生活すること。市民レベルでできることを考える時間となりました。

2017年1月6日 マプト(モザンビーク)寄港

モザンビークの首都マプトに寄港。今日はモザンビーク国立音楽学校を訪れ、子どもたちと交流をする交流ツアーへ参加します!!港からバスで約30分、音楽学校に到着です。さっそく教室へ。1975年にポルトガルから独立したモザンビークは15年にわたる内戦が起こったりと悲しい歴史も持っています。歴史背景も踏まえ学校について紹介していただいた後は、ワークショップタイム。子どもたちに楽器の使い方を教わります。覚えればいろいろな曲を演奏できそう!!夢が広がります。音楽や夢を追いかける子どもたちと出会い、モザンビークの新たな一面を知る時間となりました。

2017年1月4日 ようこそ虹の国南アフリカへ

ノンディエボ・シャバララさん(通称:ノノさん)は、ヨハネスブルグ近郊の旧黒人居住区ソウェト出身。ユニークなツアーを展開する旅行会社「Incredible Tours&Travel」の創設者です。本日は、南アフリカについてさまざまな角度から紹介していただきました。南アフリカには、なんと11もの言語が存在しています。人口の約18%が話しているコサ語は舌を使って特殊な音を出す言語で、一度聞いたらなんだか耳に残るんです。ノノさんと一緒に練習してみますが……やっぱり難しかったようで、会場から笑いが起こります。そんな様子にノノさんもニッコリ。新しい言語や文化に触れる、充実した講座となりました。

2017年1月4日 幸せなら手をたたこう〜名曲誕生の知られざる物語〜

東京五輪が開催された1964年、日本を代表する歌手・坂本九さんが歌った「幸せなら手をたたこう」の作詞者は、今クルーズに乗船している木村利人(きむらりひと)さん。本日は、この曲が生まれた背景を辿っていきます。今や誰もが知る名曲であり、明るく前向きな歌詞の裏には、若き日の木村さんがフィリピンで体験した「終わらない戦争」があったといいます。消すことはできない戦争の悲劇、それでも人間同士が出会い、そしてわかり合おうとする「平和の精神」がこの歌には宿っているそう。戦争によってできた深い溝や傷を音楽が癒し、そして世界をつないでいく——そんな奇跡を感じるストーリーでした。

2017年1月3日 エホアラ(マダガスカル)寄港

オーシャンドリーム号はマダガスカルのエホアラに寄港!今日は、マダガスカルを代表する風景・バオバブ街道をもっとも美しく見られる街、ムルンダヴァへやってきました!!「星の王子さま」の中にも出てくるバオバブの木が連なるバオバブ街道は、今日もたくさんの人で賑わっています。そびえ立つバオバブの木の周りでは、子どもたちが集まり、遊んだりしている姿も。天候にも恵まれたマダガスカルの一日。大自然にふれ合うことはもちろん、環境や教育、貧困など、知らなかった一面も知ることができ、いつかまた訪れたい場所となりました。

2017年1月1日 2017年!!〜お餅つき・新春鏡開き〜

プールデッキで、鏡開きとお餅つきが行われました。お正月といえばやっぱりコレですよね!!お餅をついているのは、事前の呼びかけて集まった餅つき隊の皆さん。気合い入ってます!!つきあがったお餅は、お餅丸め隊の皆さんの手によって、順番に丸められていきます。キレイに丸まったお餅は、きな粉やあんこ、醤油味で味付け。お餅つきのあとは、鏡開きが行われました。船長や挾間事務局長、吉田クルーズディレクター、そして水先案内人のティムさんとバオバオさんが鏡開き!!洋上で迎える新年は、たくさんの方々とお祝いでき、また新たな交流も生まれ、とてもアットホームな時間となりました。

2016年12月31日 レユニオン島(仏領)入港

オーシャンドリーム号はレユニオン島へ寄港しました。さっそく船を降りて、港からほど近い街へ。大晦日ということもあり、人通りも少なくゆったりとした時間が流れています。街中には緑が多く、広場を歩いていると時々カラフルなトカゲが顔を出します。街中にいても、こういった自然を感じられるのはうれしいものです。レユニオン島を満喫し、いよいよ出港のとき。汽笛が鳴り響き、少しずつ離岸していきます。汽笛の音は胸に響き、なんだか少しさみしくてちょっと切ないもの。レユニオン島は、素晴らしい大自然と、温かい人びとに出会える、そんな島でした。

