第99回地球一周の船旅(ヨーロッパ&カリブ海コース)
クルーズレポート
2018年12月17日 第99回ピースボート「地球一周の船旅」横浜帰港!
108日間の旅を終え、オーシャンドリーム号はゆっくりと横浜港に着岸。すっかり寒くなった久しぶりの日本に帰ってきたことを実感します。荷物とたくさんのお土産を抱えて船を降りる皆さん。船内でできたお友だちとの別れを惜しむ様子があちらこちらで見られます。「元気でね。また会いましょう!」「ぜひ地元に遊びに来てください。」そんな声が飛び交い、横浜で船を降りる旅仲間を見送ります。全24寄港地を訪れた第99回ピースボート「地球一周の船旅」、無事にその航海を終えました。ご乗船されていたみなさん、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしています!
2018年12月12日 芸術文化と街づくり-フランス・ナントと東京・中野の事例から-
「アール・ブリュット(Art Brut)」とは、「生(き)の芸術」というフランス語の意。正規の美術教育や文化潮流とは違い、作者独自の方法・発想で制作された芸術の総称として使われます。水先案内人の小林瑞恵さんは、社会福祉法人愛成会副理事長であり福祉分野のアートディレクターとして、国内外でアール・ブリュット関連の展覧会を数多く手がけています。講座では、フランスの都市ナントと東京・中野の事例を紹介しつつ、芸術が街づくりに果たす役割についてお話くださいました。街づくりにおける芸術文化の大切さ、そして日常の中で芸術にふれる大切さに会場の参加者の方々も熱心に耳を傾けていました。
2018年12月9日 二胡弾き語りライブ
中国の伝統楽器である二胡を演奏に取り入れたシンガーソングライターである水先案内人・里地帰さんによる弾き語りライブが行われました。里地帰さんは二胡の教室を主宰する他、アーティストのライブでのサポート演奏、他楽器とのコラボレーション、ミュージカル出演、日台・日中友好イベントやメディア出演など幅広い活動を行っています。今日は日本固有の木材と和紙を使用した和風の二胡「和胡」を使用しての演奏も披露してくださいました。奏でる二胡の音は、ジャンルや属性にとらわれない自由な音。さまざまな文化をもつ方々が乗るこの船を表すかのような音色が、心地よいひと時となりました。
2018年12月9日 西日本豪雨被災地のイマとコレカラ
今年7月に発生した西日本豪雨災害。特に岡山、広島、愛媛などでは多くの方々が犠牲となり、平成最悪の災害とも言われています。被災地での支援活動や災害に強い社会づくりに取り組むPBV(ピースボート災害ボランティアセンター)は、発生直後から現地での支援活動を続けてきました。あれから5ヶ月が経過した現地の今の様子や、国内外の災害現場での支援の現状をPBVスタッフの小林深吾さんが報告。たくさんの参加者の方が熱心に耳を傾けます。いつ、どこで起こるか分からない自然災害に、私たちに今できることは何か、実際に災害にあったらどうすべきなのかを考える時間となりました。
2018年12月8日 「よく生きる」とは何かを求めて
よく生きる研究所代表、大学院大学至善館教授である水先案内人の榎本英剛さんは、幼少期から世界をフィールドに人生を歩んできました。サラリーマン生活を経てアメリカへ留学、コーチング資格の取得や、海外でうまれた取り組みを日本に紹介するため会社やNPOというかたちで事業を立ち上げるなど、精力的に活動を行ってきました。2002年、休養を兼ねて参加したピースボートの旅で、自らの人生を振り返り新たなチャレンジを決意し、今に至ると語ります。かつて私たちと同じように船に乗り、新たな人生をつくられた榎本さんの説得力ある話に、300人以上がつめかけた会場は熱気に包まれました。
2018年12月5日 ホノルル(ハワイ)寄港
船は今クルーズ最後の寄港地であるハワイのホノルルに寄港。快晴の空のもと、まず向かうのは、某企業のCMでおなじみ、モンキーポッドの大樹があるモアナルアガーデン。かなり距離を取ってようやく全景がおさまるほどの大きさに、ただただ圧倒されます。ハワイ州最高裁判所の前には、ハワイ王国建国の祖、有名なカメハメハ大王の銅像があります。金色のマントをまとい凛々しい姿。左手の槍は平和を象徴し、掲げた右手はハワイの繁栄をあらわしているそう。ワイキキビーチで遊んだ後は、本場ハワイでロコモコをいただきます。美味しすぎてあっという間に完食。このあとも夜までたっぷり街歩きを楽しみました。
2018年12月3日 サンセットハワイアンショー
ハワイへの想いを歌と踊りにのせて。デッキでは「サンセットハワイアンショー」が開催されました。フラダンスの優雅な動きと輝く笑顔にうっとり。360度海に囲まれた舞台での踊りに、集まった多くの観客の皆さんも惹き込まれていきます。今クルーズでも大人気のウクレレ。息の合った演奏を披露します。船の上で初めてウクレレを手にした方も、毎日の練習のおかげで堂々たる演奏。ウクレレのここちよい音色が海風にのって運ばれていきます。夕暮れといえどもまだ明るい空。吹く風は優しく、ハワイへ向かう船を後押ししてくれてるかのようです。待ち焦がれたハワイは、もうすぐそこ。
2018年11月28日 アロハとハワイの伝統的な知識
