地球一周の船旅 2023年4月 Voyage114(北極航路 ヨーロッパ&中米コース)
クルーズレポート

朝食のひとこま
一日のスタートとなる朝食は、和食をしっかり食べたいという方も、気分に合わせたものを選んで食べたいという方も、2つのレストランからお好きなものを選ぶことができます。具材がたっぷり挟まったクロワッサンサンドは野菜もたっぷり!大満足の一品です。

北欧に伝わる妖精
街を散策していると、北欧地域に伝わる妖精、トロールに出会いました。大きな耳と鼻が印象的なトロールはおみやげとしても人気で、マグネットやキーホルダー、マグカップなどにもプリントされています。

オンダルスネス(ノルウェー)に入港しました
イスフィヨルドとロムスダール渓谷のふもとにあるオンダルスネスへ入港しました。北欧らしい街並みの向こうには、急峻な山々が見えます。身支度を整えたら、さっそくオンダルスネスの街に出発です!

プールでリフレッシュ
人気の場所といえば、屋外にあるプールも外せません。プールサイドにはデッキチェアとタオルの用意もあり、さらに横にはバーも併設されています。気分転換や健康維持など利用される方の目的はさまざま。これ以上ない開放的な環境で心も身体もリラックスできるとあって、幅広い年代の方が利用されています。

絶景の中へ
パシフィック・ワールド号は、フィヨルドの中へ。一番狭いところになるとそそり立った山がすぐそばに!ところどころに岩肌や、流れる滝、海面ギリギリに建つ家などが見えます。デッキでは、静かに景色を眺める人や記念撮影をする人の姿も。船旅ならではの贅沢な時間を過ごすことができました。

ソグネフィヨルド遊覧
ソグネフィヨルド遊覧の日を迎えました。ノルウェー語で「入り江」を意味する通り、フィヨルドとは氷河による浸食作用によって形成された複雑な地形の湾や入り江のこと。地球が創り出した幻想的な風景の中を、パシフィック・ワールド号はゆっくりと進みます。

船旅ならではの時差調整
西回り航路である今クルーズでは通常、時間を戻す時差が発生していますが、北欧エリアを航行中は船が東に向かうため、クルーズを通して1回だけの、時間を進める時差が発生しました。この日だけは1日が23時間に。時間が戻るのも進むのも、船旅ならではの不思議な体験です。

海の上でサッカーをしよう
最上階のスポーツコートに行ってみると、少人数でも楽しめるサッカーが行われていました。波音を聴きながら洋上でボールを追いかけるなんて経験、なかなかできないですよね!周りにネットが張られているから海にボールが落ちる心配はありません。コートには楽しげな歓声が響き渡り、はじける笑顔が印象的でした。

サンセットタイム
毎日日が沈むころになると、デッキは夕日を眺める人で賑わいます。水平線に消えゆく太陽が、空と海を美しいグラデーションに染め上げる、これぞ船旅という光景です。当たり前のように昇り、当たり前のように沈む太陽も、船旅においては特別なシーンを演出してくれます。

音楽を楽しむ時間
夜のバーでは、ミュージシャンの演奏に合わせて一緒に歌うことができるエンターテインメントが人気。“人生を唄う”をモットーに活動するシンガーソングライターの岡秀年さんのステージが始まると、いつの間にか手拍子が鳴り盛り上がりも最高潮に!美味しいお酒と、岡さんの情熱的な歌声にのって、楽しい夜が更けてゆきます。

バッキンガム宮殿へ
イギリス王室の宮殿であるバッキンガム宮殿は、ロンドンの中でも定番の観光スポット。今日もたくさんの観光客でにぎわっています。写真を撮ったあとは、隣接するグリーンパークへ。緑豊かな公園は観光客はもちろん、ロンドン市民の癒しの場所としても人気です。
ロンドン[ティルベリー]の紹介はこちら
ロンドン[ティルベリー]

洋上夏祭り
地中海の青空の下、洋上夏祭りが開催されました。輪投げやヨーヨー釣りなど、お馴染みのコーナーから特設ステージでは歌やダンスの披露も。そして夏祭りといえば、やっぱり盆踊り!プールを囲むように輪になり、音楽に合わせて踊れば自然と笑顔がこぼれます。夏を感じる1日となりました。
に入港しました](https://www.pbcruise.jp/wp-content/uploads/2023/05/230526-1-370x208.jpg)
ロンドン[ティルベリー](イギリス)に入港しました
イギリスの首都ロンドンの外港であるティルベリーへ入港しました。ここから電車で1時間ほど行くと、ロンドンに到着です。人気の観光地が目白押しのロンドンは、1つの都市とは思えないほどさまざまな顔を持ち、道を1本渡るだけで雰囲気が変わります。二階建てバス「ダブルデッカー」に乗って、さっそくロンドンの街を散策します!
ロンドン[ティルベリー]の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]世界都市の文化にふれる

寄港地での楽しみ
地元のスーパーへ立ち寄って、その土地ならではの食べ物を見つけるのも、旅の楽しみのひとつです。日本で見かけるものでも、大きさやパッケージの違いに驚くことも!おみやげにピッタリなものや、美味しそうなお菓子など、ついつい買いすぎてしまいます!

