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第99回地球一周の船旅(ヨーロッパ&カリブ海コース)
寄港地のご案内
コースの寄港地
各訪問地は季節や曜日、時間帯によっては、営業していないことがあります。
先住民族の言葉で「護られた入り江」の意味をもつ土地、ホノルル。太平洋の海運の要所として栄え、現在は世界屈指のリゾート地として知られています。
オアフ島の雄大な自然
オアフ島の大自然を体感できるホノルルには、訪れたいスポットが盛りだくさん!ワイキキの海を一望できる火山の噴火口「ダイヤモンドヘッド」は、オアフ島のランドマークともいうべき場所です。頂上から海や街並みを見渡せば、この島の自然の豊かさとパワーを存分に感じられるでしょう。また、世界的なリゾート地として有名なワイキキビーチをはじめ、ラニカイビーチやハナウマ湾などでは、ハワイの美しい海が心ゆくまで楽しめます。テレビCMでも有名なモンキーポッドの木があるモアナルアガーデンにも注目です。
ハワイの文化を楽しむ
フラやハワイアンミュージックなど、ハワイの地で育まれた文化もぜひ体験したいところ。新鮮な魚介を載せた「ポキ丼」やボリューム満点の「ロコモコ」など、ハワイアンフードにチャレンジするのも楽しみです。また、南太平洋の文化と歴史にふれることができるビショップ博物館もぜひ訪れたいスポット。太平洋ポリネシア全域の美術・工芸品など2,400万点以上の収蔵品を誇り、なかでもハワイ諸島にポリネシア人が移住してきた時代からハワイ王朝時代にかけての貴重なコレクションは必見です。
魅力に満ちた虹の島へ
南太平洋に広がる”ポリネシアン・トライアングル”。ハワイ諸島は、その広大な文化圏の北端に位置しています。世界有数のリゾート地として知られるホノルルは、先住民族の言葉で「護られた入り江」を意味し、その名の通り、荒波の影響を受けにくい地形から太平洋の海運の要衝として栄えてきました。南の楽園で育まれたポリネシア文化や先住民族の伝統を受け継ぐ人びととの出会い、そして美しい海に彩られた雄大な自然――リゾートアイランドの側面だけではない、ハワイのさまざまな魅力にふれる旅へと出掛けます。
[特集記事]虹の島ハワイに導かれて
サンスクリット語で「獅子の町(シンガプラ)」という意味の名前をもつシンガポール。近代的な街並みと多文化が同居する魅力的な観光名所が凝縮しています。
世界有数の近未来都市
ランドマークのマーライオンはもちろん、夜の動物園「ナイトサファリ」や、CMで一躍有名になったホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」など、見どころ満載の観光大国シンガポールは東京23区ほどの小さな国です。中心部には、東南アジア随一の都市と称される高層ビルが立ち並ぶ近未来的な景観が広がります。この街の最新の観光スポット「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」には、熱帯雨林の巨大樹をイメージした、大迫力のスーパーツリーがそびえます。近未来と自然が融合した美しい空間をお楽しみください。
多彩な景観に出会う
多民族国家ならではの多様な魅力があふれるシンガポールは、訪れるスポットごとにさまざまな顔を見せてくれます。チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートなど、それぞれに街角の雰囲気がガラリと変わり、シンガポールならでは異国情緒たっぷりの雰囲気を楽しむことができます。ひとつの街に多種多様な人種と文化が存在し、それらが巧みに融合することで、活気あふれる独自の文化が育まれているシンガポールの街。カラフルな南国フルーツや人気のローカルフードなど、グルメも楽しみです。
[特集記事]ピースボートでゆく世界の寄港地 -シンガポール編-
多文化を五感で楽しむ
多文化を五感で楽しむ
シンガポールの街は、多民族国家らしい”チャンプル感”にあふれています。チャンプルとは、マレー語で「ごちゃ混ぜ」を意味する言葉。文化や伝統、宗教が混在する街を散策すれば、異国情緒たっぷりの雰囲気を味わうことができます。そのチャンプル感は街並みや行き交う人びとだけではなく、この国の食文化にも表れています。「ラクサ」や「チキンライス」など、アジア各地をルーツとする食材や調理法が混交したローカルグルメはぜひ味わいたいところ。多文化に五感でふれる1日は、特別な旅の思い出になることでしょう。