2016年12月30日 ポートルイス(モーリシャス)入港

オーシャンドリーム号はインド洋に浮かぶ島・モーリシャスのポートルイスに入港しました。さっそく街へ出掛けます。市場があったので入ってみると……新鮮な野菜が盛りだくさん!!色鮮やかなフルーツも所狭しと並びます。どれもフレッシュで美味しそう!!こちらのココナッツは、その場で割ってジュースとしても飲むことができるんです。こういった新鮮なフルーツを置いている市場ならではの楽しみです!!市場には生鮮食品だけでなく、おみやげや雑貨を売っているお店も。小物や楽器、Tシャツや絶滅してしまったドド鳥の雑貨など、かわいらしい雑貨がたくさんあり、ついつい足を止めてしまいます。

2016年12月27日 バスケットボールをしよう

晴天に恵まれ、絶好のスポーツ日和!!スポーツデッキでは、バスケットボールの自主企画が行われていました。少人数ではあるものの、なかなかの盛り上がり。体を動かすのはやっぱり気持ちがいい!!海の上なら、楽しさも倍増です!!スポーツは見ているだけでも楽しいもの。プレーする人も応援しかできないけど…という人も、スポーツを通じてまた新しい旅仲間と出会える時間となりました。

2016年12月24日 クリスマスツリー点灯式ライブ

今夜はクリスマス・イブ。船内ではクリスマスツリーの点灯式と、ライブが行われました!!まずは、クリスマスツリーの点灯。この日を乗船してから楽しみにしていた!!という方も多かったよう。普段とはひと味違う洋上のクリスマスを満喫しようと、デッキにはたくさんの方が集まりました。クリスマスツリーも無事に点灯し、続いては音楽を楽しむ時間です。スペシャルライブを開催してくれたのは、ラッパーのGAKU-MCさん。今日は参加者の方の生演奏も加わって、さらに音に深みが増します。なにより、インド洋上でのライブはとっても気持ちがいい!!素敵な音楽が夜空を彩る、特別なクリスマスイブになりました。

2016年12月22日 僕は見習いナチュラリスト

ケニアでサファリガイドとして環境教育活動を行う加藤直邦さんに、ガイドのお仕事についてお話しいただきました。「野生動物の美しさは、野生の環境下で一生懸命生きていること。彼らは常にベストコンディションでなければ生きていられません。それが野生動物の美しさにつながっていると思います」サバンナの魅力について、偶然の感動と出会えること、野生動物は檻に入っているわけではないので思わぬ瞬間に出会えること、サバンナそのものがリラックス空間であること、地平線から朝日や夕日・虹が見えることなど、写真を交えてお話してくださいました。

2016年12月20日 シンガポール寄港

シンガポールへ寄港しました!!多民族国家で知られるシンガポールには、文化が混じり合い、さまざまな国籍の人びとが暮らしています。そのため公用語も4種類、標識なども4つの言語で表示されています。船を降りて訪れたのは、やっぱりココ!!マーライオンは外せない場所のひとつ。ここは、さらにたくさんの観光客で賑わっています。え?意外とちっちゃい?いえいえ、そんなコトは実物を見てから言ってください。やっぱり、実物には感動しますよ!マーライオンの向かいには、シンガポールの中でも最高級ホテル、マリーナベイ・サンズが。日が沈むとこんなふうにライトアップされ、近未来的な姿に早変わり!!

2016年12月19日 茶道裏千家入門教室 自主企画:能登美津子さん

船内には、畳が敷いてあるスペースがあります。本日はこちらのスペースを使って、茶道裏千家入門教室が行われました。先生は、参加者の能登美津子さん。さっそく初心者を対象にしたお稽古がスタート!!まずは「ふくさ」について。折り方や使い方などレクチャーしています。知っていても、使ったことがないという方も多いでしょう。実際に触りながら使い方を確認していきます。茶道は姿勢が大事。礼の仕方や歩き方、立ち上がり方など、ひとつひとつの動作のお稽古も。日本の伝統文化に触れるいい機会となりました。

2016年12月18日 オープンGET〜英会話(初級)〜

洋上英会話教室、GETの無料レッスンが始まりました。英会話レッスンは、初級・中級・上級で分かれて行われますが、本日は初級クラスの様子をお届けします!せっかく世界をめぐるクルーズに乗っているのであれば、訪れた国々で少しでも現地の方とお話したい!!そんな皆さんの気持ちが伝わってきます。今日は「初めまして」のあいさつを覚えました。「あいさつをしたら握手をしましょう!!」先生のそんな声かけで、自己紹介タイムのスタートです。ここで覚えたフレーズをこの先の寄港地で使えるように、がんばってトレーニングを続けましょう!!