オロハナ財団のクリエイティブディレクターを務めるカレオ・テンさんと、彼のもとでハワイの伝統について学ぶデジ・サイナンさんによる、ハワイの伝統的な知識や儀式について講座が開かれました。”Kanaka Maoli(ハワイの血を引くもの)”として、オアフ島のコオラウ・ロア山脈の裾野で育ち、プロダンサーとして世界各国を10年ほど旅した後、自らのルーツを深く知るために生まれ育ったハワイに戻ったというカレオさん。ハワイでよく耳にする、アロハは生命の息吹や4つの方向を表し、マハロは全てのものへの感謝を表す意味があるとか。ハワイ寄港がますます楽しみになりました。
2018年11月26日 マンサニージョ(メキシコ)寄港
大きなカジキマグロのモニュメントがそびえ立つ港、メキシコのマンサニージョに到着!港近くの広場で、マンサニージョ市主催による「平和と友好のフェスティバル」が行われました。まずは現地の青少年オーケストラによる演奏や華やかな衣装が眩しいメキシコの伝統舞踊などが披露されます。ピースボートからは、有志による南中ソーランや和太鼓演奏などを披露。私たちにとっては当たり前の文化も、初めて見る方には未知の世界。言葉は通じなくても、身振り手振りで伝えながら経験をともにすることは旅の醍醐味でもあります。お互いの文化を通じて交流を深めた1日となりました。
2018年11月24日 ラテンアメリカから核兵器のない世界を目指して
メキシコや中米でジェンダーや平等、人権、政治分析、政策提言などの仕事に携わり、核兵器廃絶キャンペーン(ICAN)の国際運営グループのメンバーでもあるマリア・ウジェニア・ビヤーレアルさん(ECPATグアテマラ・エグゼクティブディレクター)に、ラテンアメリカにおける核兵器の現状についてお話いただきます。彼女が活動する「SEHLAC」は、ラテンアメリカの安全保証条約のためのネットワークであり、武器による暴力と武器に関するジュネーブ条約を推進しているそう。ICANのノーベル賞受賞についても「誇りに思いますし、これからの活動の励みになりました」そう笑顔を見せます。
2018年11月23日 プエルトケツァル(グアテマラ)寄港
プエルトケツァル寄港2日目。近年、グアテマラで注目されているコミュニティ・ツーリズムを実践しているモンテリコ村を訪れるオプショナルツアーに参加します!まずは、ボートに乗ってマングローブの森を遊覧。しばらく進むと美しいマングローブの森が見えてきます。さらに進み、小さな島へ上陸。ここでは海水から塩を作っているのだとか。最後に、タシスコ村のウミガメ保護施設へ。産卵時期になると食用や販売のため取られるため、施設で保護・孵化させ海へ放流するそうです。たくさんのモンテリコの人たちと触れ合い、人の温かさを感じることのできた1日となりました。
2018年11月18日 マヤ族の文化と世界観
グアテマラの人権団体CONAVIGUA(連れ合いを奪われた女性たちの会)の創設者であり、マヤ先住民族人権活動家のロサリナ・トゥユックさんに、マヤ族の伝統的な文化や薬草などついてお話いただきます。「マヤ人は大地、水、火、空気、この4つを大切にしていて、私たちは自然の中の一部分でしかないと考えます。自然を破壊してはいけないのです」そう力強く語るロサリナさん。マヤ人の女性たちは、先祖から受け継いできた知恵や技術を大切にしていると言います。「グアテマラでは、ぜひそこで生活している人びとを見てください」そう講座を締めくくります。グアテマラ寄港が楽しみですね!
2018年11月13日 カヤオ(ペルー)寄港
オーシャンドリーム号は南米ペルーのカヤオ港に寄港しました!ペルーで一番大きく、重要な港であるカヤオ港に、今日から4日間の滞在します。港には、たくさんのおみやげ屋さんや民芸品売り場が並び、さっそくお買い物を楽しむ方も。断崖の上に造られた空中都市マチュピチュや世界遺産の街クスコ、地上絵で知られるナスカなど、一度は訪れたい!そんな場所が満載のペルー。「行ってきます!」そう、皆さん笑顔で船を降りていきました。どんな出会い景色が待っているのか楽しみです!
2018年11月12日 トランプイズム
フィリピン、コロンビア、ボリビア、メキシコ、アフガニスタン、米国を対象に、国内・国際的麻薬戦争の終結と公衆衛生、そして安全を推進する政策の導入を目的に活動する「IPS政府科学研究所麻薬政策」のプロジェクトディレクターを務めるサンホ・ツリーさんに、現在の米国についてお話いただきます。「政治面におけるSNSの情報やインターネットの情報は、とても危険があります」具体的に例をあげながら、わかりやすく講座を進めてくれるサンホさん。講座の最後には質問にも丁寧に答えてくれたサンホさんの次の講座が楽しみです!
2018年11月10日 イジャイ、ファーストライブ
インカ民族の言語であるケチュア語で「輝き」の意味を持つ、パフォーマー、イジャイさん(ILLAY)のファーストライブの幕開けです!ケーナやサンポーニャ、ボンボ、チャランゴなどを使った軽快な南米音楽に、会場は大盛り上がり!「子どもの家」の子どもたちも大喜び!楽しそうに音楽に聞き入っています。「ほんとうに素晴らしいライブでした!」「いくつもの楽器を演奏しているのに驚きました。次回も楽しみです」ライブの終了後はそんな声があちらこちらから聞こえてきました。今後もライブやワークショップをおこなってくれるイジャイさん。楽しみです!