[特集記事]異国情緒あふれる魅惑の国
アテネの外港として栄えるピレウスは、国内最大の港であると同時に、地中海でも五指に入る国際港。古き良きアテネの面影を残すプラカ地区の散策も楽しみのひとつです。
文明を象徴する大神殿
紀元前の時代から偉大な芸術や哲学を生み、民主主義発祥の地としても知られるギリシャ。アテネを中心に貴重な古代遺跡が数多く残り、街そのものが歴史博物館ともいわれています。その中でも圧倒的な存在感と知名度を持つのがパルテノン神殿です。アクロポリスの中心に位置し、古代ギリシャ文明の栄光を象徴する神殿は、アテネの守護神である女神アテナを祀るために建てられました。世界中の人びとを魅了し続けるギリシャが誇る、美しき世界遺産の数々をご堪能ください。
古き良きアテネの伝統
アクロポリスの麓に広がる歴史的な街並みが保存されたプラカ地区。細く入り組んだ路地に古い家並みがひしめくように建ち並ぶ旧市街のエリアには、にぎやかな雰囲気が広がっています。近海で獲れた新鮮な魚介類や日差しをたっぷり浴びて育った野菜など旬の素材を活かしたギリシャ料理も、この街の楽しみのひとつです。さまざまな料理にヨーグルトが使われていて、爽やかな味わいが魅力。また、地中海性気候に恵まれたギリシャの土地は、良質なブドウが育つためワインの産地としても人気です。ぜひお土産にどうぞ。
西欧文明発祥の地へ
エーゲ海とイオニア海。ふたつの美しい海にはさまれた、バルカン半島南端の国ギリシャ。西欧文明の源流にも位置付けられる古代ギリシャ文明に彩られたこの地には、在りし日の栄華を伝える壮大な遺跡群、古代都市で花開いた哲学や歴史、数学などの学問や芸術文化、想像力をかきたてる神話の数々など、いまの時代に至るまで人びとを惹きつけ続ける数々の魅力に彩られています。ギリシャ文明の中心地として栄えたアテネ、そして数々の遺跡が残る美しいエーゲ海の島々をめぐる旅へと出掛けます。
[特集記事]歴史と神話の舞台を訪ねて
マチュピチュ遺跡やインカ帝国時代の首都クスコなど、数々の世界遺産を擁するペルーの海の玄関口。首都リマにも近い、物流や貿易を支えるペルー最大の港湾都市です。
大地の恵みと文明の叡智
標高2,400メートルに位置する天空の都市・マチュピチュ遺跡。かつてこの地に繁栄を極めた古代インカ帝国が、スペインの侵略から逃れるために建設されたという説がありながらも、決定的ではなく、未だ謎多きまま。さらに建造物の石積みは、鉄がなかったとされる時代に「カミソリの刃すら通らない」ほど精密に組まれていることも、世界から注目を集めています。 インカ以前にも数々の文化や文明が重なり合い、繁栄と衰退が繰り返されていたこの地では、ペルーが誇る歴史を今に伝える世界遺産が目白押しです。
リマ旧市街歴史地区
1533年、インカ帝国を征服したスペインのフランシス・ピサロによって造られた街リマの旧市街。歴史を今へと伝える街は世界遺産に登録されています。都市計画のモデルとなったのは、ピサロの母国である当時のスペインのマドリード。 碁盤目状に道路が整備され、重要な建造物がいくつも建てられました。サント・ドミンゴ教会やリマ大聖堂、17世紀前半の美しいセビリアンタイルが貼られたサン・フランシスコ修道院は南米の史上最高傑作と評されています。タイムスリップしたかのような景観の中を散策する楽しみが待っています。
ビジャ・エルサルバドル
ペルー内戦を逃れた人びとが、砂漠の地に集まり生まれた「ビジャ・エルサルバドル」というスラム。元々は人びとが”不法”に集まった場所でしたが、住人同士が互いに意見を出し合い、優れた都市計画から”街”が築きあげられ、「奇跡の街」と呼ばれるまでに。ノーベル平和賞にもノミネートされるなど、世界の注目を集めています。こうした「ビジャ・エルサルバドル」発展に大きく寄与した現地NGO「アレーナ・イ・エステラス」との交流を通じて、貧困問題や社会参加について考えるプログラムも実施しています。
アンデス文明の聖地へ
