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第94回地球一周の船旅(北欧、北極圏、フィヨルドをゆく地球一周)
寄港地のご案内
コースの寄港地
各訪問地は季節や曜日、時間帯によっては、営業していないことがあります。
先住民族の言葉で「護られた入り江」の意味をもつ土地、ホノルル。太平洋の海運の要所として栄え、現在は世界屈指のリゾート地として知られています。
オアフ島の雄大な自然
オアフ島の大自然を体感できるホノルルには、訪れたいスポットが盛りだくさん!ワイキキの海を一望できる火山の噴火口「ダイヤモンドヘッド」は、オアフ島のランドマークともいうべき場所です。頂上から海や街並みを見渡せば、この島の自然の豊かさとパワーを存分に感じられるでしょう。また、世界的なリゾート地として有名なワイキキビーチをはじめ、ラニカイビーチやハナウマ湾などでは、ハワイの美しい海が心ゆくまで楽しめます。テレビCMでも有名なモンキーポッドの木があるモアナルアガーデンにも注目です。
ハワイの文化を楽しむ
フラやハワイアンミュージックなど、ハワイの地で育まれた文化もぜひ体験したいところ。新鮮な魚介を載せた「ポキ丼」やボリューム満点の「ロコモコ」など、ハワイアンフードにチャレンジするのも楽しみです。また、南太平洋の文化と歴史にふれることができるビショップ博物館もぜひ訪れたいスポット。太平洋ポリネシア全域の美術・工芸品など2,400万点以上の収蔵品を誇り、なかでもハワイ諸島にポリネシア人が移住してきた時代からハワイ王朝時代にかけての貴重なコレクションは必見です。
魅力に満ちた虹の島へ
南太平洋に広がる”ポリネシアン・トライアングル”。ハワイ諸島は、その広大な文化圏の北端に位置しています。世界有数のリゾート地として知られるホノルルは、先住民族の言葉で「護られた入り江」を意味し、その名の通り、荒波の影響を受けにくい地形から太平洋の海運の要衝として栄えてきました。南の楽園で育まれたポリネシア文化や先住民族の伝統を受け継ぐ人びととの出会い、そして美しい海に彩られた雄大な自然――リゾートアイランドの側面だけではない、ハワイのさまざまな魅力にふれる旅へと出掛けます。
[特集記事]虹の島ハワイに導かれて
サンスクリット語で「獅子の町(シンガプラ)」という意味の名前をもつシンガポール。近代的な街並みと多文化が同居する魅力的な観光名所が凝縮しています。
世界有数の近未来都市
ランドマークのマーライオンはもちろん、夜の動物園「ナイトサファリ」や、CMで一躍有名になったホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」など、見どころ満載の観光大国シンガポールは東京23区ほどの小さな国です。中心部には、東南アジア随一の都市と称される高層ビルが立ち並ぶ近未来的な景観が広がります。この街の最新の観光スポット「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には、熱帯雨林の巨大樹をイメージした、大迫力のスーパーツリーがそびえます。近未来と自然が融合した美しい空間をお楽しみください。
多彩な景観に出会う
多民族国家ならではの多様な魅力があふれるシンガポールは、訪れるスポットごとにさまざまな顔を見せてくれます。チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートなど、それぞれに街角の雰囲気がガラリと変わり、シンガポールならでは異国情緒たっぷりの雰囲気を楽しむことができます。ひとつの街に多種多様な人種と文化が存在し、それらが巧みに融合することで、活気あふれる独自の文化が育まれているシンガポールの街。カラフルな南国フルーツや人気のローカルフードなど、グルメも楽しみです。
[特集記事]ピースボートでゆく世界の寄港地 -シンガポール編-
多文化を五感で楽しむ