2018年11月10日 He Art`tical Sustainability
作家、女優、ダンサー、振付師など、さまざまな分野で幅広く活躍するドニーシャ・プレンダーガストさんは、ボブ・マーリーのお孫さんでもあります。今日は、ラスタファリズムやドニーシャさんが取り組んでいる活動についてお話いただきます。「言葉を通して発する音には、エネルギーや力がある」と語るドニーシャさんの言葉に、大きく頷く人も。現在は、『We Will Rize Together』という教育活動を通して、ジャマイカとアフリカを繋げています。講座に参加した方は「共感できる考え方がたくさんありました」そう笑顔で話してくれました。
2018年11月9日 パナマ運河通航
船旅ならではのハイライトのひとつ、パナマ運河通航の日を迎えました!皆さんカメラを握りしめ、水門が開く瞬間を今か今かと待ち望んでいます。1914年に開通したパナマ運河は太平洋と大西洋を結ぶ全長約80キロの運河で、26mもの高低差を越える階段式。まず、3つの閘門を経て、一気に海抜0m〜26mまで登っていきます。船はワイヤーがつながれ、その両側を日本製の電気機関車が引っ張ります。遠く離れたパナマ運河でも日本の技術が活躍していることを知り、なんだか嬉しくなります。通行中には大きな虹も見ることができ、船でしか体験できない運河での1日はとても充実したものになりました。
2018年11月8日 クリストバル(パナマ)寄港
太平洋とカリブ海をつなぐパナマ運河のカリブ海側の玄関口となるクリストバルに寄港しました!今日は、先住民族「エンベラ族」の人びとと出会うオプショナルツアーに参加します。バスに乗り船着き場へ。小さなボートに乗り換え、さらに進むとコミュニティへ到着。エンベラ族の皆さんの楽器演奏の歓迎に、大きな拍手が起こります。とんがり屋根の住居や小学校など、コミュニティを案内してもらい、いよいよ交流タイム。子ども達と折り紙やシャボン玉、かけっこをして一緒に遊び、エンベラ族の伝統ダンスを踊り、楽しみました。パナマの豊かな自然と温かな人びとに出会う、忘れられない1日となりました。
2018年11月7日 アンデス文明史-インカ帝国の礎-
1982年にペルー・リマに移住した写真家、義井豊さん。古代アンデス文明に傾倒し、シカン文化学術調査団のメンバーとして、25年にわたり発掘現場での記録撮影をおこなっています。今日は、これから訪れるペルーの歴史などをお話いただきます。13世紀にクスコでうまれたインカは次第に勢力を拡大。その後、1457年から1532年までインカ帝国の繁栄が続きます。「マチュピチュ遺跡には、訪れる方も多いでしょう。マチュピチュでは1日100万ドルもの収入があります」その言葉に驚きの表情を浮かべる人も。写真を使いながら静かに語る義井さんの話に、皆さんすっかり引き込まれたよう。
2018年11月6日 モンテゴベイ(ジャマイカ)寄港
オーシャンドリーム号はジャマイカ第2の都市であるモンテゴベイに寄港しました!青い美しい海や、川、滝など大自然が魅力のモンテゴベイ。街中のクラフトマーケットには、ジャマイカならではのカラフルな小物や服など、さまざまなものが並んでいます。ランチには、もちろん郷土料理のジャークチキンをいただきます!ハーブの香りと、コク深い旨味のきいたスパイスが絶妙にマッチしておいしい!夕方からは、野外レゲエライブを楽しめるオプショナルツアーに参加します。本場のレゲエのリズムに会場は大盛り上がり!レゲエ音楽を肌で感じ、明るく愉快なジャマイカを大満喫できた1日となりました。
2018年11月3日 ハバナ(キューバ)寄港
オーシャンドリーム号はキューバの首都、ハバナへ寄港。長きにわたり断絶していたアメリカとの外交関係が大きく変化しはじめたキューバは、今注目の場所。ガイドブックなどには必ず登場する、チェ・ゲバラの肖像がひときわ目を引く新市街の中心にある革命広場では、毎年5月1日のメーデーなどの時には国家評議会議長の演説が行われ、数十万人もの人が集まることもあるんだとか。街を歩いていると、クラッシクーカーが走っていました!これぞキューバ!!通りを歩いていると、ハバナの皆さんは楽しそうに話していたり、楽器の演奏に合わせてダンスをしていたりと、明るい雰囲気に心が躍ります。
2018年11月1日 Dragon76 in the sky-Live paint show-
ニューヨークを拠点に活躍するペインターのDragon76さんによるライブペイントショーがおこなわれました!真っ白なキャンパスに向かうDragonさん。いったいどんな作品ができあがるのか楽しみです!Dragonさんの手から、次々と新しい色彩やタッチが生まれ、その絵は完成へと向かいながらも刻々と色や構図が変わり、一瞬たりとも目が離せません。少しずつ全貌が見え、どんどんと描かれていくペイントに圧倒されます。そしてついに完成!! 開始から実に5時間。できあがった作品に、大きな拍手と歓声があがります。次回イベントも楽しみです。
2018年10月31日 洋上ハロウィン
秋の収穫を祝って先祖の霊を迎えるとともに、悪霊を追い払うお祭り「ハロウィン」の日を迎えました!フリースペースも、ハロウィンでおなじみの「ジャック・オー・ランタン」で飾り付け。元々はカブだったそうですが、アメリカに伝わってからかぼちゃになったんだとか。怖い顔にくり抜いて窓辺などに飾ると、魔除けとなって悪霊を追い払えるそう。世界のハロウィンの過ごし方や歴史紹介、フェイスペイントコーナーにフォトブースも作られ、皆さんそれぞれに楽しんでいます!1日の締めくくりは、ファッションショー&ディスコ。思い思いのコスチュームに身を包み、大盛り上がりの時間となりました。
2018年10月30日 ニューヨーク(米国)寄港-船内イベント-
寄港2日目は、国連や企業、市民団体などの関係者の方々を船にお招きして、船内イベントがおこなわれました。ピースボートが取り組んでいるSDGsの活動やエコシップの紹介がおこなわれ、船内はにぎわっています。夜になると、皆さんたくさんのおみやげを抱えて船に戻ってきました。さっそくNYの文字の入ったTシャツや帽子を被っている方も!観光もショッピングも満喫できたようですね。ニューヨークの夜景に見送られ、オーシャンドリーム号は次の寄港地であるキューバを目指します。
2018年10月29日 ニューヨーク(米国)寄港
本日寄港したのは、ファッション、アートなど、世界の最先端を体感できる都市、ニューヨーク。デッキからは、シンボル・自由の女神像が見えました!1984年に世界遺産に登録され、現在は観光スポットとして大人気の場所。訪れた9.11メモリアルは、倒壊したツインタワーの跡地に作られた四角い慰霊碑。周りには、2001年の同時多発テロと1993年の爆発事件の犠牲者の名前が彫られています。夜、再びタイムズスクエアへ。色とりどりのネオンが輝き、世界中のエネルギーを集めたような景色を前に、大きな感動に包まれます。さまざまな見どころがあるニューヨークを楽しんだ1日となりました。
2018年10月24日 DCTVって何?