2016年12月14日 小島大歌〜海を繋げる夢〜

音楽プロデューサー、物語作家として活動するティム・コールさんとバオバオ・チャンさんの第一回目の講座では、お二人が今取り組んでいるプロジェクトについてお話いただきました。世界の島々の先住民と協力して制作しているのが、「小島大歌」というプロジェクト。「遥か5,000年前、台湾の先住民の船乗りたちは独自の楽器や歌を太平洋の島々に伝えました」彼らの中には文字を持たず、楽器の演奏や音楽、そして物語を通して、伝統や知恵を後世に残した民族もいたと言います。プロジェクトはまだまだ未完成ですが、講座を通して完成したものから私たちにも共有していただけるそう。今から完成が楽しみです。

2016年12月14日 山谷ストーリー〜私の国は日本です。日本にいる限り〜

2002年、日本初のフードバンク「セカンドハーベストジャパン」を設立したチャールズ・マクジルトンさん。フードバンクとは、まだ食べられるのに廃棄される食糧を必要とする人たちへ届ける取り組みのことです。今日は、マクジルトンさんの活動についてお話いただきました。セカンドハーベストジャパンの設立当初、協力してくれた企業は約780社でしたが、今では1,141社にまでなっています。今後も、フードセーフティネットの構築や、フードライフラインの強化などを目標に活動を続けていくというマクジルトンさん。私たちも出来ることから、少しずつ協力していこう、そんな気持ちになる講座となりました。

2016年12月13日 上海(中国)寄港

ひとつ目の寄港地、上海へ寄港!!訪れたのは、豫園(よえん)です。豫園は、400年以上の歴史を持つ古典農園。明・清時代の庭園建築芸術を代表するもので、上海といえばココ!!というくらいの観光スポットです。内部は龍壁や曲がりくねった回廊、いろんな形をした花窓によって隔てられており、建物や緑、水、美しい名石とが見事に調和しています。あいにくの雨模様ですが、濡れて光る石畳の道、少しの紅葉が混ざり合った景色など、雨の日ならではの景観を楽しむことができます。庭園を散策したあとは、周りに広がる豫園商城へ。こちらも伝統的な上海の雰囲気を色濃く残すエリアとして、大人気の場所です。

2016年12月12日 不思議な日本語からみる日中文化のおもしろさ

上海に生まれ、現在は作家やジャーナリスト、通訳、翻訳、中国での日本語教師として、日中をつなぐ架け橋のような役割を担う莫邦富さん。本日は、日中両国のことわざなどから文化の発想の違いなどをお話いただきました。莫さんは、有名な日本文学の文章には海の魚を表現が多く、中国文学の表現と比較したくなったと振り返ります。これは、魚をよく食べる日本人的な発想なのではないか、と莫さん。それに対し中国では山が多いので、魚ではなく動物が表現に使われることが多いんだとか。文字の中に両国の風土が色濃く出ていると言います。同じように漢字を使う国の、新たな一面を知る企画となりました。

2016年12月12日 世界遺産の不思議と魅力1

世界遺産検定マイスター、海外旅行地理博士の称号を持つ片岡英夫さんに、世界遺産が設立された経緯や第93回クルーズで訪れる世界遺産の魅力についてお話いただきました。「ユネスコ憲章の中に『戦争は人の心から生まれるものだから人の心の中にこそ、平和のとりでを築かなければならない』という一文があります。平和のとりでを築くことは異文化を理解すること」世界遺産はその国の自然や文化財を代表するものなので、そこを訪れて勉強するということは相互理解につながると、言葉を続けます。これから世界遺産を訪問するときには、また違った視点で平和について考えることができることでしょう。

2016年12月11日 旅のハ・ヒ・フ・ヘ・ホ

武医道家、健康アドバイザーと、さまざまな活動をされている大沢則夫さんの講座では、シャイな性格でも知らない方とつながれる方法や、船酔いをしたときの対処法など、実践も交えて幅広くお話いただきました。「ではさっそく、旅の『ハ・始まり』に、お隣の人と握手してみましょう」そんな大沢さんの言葉に、会場のあちらこちらで握手タイム。後ろの人とも握手をすると……ほら、もうこの笑顔!!「そして、『ヒ・一つ』のものが二つになって『フ』になります。そして『ヘ』は経ることを表し、『ホ』はほぐす、ほどける、といった意味があります。ハ行はすごい日本語なんです」大沢さんは語ります。

2016年12月9日 第93回ピースボート「地球一周の船旅」横浜出航

これから始まる地球一周の大冒険。大きな期待を胸に、たくさんの方がオーシャンドリーム号に乗船します。久しぶりに本船に帰ってきたお客さまも、懐かしい顔に思わず笑顔がこぼれます。素晴らしい天候に恵まれた横浜出航、たくさんの人が集まる中デッキでは出航式始まりました。クルーズディレクターの吉田岳洋が、出航を記念して乾杯の挨拶をします。かんぱーい!!「初めまして」そんな言葉とともに、あちらこちらから「乾杯!!」という声が聞こえてきます。デッキでは、素晴らしい出航式を終えて皆さん本当にいい笑顔!さぁ、ここからスタートです!

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