多文化を五感で楽しむ
シンガポールの街は、多民族国家らしい”チャンプル感”にあふれています。チャンプルとは、マレー語で「ごちゃ混ぜ」を意味する言葉。文化や伝統、宗教が混在する街を散策すれば、異国情緒たっぷりの雰囲気を味わうことができます。そのチャンプル感は街並みや行き交う人びとだけではなく、この国の食文化にも表れています。「ラクサ」や「チキンライス」など、アジア各地をルーツとする食材や調理法が混交したローカルグルメはぜひ味わいたいところ。多文化に五感でふれる1日は、特別な旅の思い出になることでしょう。
[特集記事]異国情緒あふれる魅惑の国
アテネの外港として栄えるピレウスは、国内最大の港であると同時に、地中海でも五指に入る国際港。古き良きアテネの面影を残すプラカ地区の散策も楽しみのひとつです。
文明を象徴する大神殿
紀元前の時代から偉大な芸術や哲学を生み、民主主義発祥の地としても知られるギリシャ。アテネを中心に貴重な古代遺跡が数多く残り、街そのものが歴史博物館ともいわれています。その中でも圧倒的な存在感と知名度を持つのがパルテノン神殿です。アクロポリスの中心に位置し、古代ギリシャ文明の栄光を象徴する神殿は、アテネの守護神である女神アテナを祀るために建てられました。世界中の人びとを魅了し続けるギリシャが誇る、美しき世界遺産の数々をご堪能ください。
古き良きアテネの伝統
アクロポリスの麓に広がる歴史的な街並みが保存されたプラカ地区。細く入り組んだ路地に古い家並みがひしめくように建ち並ぶ旧市街のエリアには、にぎやかな雰囲気が広がっています。近海で獲れた新鮮な魚介類や日差しをたっぷり浴びて育った野菜など旬の素材を活かしたギリシャ料理も、この街の楽しみのひとつです。さまざまな料理にヨーグルトが使われていて、爽やかな味わいが魅力。また、地中海性気候に恵まれたギリシャの土地は、良質なブドウが育つためワインの産地としても人気です。ぜひお土産にどうぞ。
西欧文明発祥の地へ
エーゲ海とイオニア海。ふたつの美しい海にはさまれた、バルカン半島南端の国ギリシャ。西欧文明の源流にも位置付けられる古代ギリシャ文明に彩られたこの地には、在りし日の栄華を伝える壮大な遺跡群、古代都市で花開いた哲学や歴史、数学などの学問や芸術文化、想像力をかきたてる神話の数々など、いまの時代に至るまで人びとを惹きつけ続ける数々の魅力に彩られています。ギリシャ文明の中心地として栄えたアテネ、そして数々の遺跡が残る美しいエーゲ海の島々をめぐる旅へと出掛けます。
[特集記事]歴史と神話の舞台を訪ねて
ムーミンの故郷としても知られるフィンランド。自然と調和した街には、19世紀初頭のネオ・クラシック様式と近代のモダン建築が融合した、印象的な街並みが広がります。
世界遺産スオメンリンナ島へ
世界最大規模の海防要塞としてつくられ、現在は豊かな自然に囲まれた絶景として人気の観光地スオメンリンナ島。1917年フィンランド独立と同時に、島の名前を「フィンランドの城」を意味するスオメンリンナに変え、1991年に世界遺産に登録されました。ヘルシンキからフェリーで行きやすいこともあり、現在では週末に家族や友人たちで訪れる「ピクニックの島」としても人気の場所。島内には、要塞当時からの建造物だけではなく、レストランやカフェ、お土産屋など見所がたくさんあり、時間を忘れて楽しめます。
北欧デザインを楽しむ街
北欧の長く厳しい冬。そんな日々を室内で豊かに過ごすための答えが「北欧デザイン」にあります。「飽きのこないシンプルな意匠」と「機能的で長く愛用できる実用性」を備えた雑貨や家具に込められた想いは、街を歩くだけでも伝わってきます。 フィンランド発祥の「マリメッコ」や「イッタラ」はその代名詞。半世紀を経ても古くならない、世界中で愛されるその洗練されたデザインを本場で楽しめます。 また、サウナ発祥の地でもあるフィンランドは、自宅にサウナがあることも珍しくありません。北欧デザインと本場のサウナを味わえば気分はフィンランドっ子です。