1972年に設立されたDCTV(ダウンタウン・コミュニティTVセンター)は、表現の多様性が民主主義を強化し、市民社会を向上させるという信念のもと、専門的な研修、業界最先端のリソース、優れたドキュメンタリー制作を提供することで、多様な視点を育み続けています。また、経済的な理由でメディア芸術教育が受けられない若者への支援や、カメラの技術、映像を通してストーリーの伝え方も学んでいるそう。「ジャーナリズムは世界を変えることができる。そのメッセージを伝えて行くことが私たちの使命だと思います」実際に撮影した映像を使いながら、力強くその活動を紹介してくれました。
2018年10月22日 レイキャビク(アイスランド)寄港
世界最北に位置する首都、レイキャビクに寄港。街中には、ひときわ目を引く現代的な建物、ハルパやアイスランドで最大のプロテスタント系教会ハットルグリズム教会を訪れます。教会の展望スペースからは、レイキャビクの街並みを一望できます。周囲に高い建物がなく遮るものがないため、遠くに広がる海まで見ることができます。レイキャビク出港後は、最後のオーロラベルト区間。緑色に輝く帯状の光が現れました!オーロラの出現に、皆さん大盛り上がり!歓声があがります。オーシャンドリーム号はオーロラベルトを抜け、順調に航海を続けています
2018年10月19日 中国で「動漫」になった日本アニメ
2012年から、北京大学外国語学院日本語文化系副教授を務めている古市雅子さんに、日本のアニメが中国でどのように人気になっていたのかお話いただきます。「1980年以降、日本アニメが中国に輸出され、90年代にはテレビ放送が黄金期を迎え、スラムダンクが一躍人気になりました」その結果、バスケットボールをする若者が増えたそう。「現在中国では、さまざまな国のアニメをインターネットで見ることができます。ひとつの漫画やアニメを通して、文化の違いや価値観を共有することは素敵なことです」そう笑顔で語る古市さん。アニメのもたらす影響力について知ることができた貴重な時間となりました。
2018年10月19日 オーロラ鑑賞
オーロラが出現しやすいと言われる、北緯65度以内の「オーロラベルト」の圏内に入り、旅のハイライトを迎えています。19日22時頃(現地時間)、うっすらと夜空に輝くオーロラが出現。 あと数日続くこのオーロラベルトの中の航行で、再度の出現に期待が高まります。
2018年10月18日 「現代のアイスランド・ヴァイキング」によるオーロラの話
アイスランドの手つかずの自然に深く迫るツアーを企画する「I AM ICELAND」を運営し、オーロラ案内人としてご乗船いただたいたアクセル・オスカーンさんに、間もなく迎えるオーロラについてお話いただきます。天文学と地学の見地から、気象・磁場データを総合的に分析して、独自のオーロラ遭遇のメソッドを編み出したアクセルさん。「今回の条件は本当にいい数字が揃っています。皆さんに素敵なオーロラをお見せできるようにがんばります!」そんなうれしい言葉も!今クルーズのハイライトでもあるオーロラ。どんな景色を見ることができるのか、今から待ち遠しいです!
2018年10月17日 ダブリン(アイルランド)寄港
アイルランドの首都、ダブリンに寄港しました。船を降りて向かうのは、アイルランドで最初の大学であるトリニティ・カレッジ。エリザベス1世が1592年に創設。図書館には、420万冊以上の蔵書があり、重要な地図や音楽資料のほか、9世紀頃の豪華な装飾写本「ケルズの書」があることでも知られています。ダブリン城からダブリンで最も古い教会であるクライストチャーチ大聖堂を巡った後はアイリッシュパブが建ち並ぶテンプルバーエリアへ。1840年から続くパブ「ザ・テンプルバー」で、ギネスビールとフィッシュアンドチップスを注文!これぞダブリンという時間と景色を楽しめた1日となりました。
2018年10月16日 リバプール(イギリス)寄港
かつては北アメリカや西インド諸島との交易で栄え、現在は博物館や美術館などが多く存在する文化都市、イギリスのリバプールに到着。ザ・ビートルズの出身地としても知られています。歩いて10分ほどのマシューストリートには、ビートルズがデビュー前に出演していたクラブやメンバーが通っていたパブ、グッズを扱うお店などがあり、人気の観光地です。続いては、英国国教会の聖堂としては、ヨーロッパ最大規模のリバプール大聖堂へ。大聖堂の塔からは、街を一望できます。その美しい光景に時間を忘れて見入ってしまいました。皆さん、それぞれの楽しみ方でリバプールを満喫できたようです。
2018年10月13日 ア・コルーニャ(スペイン)寄港
美しい海の景色が広がるスペインのア・コルーニャに寄港しました。ここには、歴史的な建物が並ぶ旧市街や、バル、タパスなどが並ぶエストレーヤ通りなど、見どころ満載。今日は、エルサレム、ローマにつぐキリスト教の三大聖地として世界遺産に登録さた「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」へ!ロマネスク様式の大聖堂は、9世紀に建造以降増改築が繰り返され、今の姿になったとか。西側の入り口から出ると見える栄光の門は、大聖堂の美術作品の最高傑作と評されています。街を満喫した後は、ディナータイム。本日は、ヌードルパエリア!ア・コルーニャを満喫できた、充実の1日となりました。
2018年10月12日 ポルト(ポルトガル)寄港