南米・ペルーにおいて、人類の定住が始まったとされるのはおよそ紀元前3,000年頃。その後、一帯にはアンデス文明と呼ばれる高度な文明が花開きました。そして、アンデス文明最後の先住民族国家・インカ帝国の時代に誕生したのが、アンデス山中の奥深く、空からしかその姿を確認できないことから「空中都市」と称されるマチュピチュです。今なお世界中の旅人を魅了するこの場所は、どんなロマンやミステリーに包まれているのか――ペルー・リマ在住で、長年に渡りペルー文化の研究を続ける阪根博さんに伺います。
[特集記事]聖なる巡礼地・マチュピチュを訪ねて
「カリブ海の真珠」といわれるキューバの首都ハバナ。歴史ある町並みに輝くビーチ。モヒートを片手にサルサのリズムに身をゆだねる――思い出深い一日となるでしょう。
南国の楽園
かの文豪ヘミングウェイが愛したハバナ。「老人と海」の舞台となったコヒマル村や「誰がために鐘は鳴る」を執筆したホテルなど、ヘミングウェイゆかりのポイントも数多く残ります。チェ・ゲバラの肖像画がひときわ目を引く革命広場やクラシックカー、ラム酒など観光名所以外にも見どころはたくさんありますが、何よりの魅力は人びとの笑顔です。街を歩けばあちこちから陽気なリズムが聴こえ「サルサ」を楽しむ姿が目に飛び込んできます。キューバの陽気さと美しさ溢れる時間が流れます。
魅惑のオールドハバナ
米国との国交回復により大きく変化しはじめたキューバは今、注目の観光地となっています。カリブ最強の砦と言われた要塞に守られたオールド・ハバナはコロニアル建築が立ち並び「ハバナ旧市街とその要塞群」として世界遺産にも登録されました。異国情緒あふれるカラフルな建物が並ぶ「マルティ通り」、キューバ・バロック建築の傑作と称される「カテドラル」、米国のホワイトハウスを模して造られた「旧国会議事堂」など趣深い建物が並びます。ゆったりとした時が流れる世界遺産の街を歩けばタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
カリブ海に浮かぶ革命の島
船が入港するのは、要塞群と共にユネスコ世界遺産に登録されている、オールド・ハバナと呼ばれる旧市街。街へと一歩踏み出せば、肌に触れるカリブ海特有の湿った空気がキューバに来たことを実感させてくれます。街を歩けばサルサ音楽が耳にふれ、目には革命家チェ・ゲバラの肖像が幾度となく飛び込んできます。通りを行き交うクラシックカーも、旅の気分を盛り上げてくれます。そして、観光だけでなくこの国が歩んできた歴史や人びとの暮らしにふれられることも、ピースボートクルーズならではの魅力です。
[特集記事]革命家たちが目指した国のリアル
古代マヤ文明の中心地のひとつとして栄えたグアテマラ。ティカル遺跡をはじめ、古都アンティグアなど、美しい景色と素晴らしい世界遺産が待ち受けています。
マヤの遺跡を目指して
マヤ文明発祥の地として知られ、数多くのマヤ遺跡が点在するグアテマラでは、マヤ文明最大級のティカル遺跡へ。広大なジャングルの中に建ち並ぶ巨大な神殿には、言葉を失います。中でも、上まで登ることができる4号神殿からの景色は圧巻!雄大な自然と歴史の深さを体感できます。かつてグアテマラの首都として栄えた古都アンティグアも、ぜひ訪れたいところ。世界遺産登録された街の北側には小高い丘があり、てっぺんには大きな十字架が、まるで街を見守るかのように立っています。ここからはアグア山を望むことができ、古都アンティグアの象徴的な景色をお楽しみいただけます。
先住民族から学ぶ
コミュニティ・ツーリズムを実践している村を訪れるプログラムも人気です。ボートに乗り、地元の方々の案内でマングローブの森をめぐり、その生態を間近で観察します。途中にある小さな島に上陸し、その土地ならではの塩の作り方を教えてもらうことも。彼らが運営するウミガメの保護施設を訪れ、生まれたてのウミガメを放流する時間もあります。また、かつて激しい弾圧を受けたマヤ先住民族のコミュニティを訪問し、伝統文化を学んだり、元気いっぱいの子どもたちと交流するプログラムなど、グアテマラの今と自然の大切さを学ぶことができます。
マヤ文明の中心地へ
メキシコ南部から中米地域に花開いたマヤ文明の中心地のひとつとして知られる、中米北部の国グアテマラ。熱帯雨林地帯の深い森の中に築かれたマヤ文明最大の神殿都市ティカルや、植民地時代の様式を保つ美しい都市アンティグアは、世界中の旅人を惹きつけます。しかし他の中南米諸国と同様、この国も大航海時代以降は欧米の植民地下に置かれ、また独立後は長く激しい内戦に苦しみました。 悠久の古代文明と豊かな自然、そして数々の歴史を乗り越えて今を生きる人びと――美しきグアテマラを知る旅へと出掛けます。