豊かな森と湖、無数の島々に恵まれた北欧最大の国スウェーデン。首都ストックホルムは14の島から成り、運河と水路に囲まれた街並みは「北欧のベニス」とも称されます。
旧市街ガムラスタン
スウェーデンは第二次世界大戦の戦禍を免れたこともあり、ストックホルムには現在でも歴史ある街並みがそのまま保存されています。最大の見どころは、中世の姿を残す旧市街「ガムラスタン」。街の発祥は13世紀にまで遡り、中世から変わらぬ石畳の路地には歴史ある建物が建ち並びます。スウェーデン・バロック様式の王宮やストックホルム大聖堂、ノーベル博物館などもこのエリアにあり、多くの観光客で賑わいます。アンティークショップや雑貨店、カフェなども多いので、ショッピングやグルメも存分に楽しめます。
王室の宮殿を訪ねて
ストックホルム市内から約50分、メーラレン湖の湖畔に建ち、その優雅なたたずまいから”北欧のヴェルサイユ”と称される、スウェーデン王室の居城「ドロットニングホルム宮殿」へ。ドロットニングとは、スウェーデン語で「王妃の小島」を意味します。広大な庭園を擁するクリーム色の宮殿は世界遺産にも登録されており、ロイヤルファミリーの住まいを除く一部が一般公開されています。3階建て220室を誇る絢爛豪華な宮殿はもちろんのこと、隅々まで手入れの行き届いた庭園や中国離宮、宮廷劇場など見どころ盛りだくさんです。
地中海で2番目の大きさの島・サルデーニャ島の南の玄関口となる街、カリアリ。石畳の街に広がるオレンジ色のレンガ造りの屋根と美しいビーチが魅力的です。
太陽のリゾート
美しくきらめく海、真っ白なビーチ、輝く太陽と三拍子揃ったリゾート地として知られるサルデーニャ島。城壁で囲まれた丘の上には、旧市街が広がります。展望台「テラッツァ・ウンベルト」から望む素晴らしい街並み――テラコッタ色の屋根の合間から伸びる教会のドーム、さらにカリアリ湾に浮かぶ船や地中海が広がります。絵葉書のようなその景観は、時間を忘れて眺めてしまいます。街歩きに疲れたら、名産のサルデーニャワインを。古代ローマ以前から、ブドウを栽培し、ワインを作っていたという説もあります。
神秘の文化に満ちた島
謎の巨石文化「ヌラーゲ」が残した石造りの建造物は、接合剤を用いず石を積み上げただけの方法で、歪みなく驚くほど綿密に計算された造り。島内に7,000も点在すると言われる遺跡は、いまだに造られた目的や方法は解明されておらず、謎に満ちた世界遺産です。また、カリアリの街にあるローマ時代の円形闘技場は、島内一の規模を誇り、その半分は自然の石灰岩を掘って造られました。劇場の上からは、石灰岩の石を積んでできた遺跡と地中海の海が一望でき、まるで古代にタイムスリップしたかのようです。
[特集記事]歴史と文化の宝庫
スカンジナビア半島一の規模を誇るデンマークの首都。華やかな王城や宮殿、歴史的な建造物とモダンなデザインが融合した美しい街並みに心が弾みます。
アンデルセンが愛した街
色とりどりの建物が軒を連ねる”ニューハウン”は、コペンハーゲンを代表する観光スポット。どこを切り取っても美しい景観を誇るこの港の歴史は古く、17世紀に端を発する北欧最古の人工港。かつては物流の拠点として、さらには長い航海を終えた船乗りたちの憩いの場としてにぎわっていました。ここは童話作家アンデルセンの愛した地としても有名で、運河沿いには、今も彼の暮らした家が残っています。爽やかな海風に誘われ、アンデルセンの暮らした地を散策すれば、港街の情緒と刻まれた深い歴史を存分に感じられるでしょう。
『ハムレット』の舞台
劇作家ウィリアム・シェイクスピアが残した数々の作品の中でも、特に傑作の誉れ高いのが戯曲『ハムレット』。この舞台とされるのが、コペンハーゲン近郊にある世界遺産の古城・クロンボー城です。わずか5キロメートル先の対岸には、スウェーデンの街・ヘルシンボリがあり、元々は海峡を見張る様につくられた砦でしたが、1585年にフレデリク2世によって再建され、その後幾度となく戦争や火災により姿を変えてきました。しかし、今でもクロンボー城の完成当時、北欧最大を誇った舞踏場や1500年代に制作された巨大なタペストリーなどを見ることができます。