ドウロ川河口に位置するポルトガル第二の都市、ポルトへ寄港しました。まず訪れたのは、サン・ベント駅。修道院の跡地に建てられた駅内部のアズレージョ(タイル)が見事なポルトの玄関口です。続いて、街のシンボル的存在、ドン・ルイス1世橋を渡り、対岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアへ。少し歩くと、街並みを見渡せる展望スポットを発見!これぞポルト!そんな風景が広がっています。そのほか、ポルトガルいち高いクレリゴスの塔や世界で一番美しい書店レロ・エ・イルマオンなど、見どころ満載のポルト。道に迷っていると助けてくれたりと、人のあたたかさにも触れた1日となりました。
2018年10月10日 タンジェ(モロッコ)寄港
モロッコの海の玄関口、タンジェへ寄港した本船。港では、私たちを歓迎の音楽とダンスで出迎えてくれました!20世紀前半、ヨーロッパからさまざまな資本と人が流れ込み、国際都市として繁栄したタンジェは、現在もスペインやジブラルタルから多くの観光客が訪れています。向かったのはアラビア語で角を意味する「青の街」シャウエン。山の斜面に階段状に広がる白壁と青のコントラストがとにかくメルヘンチック!最後はお待ちかねのショッピングタイム。皮のカバンやバブーシュ、色鮮やかなタジン鍋、ランプなど、モロッコならではのかわいらしいおみやげものに心が躍ります。
2018年10月9日 モトリル(スペイン)寄港
スペインのモトリルに寄港しました!船を降りると、うれしいことに歓迎のお菓子がたくさん並んでいます。今日は夕方から出発してイスラム芸術最高傑作とも言われるアルハンブラ宮殿へ向かいます。まずは、11世紀ごろにイスラム教徒によって築かれたグラナダ最古の街並みが残るアルバイシン地区からサン・ニコラス展望台へ。シエラ・ネバダ山脈を背景に立つアルハンブラ宮殿を見ることができます。 ナスル宮殿の内部は、細部までこだわったすばらしい作りに圧倒されます。噴水もライトアップされ、幻想的な空間が広がる夜の美しいアルハンブラ宮殿を存分に楽しむことができた時間となりました。
2018年10月8日 断絶を越えて未来を築く
アイルランドに拠点をおくグレンクリー平和・和解センターの学習コーディネーター、エーモン・ラフターさんに、アイルランド紛争の背景から和平合意までの道のりについてお話いただきます。同センターは、暴力的な紛争の解答として、コミュニティ間やそれを越えた場所での和解を促すには非暴力アプローチが不可欠であるという信念のもとに1974年に創立。和平合意後も対立心は根深く残っているといいます。「もちろん対話ですべてが解決するわけではありませんが、本当の平和をもたらすには対話をすることが大切」そう力強く話すエーモンさん。今後、ワークショップもおこなっていただく予定です。
2018年10月7日 世界の医療団が歩んできた道のり
小児・新生児科医であり、世界の医療団ギリシャ支部理事を務める、カリクレア・スバラスさん。医療ボランティアを世界各国に派遣し、さまざまな人道支援に取り組んでいる世界の医療団の活動についてお話いただきます。難民への支援として、医療と薬学的ケア、精神面や社会的ケア、食料品などさまざまな物資の提供もおこなっているそう。「難民、移民は避難するしかなく、避難したら戻ることができない」と語るカリクレアさん。「これは世界の問題であり、危機でもあります。そのためにたくさんの人たちの連携と協力が必要なのです」と続けます。講座後には募金がおこなわれ、たくさんの方が立ち止まっていました。
2018年10月6日 パレルモ(イタリア)寄港
船はイタリアのパレルモに寄港しました。船を降りて向かうのは、世界遺産モンレアーレ。内部は、輝く黄金のモザイクで覆われ、圧巻の風景が広がっています。テラスからはモンレアーレの街を一望できます。オレンジの屋根に青い空と海…絶景です!ランチのあとは、アラブ風とノルマン風の雰囲気が残るベッリーニ広場へ。パレルモを代表する2つの教会が建っています。どちらもまったく異なったスタイルを持ち、見ていて飽きることはありません。船へ続く旧市街は、土産物屋、カフェなどさまざまな店が並び、お買い物を楽しむ人でにぎわっています。皆さんもしっかりお買い物や観光を楽しめた様子です。
2018年10月5日 世界を旅する寿司職人参上!「日本の寿司と世界のSUSHI」
明治43年創業「松乃鮨」4代目であり、世界中で活躍されている寿司職人、手塚良則さんの講座が始まりました。昔と今のお寿司の違いを実際に握って見せてくれた手塚さん。昔のお寿司がおにぎりくらいの大きさと知り、驚きです。「昔は、お寿司を食べた手をお茶で洗い、のれんで拭いて帰っていました。だからのれんが汚れているお店が繁盛していると言われていたのです」続けて、寿司屋に関する疑問や家庭でお寿司を作る際のポイントなどを語ってくれました。また本日レストランでは、実際に手塚さんに握ってもらった、お寿司をいただきました!
2018年10月4日 コトル(モンテネグロ)寄港
本日寄港するのは、コトルのモンテネグロ。コトルへはフィヨルドを通っていくため、デッキからはその素晴らしい景色を見ることができました。まずはヴェネツィア共和国時代の建物が残るブドヴァの旧市街へ。落ち着いた街の雰囲気に、なんだか心が落ち着きます。コトルの街に戻り、城壁を登り頂上を目指します。長い山道を1時間ほど歩くと、すばらしい景色が広がっていました。疲れも飛んでいってしまうくらいの達成感と感動です!!見降すと、我が家オーシャンドリーム号が見えます。船に戻ると、たくさんの方が城壁の頂上から見た景色はステキだったと話しているのが印象的でした。ぜひまた訪れたいですね!