ル・アーブル(フランス)に入港しました
フランスのノルマンディー地方最大の港町、ル・アーブルは印象派絵画の発祥の地であり、現在でも街中でさまざまな芸術に触れることができます。オプショナルツアーでは少し足を延ばして、景勝地エトルタへ。多くの印象派の画家たちが描いた「アヴァルの断崖」をはじめ、美しい風景を見ることができました。
ル・アーブルの紹介はこちら
ル・アーブル

青空の下でくつろぐ
15階にあるのは、"サンクチュアリ"と呼ばれる自由にくつろげるスペース。水場を中心にデッキチェアが置かれ、皆さん思い思いの過ごし方をされています。煌めく太陽の下で海風に当たりながら、のんびりとしたひとときが過ごせる場所です。

高橋和夫さん、ティン ティンさんのトークライブ
国際政治学者の高橋和夫さんと、中国琵琶演奏家のティン ティンさんによるトークライブが開催されました。おふたりのお話はもちろん、晴れ渡った空の下に響く琵琶の美しい音色に、参加した多くの方が聴き入っていました。

うれしい一品
レストランでは世界各国の料理のほかにも、日本の郷土料理も振る舞われます。今回登場したのは、大根を真冬の寒風で干し上げた博多名物「うまかですたい」です。これには、九州からのお客様が大喜び!日本を出航して、約1ヶ月半。懐かしい郷土の味に、自然と笑みがこぼれました。

世界を学ぶ
世界情勢をわかりやすい言葉で話してくれる国際政治学者の高橋和夫さんは、解説者として数多くのテレビ番組にも出演しています。ロシアとウクライナに関する講座にはたくさんの人が参加し、真剣な眼差しで高橋さんの言葉に耳を傾けています。その様子に、この問題への関心の高さが伺えました。

洋上のリフレッシュタイム
フィットネスセンターには、ランニングマシーンなどの運動機器が設置されています。海を感じながら気持ちの良い汗をかけるとあって、「乗船前からの運動習慣を船でも続けたくて」という方から、「ごはんをついつい食べ過ぎてしまって…」という方まで、いろんな方が利用しています。

タラゴナ(スペイン)に入港しました
良質なワインが作られることでも知られ、バルセロナへの玄関口でもあるタラゴナへ入港しました。グエル公園やカサ・ミラなど、ガルディの作品群を効率よく訪れることのできるオプショナルツアーに参加して、バルセロナ随一の見どころ、サクラダ・ファミリアへ。美しい建築様式や細かい彫刻、内部の色鮮やかなステンドグラスなど、その見どころは尽きません。
スペインの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]芸術の都に息づく名建築を訪ねて

自然からのプレゼント
海の生き物との出会いは、船旅ならではのうれしい瞬間。「イルカだ!」そんな声を聞き海に目を向けると、そこには船と並んで泳ぐイルカの姿がありました。大海原を気持ちよさそうに泳ぐ姿を見ていると、なんだかほっこり。パシフィック・ワールド号が作り出す波と戯れるイルカたちの姿に歓声があがりました。

カリアリ(イタリア)に入港しました
地中海で2番目の大きさであるサルデーニャ島の南の玄関口、カリアリに寄港しました。さっそく旧市街の散策へ出発です。オシャレなカフェやバー、ショップが並ぶ石畳の道を歩いたあとは、レストランで一休み。アツアツのピザをいただきます。最後は街が一望できる展望台へ。ここからは赤茶色の屋根の家々やカリアリ湾に浮かぶ船、遠くに地中海を見ることができます。地中海の爽やかな風に吹かれ、リラックスできた1日となりました。
カリアリの紹介はこちら
カリアリ[サルデーニャ島]

気候変動を考える
世界的に問題になっている気候変動に関連する作品を制作しているドキュメンタリープロデューサー、エレナ・ブルネッロさんに、気候変動が都市に与える影響についてお話いただきました。わたしたちにもできる取り組みや実際の課題を知ることができる貴重な講座となりました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]エレナ・ブルネッロ(ドキュメンタリー・プロデューサー、コンテンツ・クリエイター)