”世界一幸福な国”へ
国連が2016年3月に発表した「世界幸福度報告書」において、”最も幸せな国”に輝いた福祉国家デンマーク。この国には、「ヒュッゲ(Hygge)」の文化が根付いています。ヒュッゲとは、”人と人とのふれあいから生まれる温かで居心地のよい雰囲気”という意味。この価値観はデンマークの幸福度と密接に関わっているとして、近年ヒュッゲは世界的にも注目を集めています。欧州独特の伝統と洗練さが入り交じったコペンハーゲンの街並みを散策しながら、デンマークの人びとのライフスタイルを感じてみましょう。
[特集記事]豊かな歴史と童話が紡いだ「おとぎの国」
中世後期ハンザ同盟の主要都市として栄えた、首都オスロに次ぐノルウェー第二の都市。世界最大級の規模を誇るフィヨルド地帯に位置する、フィヨルド観光の玄関口です。
活気あふれる港街
13世紀からハンザ同盟の貿易拠点として栄えてきた歴史ある街ベルゲン。世界遺産にも登録されているブリッゲン地区はもちろん、740年以上の歴史を誇る街のフィッシュマーケットも大きな見どころです。ノルウェーサーモンをはじめ獲りたての新鮮な魚介類やお土産品などが所狭しと並び、地元の住民から観光客まで、人びとが集う活気にふれたら、ノルウェーを代表する作曲家グリーグの家へ。カラフルな木造建築が並ぶ、北欧らしい美しい街は、散策だけでも心が踊ります。
ダイナミックな光景
全長204キロメートルにも及ぶ、ノルウェー最長のフィヨルドが「ソグネフィヨルド」です。氷河が数万年、数十万年の時間をかけて大陸を削り、そこにできた谷に海水が入り込んでつくられた奥深い入り江と、深い緑に霧のかかるフィヨルドの景色は、それだけで幻想的。山間に並ぶカラフルな家々も、名もなき無数の滝から雪解け水が流れ落ちる眺めも、まるで絵本の中のような世界です。船で訪れるからこそ堪能できる「フィヨルド遊覧」でめぐる壮大な景色は、まさに北欧航路のハイライトといえる特別な時間です。
初夏のベルゲンを訪ねて
北欧に暮らす人びとが待ち焦がれる、短くも美しい夏の訪れ。ノルウェー随一の港湾都市ベルゲンにその足音が響く頃、世界一周クルーズも彼の地を訪れます。港に面してカラフルな木造倉庫群が軒を連ねる世界遺産のブリッゲン地区が、この街のシンボル。ノルウェー最大の規模を誇るソグネフィヨルドにもほど近く、フィヨルド観光の拠点にもなっています。ハンザ同盟の栄華をいまに伝える美しい街並みと、悠久のときが創り出した神秘的なフィヨルドの造形――初夏の陽光に彩られた絶景を堪能します。
[特集記事]世界有数のフィヨルド遊覧と北欧の街並みの中へ
一年を通して温暖なバレンシア。「オレンジの花の海岸」とも称され、街のあちこちにオレンジの木が植えられています。ほかの果実や野菜の実りも多い、農作物の一大産地です。
聖杯の伝わる大聖堂へ
スペイン東部に位置する同国第3の都市、バレンシア。中心部に位置するバレンシア大聖堂は、街一番の見どころです。13世紀から500年にもわたる建築の末に完成した大聖堂は、ゴシック様式をはじめルネサンス様式やネオ・クラシック様式など、時代の変遷と共に数々の様式が混在する、特徴的なフォルムをしています。この大聖堂の存在を世界的に高めているのが、敷地内の礼拝堂に保管されてた暗赤色のメノウ製の聖杯です。1世紀に作られた聖杯は、イエス・キリストが「最後の晩餐」の際に用いたものと伝えられています。
本場の味に舌鼓を打つ