2018年10月3日 ドブロブニク(クロアチア)寄港
船は「アドリア海の真珠」とも言われるクロアチアのドブロブニクへ入港!天候にも恵まれ、ステキな1日になりそう!!船を降り、まずはケーブルカーに乗って、標高412メートルのスルジ山の頂上へ。どこまでも広がる大海原と、オレンジ屋根の絶景を前に、皆さん笑顔があふれます。かつて運河が通っていた旧市街にあるプラツァ通りは、12世紀ごろに埋め立て整備され今に至ります。おしゃれなカフェやレストラン、おみやげ屋さんが並んでいます。夜になると、街はライトアップされ、昼間とはまた違った景色を見せてくれます。名残惜しいですが、船は次なる寄港地へむけて出港です!
2018年10月2日 ドゥラス(アルバニア)寄港
初寄港地アルバニアのドゥラスに寄港。今日は、オプショナルツアー「首都ティラナとクルヤ観光」に参加します。首都ティラナからバスで1時間半。海抜608mのところにあるクルヤに到着です。早速バザールへ行ってみると、民族衣装や手織りのテーブルクロス、レースのものなどお土産がたくさん並んでいます。以前クルヤ城があった場所に建てられたスカンデルベグ国立博物館の屋上からはオレンジの屋根と緑が広がる街を一望でき、絶好の写真スポットです!お昼は、伝統的なアルバニア料理とアルバニア音楽とダンスショーが開催され、会場は一気に華やかな雰囲気に。アルバニアを満喫できた充実の1日となりました。
2018年10月1日 コルフ島(ギリシャ)寄港
今クルーズが初めての寄港となる、ギリシャのコルフ島に着岸しました!なんとコンスタンチノス・ニコロゾス市長が来船。船内を見学し、平和市長会議とヒバクシャ国際署名に署名してくださいました。ランチの後は、パレオ・フルリオへ。海に突き出したゴツゴツした岩に作られた要塞の中にある、イギリス統治時代に作られたギリシャ正教会の展望台から旧市街を一望できます。遠くにオーシャンドリーム号の姿も!最後は、2007年に世界遺産に登録された旧市街を散策します。旅も1ヶ月が過ぎ、すっかり皆さんの”我が家”になったオーシャンドリーム号。明日はアルバニアのドゥラスに寄港します!
2018年9月29日 ピレウス(ギリシャ)寄港
船はギリシャのピレウスに寄港しました!ギリシャの外港として栄えるピレウス港は、国内最大の港。さっそく地下鉄に乗って、アテネへ。向かったのは、アクロポリスの丘です。石畳の道を登る途中に見えてきたのは、イドロ・アティコス音楽堂です。161年に造られたこの音楽堂は、現在でも夏の間、演劇やコンサート、オペラ、古典劇などが上演されているそう。さらに登っていくと見えてきたのが、悠然とたたずむパルテノン神殿。物凄い迫力、そして重厚な雰囲気に圧倒されます。日が暮れると、パルテノン神殿がライトアップされていました!日中と夜では、また違った顔をみせてくれます。
2018年9月27日 洋上バーベキュー
スエズ運河通航中、デッキでおこなわれたのは洋上バーベキュー!船内で仲良くなった皆さんで一緒に楽しんでいます。お肉やシーフード、野菜など、海の上のバーベキューは格別です!!カメラを向けるとみなさんこの笑顔。「楽しいです!」「おいしい〜!」そんな声があちらこちらから聞こえてきます。スエズ運河を見ながら、特別な時間を過ごすことができました。
2018年9月27日 スエズ運河通航
オーシャンドリーム号は今クルーズの見どころのひとつ、スエズ運河へ!早朝にもかかわらずたくさんの方がデッキに集まり、通行の様子を眺めています。シナイ半島とアフリカ大陸に挟まれているスエズ運河を、船はゆっくりゆっくり進みます。運河の通航を記念してハイ、チーズ!!船旅ならではの1枚が撮れました!お昼には、スエズ運河にかかる唯一の橋「平和大橋」をくぐります。この橋は、日本のODAによって作られたもの。橋の名前には日本とエジプトの友好と、運河の両岸をつなぐ友好の意味が込められているんだそう。 オーシャンドリーム号が橋をくぐると、あちらこちらから歓声があがりました。
2018年9月24日 食べる芭蕉と着るバナナ
フリージャーナリストで引きこもり訪問サポート士 、石川清さんの最後の講座は、食用や繊維資源として利用されてきたバナナを通して、日本、沖縄、台湾の人びとのつながりについて。日本のバナナは99パーセント輸入で、国産のバナナは沖縄や奄美大島などの1%だけ。沖縄のバナナの歴史や文化について、「沖縄の島バナナは、まだわかっていないことはたくさんあり、これからも色々と調べていきたいですね」そう笑顔で話す石川さん。講座が終わると、たくさんの方が石川さんの元に訪れていました。 ひとつのもの通じて、さまざまな国や地域の歴史や関わりを知ることの大切さに気づく時間となりました。
2018年9月23日 ハイティー
本日、レストランではハイティーがおこなわれました。茶葉から入れるプレミアムセイロンティーとシェフ手作りのお菓子を楽しむことができます。普段のアフタヌーンティーとは少し違い、バイオリンとピアノの生演奏の中、ゆったりとした時間が流れます。参加されていた方は、「贅沢な時間を過ごせました。お茶もお菓子も美味しかったです」と笑顔をみせてくれました。いつもとは少し違った昼下がり。こころ休まるひと時となりました。
2018年9月19日 京都と中国を結んだ三本の道〜日中関係を「文化」の視点から再考する〜
「三本の道は、禅の道・茶の道・学の道があります」それぞれの道の京都と中国の関わりについて語るのは、元朝日新聞編集員でありジャーナリストの加藤千洋さん(平安女学院大学客員教授、同志社大学南シナ海研究センター嘱託研究員)。2016年に京都に滞在した観光客は330万人以上。その中で一番多いのが、中国からの観光客。京都を訪れる方が求めているのは、伝統文化やサブカルチャー、生活文化だといいます。「日中関係は、政治と経済だけの話ではありません。文化の温もりの力が大切だと思います」そう締めくくった加藤さんの講座は、文化交流の大切さにあらためて気づく時間となりました。