[特集記事]虹を織る人びとに出会う旅へ−
産業革命時代に英国の海の玄関口として栄えた港町。美しい街並みには、歴史的な建築物が数多く残ります。またビートルズ誕生の地としても有名です。
ザ・ビートルズを育んだ街
ビートルズメンバーが頻繁に通っていたマシュー・ストリートや名曲「Strawberry Fields Forever」のモデル、ストロベリー・フィールドなど、ビートルズの原点であるリバプール。街のあちこちにビートルズゆかりの場所があり、ファンならずともワクワクさせられます。ビートルズをテーマにした「ビートルズ・ストーリー」のあるアルバート・ドックには、レストランや土産物店などだけでなく、現代美術館や多種多様な博物館もあり、この地にあるカルチャーを楽しめます。リバプール名物の水陸両用車「イエロー・ダック・マリン」で回れます。
英国文化の世界に浸る
70年もの月日を経て完成した、英国最大級の英国教会の寺院、「リバプール大聖堂」。中に入ると、100メートルもの高さがある天井の美しいアーチと、ぐるりと囲む大きなステンドグラスから差し込む光が大聖堂内を照らし、幻想的で荘厳な雰囲気。地上101メートルの塔からは、リバプールの街並み、遠くはウェールズの山並みを一望することができます。ほかにも、モダン建築の大聖堂・メトロポリタン大聖堂やウォーカー美術館、ロイヤル・ライヴァー・ビルなど、見どころの多い寄港地です。
国内の消費エネルギーの大半を地熱と水力でまかなう世界屈指の自然エネルギー大国アイスランド。「地球」を感じる豊かでパワフルな自然が、一番の見どころです。
驚異の自然に抱かれた、環境先進国
圧倒的な自然が待ち受ける、北欧の島国アイスランド。国土の大半は火山地帯に属しており、国土の12%を氷河に覆われていることから「火と氷の国」と呼ばれています。この国では、活発な火山活動や地殻変動、氷河の浸食などにより、他の場所では見ることのできない、たくさんの驚異的な風景に出会えることでしょう。そしてそれらの自然エネルギーを生活の中に取り入れた「環境先進国」としても知られるアイスランド。国内の電力の約7割は氷河や滝の水量を活かした水力発電、残りの3割を地熱発電でまかなう、まさにクリーンエネルギー大国なのです。
地球の鼓動を体感
“生きている地球”を体感できる見どころが、数多く点在するアイスランド。その象徴ともいえるのが、「ゴールデンサークル」と呼ばれるエリアです。毎秒140トンもの氷河の雪解け水が注ぐ、アイスランド随一の滝グトルフォス。地球の鼓動が熱湯となり、高さ70mも吹き上がる間欠泉。そしてユーラシアプレートと北米プレートが左右に引き合う地球の割れ目「ギャオ」がある、シンクヴェトリル国立公園。いずれのスポットを訪れても、生きている地球と自分が一体化するような感覚が味わえます。
世界最北の首都
レイキャビクはダイナミックな自然に囲まれた街。人口は12万人ほど、歩いてまわれるコンパクトさです。アイスランドの歴史や文化を知ることができる美術館や博物館が数多くあり、また北欧らしいカラフルで可愛らしい街並みは散策にも最適です。レイキャビクの中心地にあって、その独特の形が異彩を放つのが「ハットルグリムス教会」です。この教会は、噴火した火山から流れ出て冷え固まったマグマをイメージして設計されました。近未来的でありながら、自然と調和するようにレイキャビクの街に溶けこんでいます。
[特集記事]地球の鼓動が聞こえる、遥かなるワンダーグラウンドへ
太平洋とカリブ海をつなぐ壮大なパナマ運河の、カリブ海側の入り口に位置するクリストバル。街の周辺には、多様な動植物が生息する豊かな熱帯雨林が広がっています。
歴史の面影を探して
コロニアル建築の建物が建ち並ぶ、中米パナマの古都カスコ・アンティグオ。スペイン植民地時代の名残りが色濃く残る旧市街は、世界遺産に登録されています。一際目立つのは、独立広場に面して建つ旧市街のシンボルにもなっているカテドラル。幾多の歴史を今に伝える荘厳な聖堂は、100年以上の歳月を経て完成しました。また独立広場の近くにあるサンホセ教会には、黄金の祭壇があります。一方、首都パナマシティには、摩天楼のそびえる近代的な街並みが広がります。新旧が対照的な街並みを見比べるのも楽しみです。
華やかな先住民族文化