スペインきっての米どころであるバレンシアは国内随一の食の都で、スペインを代表する料理「パエリア」発祥の地でもあります。地元で採れた新鮮なシーフードと野菜をふんだんに使った絶品パエリアを、ぜひご堪能ください。また、食を楽しむならぜひ訪れたいのが中央市場。生鮮食品の市場としてはヨーロッパ最大で、100年以上の歴史を誇る市場です。市場では野菜やシーフード、生ハム、果物、ナッツなどが手に入るほか、場内にはいくつものバルがあるため、市場直結の新鮮な食材を使った料理の食べ歩きも楽しめます。
国内の消費エネルギーの大半を地熱と水力でまかなう世界屈指の自然エネルギー大国アイスランド。「地球」を感じる豊かでパワフルな自然が、一番の見どころです。
驚異の自然に抱かれた、環境先進国
圧倒的な自然が待ち受ける、北欧の島国アイスランド。国土の大半は火山地帯に属しており、国土の12%を氷河に覆われていることから「火と氷の国」と呼ばれています。この国では、活発な火山活動や地殻変動、氷河の浸食などにより、他の場所では見ることのできない、たくさんの驚異的な風景に出会えることでしょう。そしてそれらの自然エネルギーを生活の中に取り入れた「環境先進国」としても知られるアイスランド。国内の電力の約7割は氷河や滝の水量を活かした水力発電、残りの3割を地熱発電でまかなう、まさにクリーンエネルギー大国なのです。
地球の鼓動を体感
“生きている地球”を体感できる見どころが、数多く点在するアイスランド。その象徴ともいえるのが、「ゴールデンサークル」と呼ばれるエリアです。毎秒140トンもの氷河の雪解け水が注ぐ、アイスランド随一の滝グトルフォス。地球の鼓動が熱湯となり、高さ70mも吹き上がる間欠泉。そしてユーラシアプレートと北米プレートが左右に引き合う地球の割れ目「ギャオ」がある、シンクヴェトリル国立公園。いずれのスポットを訪れても、生きている地球と自分が一体化するような感覚が味わえます。
世界最北の首都
レイキャビクはダイナミックな自然に囲まれた街。人口は12万人ほど、歩いてまわれるコンパクトさです。アイスランドの歴史や文化を知ることができる美術館や博物館が数多くあり、また北欧らしいカラフルで可愛らしい街並みは散策にも最適です。レイキャビクの中心地にあって、その独特の形が異彩を放つのが「ハットルグリムス教会」です。この教会は、噴火した火山から流れ出て冷え固まったマグマをイメージして設計されました。近未来的でありながら、自然と調和するようにレイキャビクの街に溶けこんでいます。
[特集記事]地球の鼓動が聞こえる、遥かなるワンダーグラウンドへ
太平洋とカリブ海をつなぐ壮大なパナマ運河の、カリブ海側の入り口に位置するクリストバル。街の周辺には、多様な動植物が生息する豊かな熱帯雨林が広がっています。
歴史の面影を探して
コロニアル建築の建物が建ち並ぶ、中米パナマの古都カスコ・アンティグオ。スペイン植民地時代の名残りが色濃く残る旧市街は、世界遺産に登録されています。一際目立つのは、独立広場に面して建つ旧市街のシンボルにもなっているカテドラル。幾多の歴史を今に伝える荘厳な聖堂は、100年以上の歳月を経て完成しました。また独立広場の近くにあるサンホセ教会には、黄金の祭壇があります。一方、首都パナマシティには、摩天楼のそびえる近代的な街並みが広がります。新旧が対照的な街並みを見比べるのも楽しみです。
華やかな先住民族文化
先住民族の人びとと交流するオプショナルツアーへの参加も、ピースボートならではのクリストバルでの過ごし方。エンベラ族のコミュニティ訪問では、伝統の音楽や踊りを体験し、現地の人びとと交流します。民芸品のお土産や、豊かな熱帯雨林をゆくボート移動も楽しみです。一方、パナマの先住民族・クナ族の美しい手芸「モラ」体験にも期待が高まります。クナ族の女性はモラを身に着けることにより、代々伝わる伝統を守ってきました。クナ族が受け継いできた歴史や文化について学び、共有するひとときをお楽しみください。
ふたつの海を結ぶ大運河