2018年9月17日 マーレ(モルディブ)寄港
船はモルディブのマーレに寄港しました。1200もの美しい島々が点在するモルディブ。近年地球温暖化により海水温が上昇し、モルディブ全域の珊瑚礁に深刻なダメージが及んでいます。そのため国をあげてさまざまな環境保護プロジェクトがおこなわれ、今日はその活動のひとつ、ビーチのゴミ拾いをするオプショナルツアーに参加します。ゴミ箱がないことや分別自体がハッキリしていないために起こってしまうゴミの問題。結果、海洋生物や鳥など、さまざまな生態系に問題が出てきたと、モルディブの現状を語るフードさん。この美しい姿を守って行くために、私たちが出来ることを考えるキッカケとなる1日となりました。
2018年9月15日 感覚の洗練日
洋上の保育園「ピースボート子どもの家」プログラムは、国際モンテッソーリ協会公認教師の深津高子さん(一般社団法人「AMI友の会NIPPON」副代表)にアドバイザーとしてご協力いただき、モンテッソーリ教育を取り入れています。今回の講座は、実際に使用されている教具について。「『感覚教具は子どもに世界への鍵を与えてくれる』とマリア・モンテッソーリが話していたほど、この感覚教具は大切なもので、年齢関係なく、認知症プログラムとして、高齢者施設でも用いられています」そんな深津さんの言葉になるほど、という表情を見せる方も。今後も注目が集まりそうです。
2018年9月14日 中文と英語でおこなう袁群さんと日本散歩
医学部で漢方医学と西洋医学を学び、臨床医として中国中医科学院で臨床や研究に従事し、仙台で8年間暮らした経験をもつ袁群さん(中国北京第一中西医結合病院内分泌科教授、東北大学医学部医学博士)が、日本の観光名所や文化について紹介します。会場を訪れたのは、中文(中国語)や英語を話す皆さん。袁群さんはたくさんの写真を使って、まるで日本を旅しているようにお話してくれます。さまざまな経験を持つ袁群さんのこれからの講座が楽しみです。
2018年9月14日 欧州の平和と和解〜EUの果たしてきた役割〜
シンガポール欧州連合センター事務局長、ヨー・レイ・フィーさん( シンガポール国際研究所(SIIA)主任研究員、ラジャラトラム国際研究員非常勤フェロー)によるEUが直面している4つの危機、国際債務危機、難民危機、欧州連合離脱、大衆主義の台頭についてお話いただきます。難民問題については、市民がどう難民を受け入れるかが大きな課題とし、関連する国境の閉鎖や不寛容の蔓延は、欧州連合と平和への巨大な危機と言います。一方、EUのモットーは「多様性で統一」と語り、この危機を乗り越えられると締めくくりました。EUが抱える問題について学び、世界に目を向けるとても貴重な時間となりました。
2018年9月13日 洋上ファッションショー”ブロードウェイ・コレクション”onインド洋
洋上ファッションショーがおこなわれました。さまざまな民族衣装や、着物、浴衣を身にまとった方も。「ステキ!きれい!」と歓声がおこります。皆さん笑顔でファッションショーを楽しんでいます。寄港した厦門、シンガポールで購入したのでしょうか?チャイナドレスとシンガポールの民族衣装姿の方やダンスをしながらユニークに登場される方も。ステージは本当に華やか!登場するたびに大きな拍手がおこります。楽しい時間はあっという間。今回のファッションショーには合計100名以上の方が参加しました。皆さん、ありがとうございました!
2018年9月13日 モルディブの魅力大公開!
環境活動家であり、モルディブに本拠を置く、エコケア・モルディブのアドボカシーディレクターを務めるマイード・ザヒールさん。同団体は、環境に関する教育や保護、維持を目的とし活動しているモルディブでもっとも長く続くNGOのひとつです。次の寄港地であるモルディブの魅力を聞きに、会場には多くの人が集まりました。「モルディブには1200もの島があり、その内、人が住んでいるのは187の島だけ」島の数の多さに、驚きの表情をうかべる人も。 観光客でにぎわう街の裏側やモルディブが現在抱えている政治や人権、文化について、詳しく聞けて、より一層関心が深まった方も多かったようです。
2018年9月11日 シンガポール寄港
2つ目の寄港地、シンガポールに寄港しました!オーシャンドリーム号を降り、まず向かうは、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ。目の前にそびえ立つ熱帯雨林の巨大樹をイメージしたスーパーツリー群は大迫力です!シンガポールのシンボルのひとつマリーナ・ベイ・サンズには、全長340mの巨大な船が!展望デッキからの街並みは絶景です。シンガポールといえばマーライオン!真っ白なマーライオンが噴き出す水しぶきが描くきらきらとした放物線は、青空に浮かぶマリーナ・ベイ・サンズへと渡る、架け橋のよう。シンガポールから乗船した方も加わり、大賑わい。ここから、また新たな旅の始まりです。
2018年9月10日 夢とロマンの世界遺産講座〜シンガポールの世界遺産〜
明日のシンガポール寄港を前に、NPO法人世界遺産アカデミー認定講師の片岡英夫さんにシンガポールについてお話いただきます。まずはシンガポールにまつわるクイズから。答えをユーモアを交えながら話す片岡さんに、笑い声が絶えません。シンガポールならではのルールやオススメスポットなども紹介され、熱心にメモを取る方の姿も。片岡さんのお話いただいたことで、明日の寄港がますます楽しみになりました!