先住民族の人びとと交流するオプショナルツアーへの参加も、ピースボートならではのクリストバルでの過ごし方。エンベラ族のコミュニティ訪問では、伝統の音楽や踊りを体験し、現地の人びとと交流します。民芸品のお土産や、豊かな熱帯雨林をゆくボート移動も楽しみです。一方、パナマの先住民族・クナ族の美しい手芸「モラ」体験にも期待が高まります。クナ族の女性はモラを身に着けることにより、代々伝わる伝統を守ってきました。クナ族が受け継いできた歴史や文化について学び、共有するひとときをお楽しみください。
ふたつの海を結ぶ大運河
南北に広がるアメリカ大陸を結ぶかのように位置する、中米パナマ。この国の名を世に知らしめているのが、海上交易の要衝パナマ運河です。世界の海運の歴史を塗り替えるほどの偉業でありながら地図上では一本の細い線でしかないこの場所を、実際に船で通航し、そのスケールを体感します。また、船から一歩出れば亜熱帯気候特有の湿気を帯びた空気が全身を包み、水と土と、むせ返るような濃密な緑の匂いが未知なる土地への興味をかきたてます。個性豊かな先住民族の人びととの出会いも、パナマをめぐる旅の魅力です。
[特集記事]海と海をつなぐ、パナマ運河を渡る−
カリブ海に浮かぶ島々の中で、3番目に大きな島、ジャマイカ。輝く海や生い茂る緑をはじめとする豊かな自然と、そこに暮らす人びとの陽気な笑顔が魅力です。
カリブ海のビーチでのんびり
ジャマイカ第2の都市モンテゴベイは、川や滝などのほか、カリブ海をのぞむ美しいビーチがいくつもあります。中でもおすすめは「ドクターズ・ケーブ・ビーチ」。真っ白でさらさらの砂浜にどこまでも続く透明度の高いコバルトブルーの海、バックミュージックにはレゲエが流れ、ゆったりとした時間が流れます。お食事には、ハーブやスパイスをきかせた鶏の炭火焼き、ジャマイカ名物の「ジャークチキン」が外せません。光り輝く海を眺めながら、ゆったりと流れるカリブの時間をお楽しみください。
『ラスタ』の文化に触れる
レゲエ・ミュージックの元になっている「ラスタファリズム」。環境に配慮し自然と共存しながら暮らすラスタ・ビレッジを訪問し、ラスタマンと出会い、持続可能な暮らしと生き方について考えるプログラムを行います。食事もコミュニティの方が準備してくれたベジタリアンフードをいただきます。夜は地元のミュージシャンを招いて、本場レゲエを体験。誰もが知る往年の名曲から現代のレゲエまで幅広い演奏が楽しめます。考え方、生活スタイル、音楽のメッセージ性、あらゆるところで「ラスタファリズム」に触れ体感する一日です。
リスボンに次ぐポルトガル第二の都市。古くから交易で栄え、ローマ時代に「ポルトゥス・カレ(カレの港)」と呼ばれたことから、ポルトガルの国名の由来にもなりました。
中世の栄華にふれる
ポルトガル北西部にある港湾都市ポルト。ドウロ川の河口に位置し、川沿いには白壁とオレンジ屋根の家々が並ぶ可愛らしい景観が広がります。また、旧市街・歴史地区には12世紀頃から大航海時代まで、当時の栄華を伝える壮麗な建築物が建ち並び、その美しさと歴史的価値から世界遺産に登録されています。バロック様式のカテドラルをはじめ、ポルトガル1の高さを誇るクレリゴスの塔や、世界で一番美しい書店と称されるレロ・エ・イルマオンなど、街の見どころは尽きません。
芳醇な甘み広がるワイン
ポルトでぜひお試しいただきたいのがポルトガルを代表するワイン「ポートワイン」。ドウロ川上流で栽培された数種類のブドウのみで造られたものであること、決められた熟成場所で最低3年間熟成させることなどの厳しい条件をクリアしたものだけがポートワインとして認められ、ワイン通をも唸らせる苦みの少ない独特の風味と甘みが特徴です。ワイン好きの方は、見学や試飲ができるワイナリーが立ち並ぶドウロ川南岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区もはずせないスポットです。
インド洋に浮かぶ1,200の島々からなるモルディブ。美しい海と白い砂浜、色とりどりの珊瑚礁の隙間を、熱帯魚が泳ぎ回る神秘的な光景が待っています。
透き通った海と珊瑚礁