南北に広がるアメリカ大陸を結ぶかのように位置する、中米パナマ。この国の名を世に知らしめているのが、海上交易の要衝パナマ運河です。世界の海運の歴史を塗り替えるほどの偉業でありながら地図上では一本の細い線でしかないこの場所を、実際に船で通航し、そのスケールを体感します。また、船から一歩出れば亜熱帯気候特有の湿気を帯びた空気が全身を包み、水と土と、むせ返るような濃密な緑の匂いが未知なる土地への興味をかきたてます。個性豊かな先住民族の人びととの出会いも、パナマをめぐる旅の魅力です。
[特集記事]海と海をつなぐ、パナマ運河を渡る−
リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。古くから交易で栄え、ローマ時代に「ポルトゥス・カレ(カレの港)」と呼ばれたことから、ポルトガルの国名の由来にもなりました。
中世の栄華にふれる
ポルトガル北西部にある港湾都市ポルト。ドウロ川の河口に位置し、川沿いには白壁とオレンジ屋根の家々が並ぶ可愛らしい景観が広がります。また、旧市街・歴史地区には12世紀頃から大航海時代まで、当時の栄華を伝える壮麗な建築物が建ち並び、その美しさと歴史的価値から世界遺産に登録されています。バロック様式のカテドラルをはじめ、ポルトガル1の高さを誇るクレリゴスの塔や、世界で一番美しい書店と称されるレロ・エ・イルマオンなど、街の見どころは尽きません。
芳醇な甘み広がるワイン
ポルトでぜひお試しいただきたいのがポルトガルを代表するワイン「ポートワイン」。ドウロ川上流で栽培された数種類のブドウのみで造られたものであること、決められた熟成場所で最低3年間熟成させることなどの厳しい条件をクリアしたものだけがポートワインとして認められ、ワイン通をも唸らせる苦みの少ない独特の風味と甘みが特徴です。ワイン好きの方は、見学や試飲ができるワイナリーが立ち並ぶドウロ川南岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区もはずせないスポットです。
英国統治時代は「セイロン」の名で呼ばれたスリランカ。現在の国名はシンハラ語で「光り輝く島」を意味しています。かつて首都だったコロンボは、今でも経済の中心地です。
歴史豊かな交易都市
インドの南東に浮かぶ島国、スリランカ。同国最大都市のコロンボは、古くから海の交易拠点として栄えてきました。大航海時代を経て、ポルトガル人やオランダ人が貿易の足掛かりにした16世紀以降、スパイスや紅茶貿易の拠点となったコロンボはインド洋有数の港へと発展します。インド洋らしい南国の雰囲気と植民地時代の名残りが入り混じる街を散策すれば、この国の歩んだ歴史が感じられるはず。たくましく生きる人びととの出会いも楽しみです。
東洋伝統の知恵を学ぶ
「生命の泉」、「生きる知恵」という意味をもつ、体系的な古代健康科学”アーユルヴェーダ”。紀元前3世紀頃に仏教とともにスリランカに伝わって島の伝統医療と混じり合い、豊かな文化に育まれながら独自の発展を遂げました。現在に息づくスリランカのアーユルヴェーダは、単に伝統的な医療としてだけでなく、相手に寄り添うホスピタリティを大切にしています。西洋医学とは異なる伝統医療を体験すれば、心も身体もリラックス&リフレッシュできるでしょう。食事療法の考えに基づいた健康的な伝統ランチも楽しみです。
現地の人びとと交流
スリランカの大きな魅力のひとつは、現地に暮らす人びととの出会いです。オプショナルツアー「『光り輝く島』の子どもたち」では、女の子を対象とした施設を訪ね、さまざまな事情からそこで暮らす子どもたちと交流します。社会問題を知るとともに互いの文化を紹介する、思い出深い1日となるでしょう。また「英語でスリランカ文化体験」では、地元の学生から伝統ダンスや食文化を教わったり、日本の文化を伝えたり、洋上で学んだ英語を使って交流します。身振り手振りも交えた英語でのコミュニケーションの楽しさを実感し、地元の人びとの笑顔に癒されるひとときです。
光り輝く島をめぐる旅