2018年9月8日 ボクがスラムに行ったワケ
東京外国語大学大学院地域研究科教授で平和構築・紛争予防講座座長の伊勢崎賢治さん、フリージャーナリストで引きこもり訪問サポート士の石川清さん、そしてピースボートスタッフの志村洋一がスラムを訪れた経験を語ります。現地を訪れたことで、怖いというイメージから友達がいる場所となった志村も話します。「訪れる国々を一人で歩いて、見て、考えて欲しい。そうすれば、見える景色が変わってくるかもしれません」そうメッセージをくれた石川さん。「今回のクルーズにはさまざまな国の人が乗船しています。船内での交流、旅をする時間を楽しんでください」伊勢崎さんはそう対談を締めくくりました。
2018年9月8日 観光学から見る異文化理解
神戸山手大学准教授の小槻文洋さんに、観光学から見る異文化理解についてお話いただきます。国際観光客の到着数は現在13.2億人を超え、国際観光収入は1.3兆USドルと年々、右肩上がりになっていると語る小槻さん。さらに「観光における影響力はとても大きく、SDGsのために観光ができることもたくさんあります。目標は、持続可能な観光です」未来を見据えて、社会や環境、経済へ目を向ける必要があると言います。「旅は、異質な存在を実感でき、五感の大切さに気づくことができる」。知り、伝え、分かち合うことでコミュニティーができることが旅の素敵さだと言葉を続けてくれた小槻さんでした。
2018年9月7日 洋上のヒトコマ-海-
洋上で過ごす1日。船内でできた友人たちとおしゃべりをしたり、海を眺めたりと、皆さん思い思いの時間を過ごしています。 今日の海はとても穏やか。海を眺めているとゆったりとした気持ちになります。船から海を眺める時間は、船旅ならではの特別な時間です。
2018年9月7日 シンガポールを支える移民労働者たち
低賃金で働く移住労働者の状況改善に取り組むNGO「TWC2(トランシェント・ワーカーズ・カウント・ツー)」の創立メンバーで、フリーランスライターのジョン・ジーさんに、シンガポールの移民労働者の現状をお話してもらいます。家庭内労働者となっている特に女性の移民労働者数は、ここ10年増加し、月に約450〜500ドルの低賃金で働いているといいます。TWC2では、2018年までに100万人以上もの貧困労働者に対し、食料支援やケガをした際の給料の支払いなどの支援を働きかけているそう。移民労働者の問題を知り、世界の数々の問題にも目を向けていく必要があると強く感じました。
2018年9月6日 厦門(中国)寄港
オーシャンドリーム号は初めての寄港地、厦門に寄港! オプショナルツアー「マングローブの森を守る」に参加します。マングローブの保全、生態系の保護を行なっているCMCN(中国マングローブ保全ネットワーク)の方と合流し、まずは腹ごしらえ!トビハゼの蒸し似やマテ貝、ゆでエビ、水餃子など、さまざまな料理が並び、どれも本当に美味しかったです。そして、国立漳江口マングローブの森自然保護区内科学研究・教育センターへ到着。活動について話を伺い、マングローブを観察。 ボートに乗り外からも観察します。貴重な体験ができ、学びの多い有意義な時間となりました。
2018年9月4日 難民として生きるということ、私たちにできること
1999年から、コソボ、インドネシアのアチェ州、アフガニスタン、ガザ、シリア、バングラディッシュで人道活動に携わる医師で人道活動家のファウジア・ハサンさん。紛争や暴力などにより自分の国や地域から避難しなくてはならない”難民”。「世界で、1分に30人もの人たちが故郷を失い、その半数が子ども」と話すファウジアさん。その言葉に会場は静まりかえります。支援のために魚をあげるのではなく、釣り竿を渡し、そのスキルを身につけるための支援が必要だと語ります。1滴の雫が集まれば、大きな海原になる。ファウジアさんの力強い言葉に、自分に今できることを考える時間となりました。
2018年9月4日 話せる言語は9ヶ国語!?キップ・ケイツが話すことばと異文化冒険の旅
ピースボートの旅には、「水先案内人」と呼ばれる、船内生活をより豊かなものにしてくれるナビゲーター(通称:水案)の方々にご乗船いただいています。本来は、出入港の際などにリードしてくれる船やパイロットのことを指す用語なのですが、ピースボートでは、洋上でさまざまな企画をおこなってくれる多彩なゲストのことをこう呼んでいます。本日講座を行ったのは、これまで50ヶ国を旅し、なんと9つの言語を話す、鳥取大学地域学部国際地域文化コースの教授を務めるキップ・ケイツさん。「言語は鍵を開く、つまり世界を開きます」そう力強くメッセージを伝えてくれました。次回の講座も楽しみです。
2018年9月1日 第99回ピースボート「地球一周の船旅」横浜出航
第99回地球一周の船旅が本日、出航の日を迎えました!乗船される皆さん。これからどんな船旅が待っているのかと、ドキドキワクワクした表情で、オーシャンドリーム号へと乗船していきます。避難訓練を終え、デッキへと出ると、お見送りの方達が待っていてくれました。いよいよ出航式のスタート!オーシャンドリーム号船長の「乾杯!」の声とともに、乗船者の皆さんはシャンパンで乾杯。色とりどりの紙テープが投げられ、オーシャンドリーム号は横浜港を出航です!「いってきます」「いってらっしゃい」と家族や友人たちと声をかけあい、別れを惜しみながら、船はゆっくりと離れていきます。