「インド洋の真珠」と称され、リゾート地として知られるモルディブ。毎年人口の3倍近くもの観光客を魅了し続ける、美しい島々。北マーレ環礁に位置するカジュアルなリゾート島、パラダイス・アイランドでは、椰子の木と白砂のビーチに囲まれ、リゾート地ならではのゆったりとした時間が流れます。また潜水艦に乗り込み、美しいモルディブの海中を探検するのもおすすめです。高い透明度で透き通る海でのシュノーケリングやサーフィンなどマリンスポーツもお楽しみいただけます。
美しい地球の姿を守るために
1,200もの美しい島々が点在するモルディブですが、近年地球温暖化により海水温が上昇し、モルディブ全域の珊瑚礁に深刻なダメージが及んでいます。そのため、国をあげてさまざまな環境保護プロジェクトが行われています。 ピースボートクルーズでは住民の環境に対する意識を向上しようと活動する団体メンバーとビーチにでかけ、ゴミ拾いの活動に参加します。海岸に流れ着いているゴミは、海洋生物や鳥など、さまざまな生態系に影響を与えており、モルディブだけでなく、世界が抱える環境問題の深刻さをあらためて実感させられる1日となります。
[特集記事]“南国リゾート”の向こう側。素顔のモルディブへ
定番の自由の女神像をはじめ世界的な美術館や、緑豊かな公園、マンハッタンの摩天楼など、見どころはつきません。まばゆい夜景も楽しみのひとつです。
全米一の大都市で楽しむ
世界経済の中心地として発展する大都市。街は高層ビルが立ち並び、ロックフェラー・センターから見下ろすマンハッタンの摩天楼には圧倒されます。巨大スクリーンや劇場看板がひしめくタイムズ・スクエアは、ニューヨークを代表するスポットで、世界中から人びとが訪れます。ブロードウェイのミュージカル鑑賞も人気で、多彩な演目が上演されてます。この街に暮らす人びとが抱く多彩な文化や歴史を訪ね、また洗練されたエンターテインメントも楽しみな港です。船から望むリバティー島にそびえ立つ自由の女神像も見逃せません。
国連本部を訪ねて
国際政治の中心、ニューヨーク国連本部は、193カ国の加盟国の代表、さまざまな国際機関、非政府組織(NGO)が集まり、平和、人権、環境といった地球規模の問題を議論する舞台です。NGOピースボートは国連の特別協議資格を持ち、さまざまな会議に出席し、またワークショップを行っています。ニューヨークに寄港する際には、国連広報局とともにアクションを実施。また国連の組織や活動について話を伺い、国連本部でしか味わえない、国際政治の現場を肌で感じるピースボートクルーズならではのツアーも行います。
古くから茶葉の輸出港として諸外国と深い交易関係を築き、今も経済特区として発展を続ける厦門。租界時代の洋館が続くコロンス島をはじめ、情緒あふれる街並みが魅力です。
歴史が交わる租界の島
万国共同租界が設置された世界遺産の島、コロンス島へ。南京条約によって開港され、1902年に共同租界地に定められたコロンス島は、ヨーロッパやアジアをはじめ各国が領事館や病院、教会などを建設しました。そして、多くの華僑も移り住み豪華な住宅や別荘を建てました。租界時代に造られた洋館や教会は、西洋と東洋の建築様式が混ざり合った独特な景観を今に伝えています。狭く曲がりくねった路地や、建物から突き出したベランダも雰囲気たっぷり。歴史を感じる街歩きをお楽しみください。
歴史あふれる街を歩く
厦門は福建華僑のふるさととしても有名です。唐の時代に建てられた五老峰の麓にある南普陀寺は、街のランドマークとして知られるほか、多くの在外華僑の信仰を集める寺院です。30,000㎡という広大な敷地には、天王殿、大雄宝殿、大悲殿など豪華な殿堂が並んでいます。また、メインストリートの中山路歩行街は歩行者天国となっており、飲食店やお土産店でにぎわいます。海の幸にピリ辛スープが絡まる「沙茶麺」や牡蠣のお好み焼き「海蛎煎」など、新鮮なシーフードを使った地元グルメに舌鼓を打つのも一興です。
美しい海岸風景から「太平洋のエメラルド」と呼ばれるマンサニージョ。多くのクルーズ客船が訪れる、メキシコ屈指のリゾート地でもあります。
豊かな海が迎える町
太平洋に面したマンサニージョは、メキシコにとって商業や水産業、そして貿易における重要な港町のひとつです。名物はカジキマグロで、船が入港するマンサニージョ港では漁師たちの誇りを感じるような、大きなカジキマグロのモニュメントが迎えてくれます。毎年開催されるカジキマグロ釣りの国際大会には、世界中から釣り人が集まります。
メキシコ料理に舌鼓