16世紀に香辛料を求めてポルトガル人が渡来して以降、オランダ、イギリスと植民地時代が続いたスリランカ。その遥か以前から海洋交易の拠点として栄えてきた、インド洋に面するスリランカ最大の都市コロンボは、南国らしい熱気と喧騒に包まれたエキゾチックな港町です。賑やかな街並みは、急速な都市開発が進む一方で、植民地時代の名残を感じさせる建物も多く点在しています。旅行先としての知名度は日本では高くはないものの、だからこそ思いがけない発見や感動と出会うチャンスに満ちています。
[特集記事]街のざわめきと、輝く笑顔に誘われて
パリを流れるセーヌ川が大西洋へと注ぎ込む河口に位置する、ノルマンディー地方最大の港湾都市。近郊には、印象派画家たちが愛した美しきエトルタの海岸線が広がります。
美しき修道院を訪ねて
時に「西洋の驚異」と称される、遠浅の干潟に建つ世界遺産の修道院モン・サン・ミシェルへ。干潮の時だけこの島へと続く道が現れることから、厳しい修行に励む僧たちが暮らす寺院が建造されました。その主要部はゴシック様式で造られていますが、時代とともに増改築が繰り返された結果、内部にはさまざまな中世の建築様式が混在しています。その時代ごとの粋を集めた荘厳なつくりには、圧倒されることでしょう。名物のオムレツや新鮮なシーフード、地域色豊かな伝統料理など、フランスならではの食も楽しみです。
印象派絵画ゆかりの地へ
「印象派」の芸術運動の由来となったモネの作品「印象、日の出」が描かれたことから、印象派絵画の発祥地として知られるル・アーブル。マルロー美術館には、フランス有数の印象派コレクションが収蔵されています。またここは、第二次世界大戦においてノルマンディー上陸作戦の舞台となった土地でもあります。戦争によって壊滅した街は建築家オーギュスト・ペレによって再建され、優れた都市計画と均整の取れた街並みは世界遺産にも登録されました。世界遺産としては珍しい、近代都市の景観美をお楽しみください。
セーヌ川を遡上する旅
フランス中部の街ディジョンを源に、首都パリを流れ北部セーヌ湾へと注ぐ全長780kmのセーヌ川。ピースボートクルーズでは、フランス北西部・ノルマンディー地方を舞台にセーヌ川を遡上します。旅の出発点は、セーヌ川の河口に開かれた港町ル・アーブル。この街は画家のクロード・モネが『印象・日の出』を描いた場所としても知られ、「印象派のふるさと」とも呼ばれています。そして船は、印象派画家たちも愛した田園風景の中をクルージングしながら、中世の趣を色濃く残す古都ルーアン、さらにはパリを目指します。
[特集記事]憧れの風景を訪ねて、時を行き交うセーヌ川クルーズ−
セーヌ川沿いに開けたフランス北部の街。古くからセーヌ川を利用した水運の街として知られ、多くのゴシック宗教建築が残ることから、時に「100の鐘楼を持つ街」と呼ばれます。
印象派の愛した街へ
フランス北部、ノルマンディー地方の古都ルーアン。百年戦争で活躍したジャンヌ・ダルク終焉の地として知られ、街には彼女にまつわる教会や建物が多数存在します。また旧市街には、フランス・ゴシック建築の最高傑作とも称されるノートルダム大聖堂をはじめ、ゴシック様式の歴史的建造物が数多く残っています。12~16世紀にかけて建造され、ゴシック建築の変遷の過程を知ることができる大聖堂は、画家のクロード・モネが33点の連作を描いたことでも有名。印象派の画家にも愛された歴史ある景観をお楽しみください。
ロマンあふれる街歩き
街中には、ジャンヌの歴史記念館や、火刑に処された場所にはステンドグラスが美しいジャンヌ・ダルク教会が建っており、国を背負って散っていった彼女が今も人びとに愛されていることが伝わってきます。また、ルーアンの旧市街にはノルマンディー独特の木組みの家々がよく保存され、ジャンヌが生きた時代につくられた大時計は街のシンボルとして存在感を放っています。ルネサンス様式の文字盤の上にある円形の窓には球が埋め込まれ、月の満ち欠けを表しています。
セーヌ川を遡上する旅
フランス中部の街ディジョンを源に、首都パリを流れ北部セーヌ湾へと注ぐ全長780kmのセーヌ川。ピースボートクルーズでは、フランス北西部・ノルマンディー地方を舞台にセーヌ川を遡上します。旅の出発点は、セーヌ川の河口に開かれた港町ル・アーブル。この街は画家のクロード・モネが『印象・日の出』を描いた場所としても知られ、「印象派のふるさと」とも呼ばれています。そして船は、印象派画家たちも愛した田園風景の中をクルージングしながら、中世の趣を色濃く残す古都ルーアン、さらにはパリを目指します。
[特集記事]憧れの風景を訪ねて、時を行き交うセーヌ川クルーズ−
四国と同等の国土面積に20以上の火山を擁するエルサルバドル。マヤ文明の遺跡や、火山に育まれた雄大な自然が魅力です。明るく温かい地元の人たちとの交流もおすすめです。
謎に満ちた古代都市へ
噴火した火山の降灰で埋もれたマヤ文明の遺構、サン・アンドレス遺跡は、地中に埋もれていたことにより風化をまぬがれた貴重な遺跡のひとつです。この遺跡が発見された丘からはピラミッド型神殿の基礎が発掘されており、この一帯は中規模の都市だったことが明らかになっています。中央広場の神殿跡や住居跡を見学することができますが、現在も発掘作業は続いており、遺跡の全貌はいまだ明らかになっていません。失われたマヤ文明の都市が足元に眠る、ロマンあふれるミステリアスな風景をお楽しみください。
かけがえのない出会い
1992年に12年間続いた内戦が終結したエルサルバドル。この国を訪れると、平和を取り戻してから四半世紀が経過した現在も、内戦がいまだに過去の出来事ではないことに気付かされます。”内戦”という言葉からは暗いイメージが思い起こされますが、出迎えてくれるのは明るく朗らかな人びと。「素朴」と表現されることの多いエルサルバドルの人たちの芯に秘めた強さと温かさは、つらい経験を乗り越えてきたからこそのものなのかもしれません。光と影を併せ持つエルサルバドルに生きる人たちに、ぜひ出会ってみてください。
かつてハンザ同盟都市として栄えた、バルト三国・エストニアの首都。当時の面影が強く残る城壁に囲まれた旧市街には、中世の街並みが色褪せることなく息づいています。
中世の街並みを歩く
中世ハンザ都市の歴史を刻むタリンの旧市街は、ヨーロッパ屈指の歴史地区として知られており、世界遺産にも登録されています。入り組んだ石畳の路地に色とりどりの建物が建ち並び、まるで絵本の世界のようなロマンチックな街並みが広がります。トームペアの丘からは、とんがり屋根の塔やカラフルな屋根が可愛らしい旧市街の風景や、彼方に広がるフィンランド湾が一望できるでしょう。13世紀・ドイツ騎士団の時代から、デンマーク時代、帝政ロシア時代、ハンザ時代と、世界史を紐解く街歩きをお楽しみください。
郊外に広がる大自然
国土の半分を深い森林や湿原に覆われたエストニア。そんな大自然を存分に感じられるのが、美しい湿地が広がるラヘマー国立公園です。国立公園に指定されているエリアは、74,000ヘクタール以上にもおよび、豊かな森林や絵画のように美しい湿原、石と砂の海岸など、変化に富んだ自然に恵まれています。園内には、数多くのトレッキングコースが用意されており、自然を満喫することができます。また、かつての荘園領主の邸宅や考古学遺跡なども点在しており、自然のほかに歴史や文化も同時に楽しむことができます。
バルト海の美観都市
世界史の表舞台に登場することは少ないものの、800年以上の歴史に彩られた「バルト三国」。地理的・歴史的共通性からなにかと一括りで捉えられがちですが、それぞれに異なる言語を話し、独自の文化を有しています。バルト三国を構成するラトビア、エストニア、リトアニアの首都はそれぞれが世界遺産に登録されており、絵本のような街並みは私たちを中世の世界へと誘います。美しい建物に重ねられた歴史、そして繊細な技が光る手仕事の数々――ヨーロッパ屈指の美しさを誇る旧市街をめぐる旅へと出掛けます。
[特集記事]秘められた、バルトの輝きを求めて