広大な太平洋に面する漁港とあって、海の幸の食材が豊富なマンサニージョ。新鮮な魚介類をマリネにしたセビッチェに、タコスやワカモーレなど、トマトや豆類をたっぷり使い唐辛子の効いたソースが食欲をそそる本場のメキシコ料理をご堪能ください。お酒が好きな方には、メキシコを代表するお酒テキーラもおすすめ。“テキーラ”はメキシコの一部地域で造られたものだけがそう名乗ることができる、特別なもの。一般的にテキーラは「酸味」や「辛味」と相性が良く、スパイシーなメキシコ料理とは抜群のマリアージュが楽しめます。
サッカー大国メキシコでサッカー交流
メキシコは中南米を代表するサッカー強豪国です。ピースボートクルーズでは、地元の若者たちとサッカーを通して交流を深めるオプショナルツアーを実施。言語も異なる、今日初めて出会った人たちとプレーをするという不思議な体験――はじめはお互いちょっと緊張のスタートですが、試合後のフィールドには笑顔があふれ“同じボールを追いかけた仲間”との一体感も芽生えます。遠く離れた国に友達ができるのも、ピースボートならではの体験です。
ジブラルタル海峡に面し、スペインからわずか14キロメートルの位置にあるアフリカ大陸の街。ヨーロッパとアフリカをつなぐ"海の玄関口"として栄えた人気の観光地です。
多文化の交わる旧市街
モロッコ北部、ジブラルタル海峡沿いに位置するタンジェの街。スペイン南部を彷彿とさせる街並みとイスラム文化が共存しており、独特のエキゾチックな風情を感じられます。タンジェや近郊の街に残る「メディナ」と呼ばれる旧市街は、細い道がまるで迷路のように入り組んだ、下町の情緒あふれるエリア。この土地の歴史と文化、人びとの活気がつくりだす華やかな雰囲気が魅力です。タンジェの東に位置する街テトゥアンのメディナは、家々が真っ白に塗られていることから「白の街」とも呼ばれ、世界遺産に登録されています。
『青の街』シャウエン
モロッコ北部に位置する山間の街シャウエンへ。旧市街には、鮮やかな青色の家並みが続きます。壁や階段、道路など、街のすべてが青色に染め上げられた絶景が広がっています。淡い水色から深い青まで、さまざまな”青”に染め上げられた景観は言葉を失うほどの美しさ。イスラム様式のモザイクタイルが散りばめられた玄関や、青い壁に掛けられた色とりどりの植木鉢が、青の世界にアクセントを加えます。入り組んだ旧市街の路地を気ままに歩けば、視界のすべてを鮮やかな青色に彩られた幻想的な世界を満喫できるでしょう。
[特集記事]魅惑のモロッコ街歩き
その美しさから「アドリア海の真珠」と称される、紺碧の海と堅牢な城壁に囲まれた中世の街。青い海とオレンジ色の屋根瓦に彩られた旧市街を歩けば、長い歴史が垣間見えます。
美しき世界遺産の街
アドリア海に面したクロアチア最南部の都市、ドブロブニク。16世紀に築かれた全長約2kmの城壁に囲まれた美しい街は、世界遺産にも指定されています。標高412メートルのスルジ山頂上から街を見下ろすと、どこまでも広がる大海原とオレンジ屋根の絶景が広がります。映画『魔女の宅急便』のモデルとも言われるその歴史ある景観は、1990年代の旧ユーゴスラビア紛争で壊滅的な被害を受け、一時はユネスコの危機遺産リストに登録されました。市民の手によって少しずつ修復され、紡がれた歴史が未来へとつながります。
地中海の恵みの伝統料理
地方ごとに特色あるクロアチア料理。アドリア海沿岸の街・ドブロブニクの特色は、何と言っても地中海でとれる魚介を使った、新鮮なシーフード料理です。手長エビを使った”ブザラ”シチューや鉄製の鍋に肉や野菜を入れ、鍋を炭で覆う伝統的な調理方法を使った料理”ペカ”など、伝統ある美味しい料理の数々が楽しめます。そして、クロアチアの人々の食卓にとって欠かせない存在なのが、ワイン。紀元前から続くブドウ栽培とワイン造りの長い歴史があるクロアチアワインを、ぜひご堪能ください。
美しきアドリア海の真珠
クロアチアの最南部に位置するドブロブニクは、経験豊富なピースボートクルーズのスタッフの間でも特に人気の高い寄港地のひとつです。もちろんここからは、紺碧のアドリア海に突き出た世界遺産の旧市街へ。ひとたび城壁内に入れば、足下には大理石の石畳、見上げれば街と青空を区切るオレンジ色の瓦屋根――中世そのままの世界が広がっています。そして、旧市街のもうひとつの楽しみは路地裏に。石の階段が続く細い道をあてもなく歩けば、素敵なお店が見つかったり、この街に暮らす人びとの生活が垣間見えます。
[特集記事]紺碧のアドリア海に輝く、要塞都市−
旧ユーゴスラビアの国のひとつ、人口約65万人の小国モンテネグロ。複雑な入り江にひっそりと佇むコトルは「アドリア海の秘宝」と呼ばれ、世界遺産にも登録されています。
美しき城塞都市を訪ねて
アドリア海の美しいフィヨルドの深部にある古都は、中世都市国家の趣を色濃く残し、「城壁建築の傑作」と称えられます。前方を海、背後を険しい山々に守られた堅固な城塞都市は、敵に破壊されることなく、中世のままの姿を現在に伝えます。 旧市街には、貿易によって豊かになったかつての商人たちが築いた立派な館が立ち並び、大自然や深い歴史も相まったその景観は、時に「世界一美しい湾」と称されるほど。フィヨルドの間を進む美しい入出港シーンにもご注目ください。
歴史と祈りを受け継ぐ街へ
ヴェネチア共和国の統治下で発展した海運の街”ペラスト”の沖には、美しいふたつの小島があります。ひとつは、修道院「スベティ・ジョルジェ」と「岩の聖母」です。岩の聖母は、15世紀頃、ある漁師がこの場所にあった小さな岩礁に聖母マリアのコインが流れ着いているのを見つけ、その岩礁を聖なる土地として十字架を立てたことから始まり、その後船乗りたちが航海の安全を願い、200年間かけて海に投げ入れた岩や石でできたとも言われています。人口約500人程の小さな小さな町・ぺラストには、心静まる素晴らしい風景が広がっています。
太平洋と港に囲まれ、海の景色が美しい港町。エルサレム・ローマと並ぶキリスト教の三大聖地に数えられるサンティアゴ・デ・コンポステーラにもアクセスでき、新鮮な海の幸も絶品です。
「巡礼の道」をゆく
フランスのピレネーからスペインを横断し、約800キロメートル離れた”聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ”を目指す「巡礼の道」。キリスト教の十二使徒のひとり、聖ヤコブ(スペイン語で「サンティアゴ」)の墓が見つかったという伝説により、ヨーロッパ中から大勢の巡礼者がこの地を目指すようになりました。世界遺産にも登録され、多い時では年間50万人がこの道を歩きます。巡礼の道を辿りながら、スペイン北部の自然と、この道の最終目的地であるカテドラルやキンターナ広場などの歴史的建築物の美しさに、心清らかになるひとときをお過ごしください。
歴史薫る建築物をめぐる
ア・コルーニャから少し内陸にある街ルーゴの世界遺産「ルーゴのローマ城壁群」。ローマ帝国の軍事拠点として発展した面影を残すルーゴの旧市街をぐるりと取り囲む城壁は、その保存状態の良さと美しさから一見の価値があります。また、港町ア・コルーニャの入り口で、およそ1900年にもわたり明かりを灯し続けてきた世界最古の灯台「ヘラクレスの塔」。234段のらせん階段をのぼった先に続く展望台からは、パノラマに広がる大西洋の絶景を望むことができます。
アイルランド共和国の首都であり、人口の3分の1が集まる政治、経済、文化などの中心地。かつてイギリスの統治下にあったため、英国様式の建物も数多く残されています。
クラシカルな雰囲気漂う街
伝統的な美しい街並みのダブリン。中でも、旧市街にあるアイルランドに現存する最古の国立大学「トリニティ・カレッジ」はエリザベス1世が設立したという伝統ある学校です。ここの旧図書館は、「世界でも最大の研究書物を収蔵する図書館」で、20万点もの蔵書が収められており、華麗で荘厳な雰囲気が味わえます。また、アイルランドの国宝で「世界で最も美しい本」とも呼ばれる「ケルズの書」も収められていて、アイルランドの歴史や伝統、文化を垣間見ることができます。
本場の味を楽しむ
パブは、アイルランド文化のひとつといっても大げさではないほど、地元の人びとの生活に欠かせない場所。アルコールを楽しむだけではなく、ティータイムとして、また簡単に食事をする場所として、誰もが気軽に利用しています。ダブリンの中心部にあるテンプル・バー地区は、リフィ川に沿って中世の街並みが保存され、入り組んだ狭い道に沿って数えきれないほどのパブやレストランが軒を連ねます。ここにあるのが、赤と黒のデザインが印象的な「テンプルバー」という老舗のパブ。ギネスビール発祥の地、ダブリンで本場の味を楽しむのも一興です。
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