地球一周の船旅 2023年8月 Voyage115(北中米&ヨーロッパコース)
クルーズレポート
夕暮れを楽しむ
デッキに出てみると、そこには美しい夕日が待っていました。こんな絶景に日々包まれるのも、世界一周クルーズならでは。日々繰り返される日常の一コマながら、毎日新たな感動が胸に迫ります。
フェイクニュースを読み解く
「フェイクニュースは、わたしたちの価値観や選択にも影響し、現実を歪めます。」そう話すのは、ジャーナリストのヤスナ・バスティッチさん。講座では、情報の真偽をしっかりと見抜き、情報を正しく得るために、わたしたちができることについてお話いただきました。
わたしの故郷は戦場になった
ジャーナリストのヤスナ・バスティッチさんの故郷サラエボは、ボスニア紛争下で市街地が戦場になり、多くの一般市民が犠牲になりました。講座では、その当時の体験をお話いただきました。1994年に戦争難民としてスイスへと逃れたヤスナさんは現在もチューリッヒで暮らし、紛争に関する報道およびメディア・トレーニングを専門として活動しています。
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[水先案内人紹介]ヤスナ・バスティッチさん
バルセロナ(スペイン)に入港しました
芸術の街バルセロナ。サグラダ・ファミリアをはじめ、ガウディが残したさまざまな建築物や旧市街など、見どころたっぷりです。こちらは、サンタ・エウラリア大聖堂。立派なファザードや礼拝堂、中庭、そしてまばゆいばかりの美しいステンドグラスは訪れる人びとを魅了します。
バルセロナの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]芸術の都に息づく名建築を訪ねて
つながりで豊かさを育む
お金に頼らずに豊かな社会をつくる「時間銀行」とは?ジャーナリストの工藤律子さんにその取り組みについてお話いただきました。時間を交換単位としてサービスのやり取りをするこの仕組みが取り入れられた地域社会や学校、病院などの事例をはじめ、その成果について、みなさん興味深そうに聞き入っていました。
グローバル・シティズンとは?
ルベン・アルマンド・エスカランテ・ハスブンさんは、エルサルバドル外務省や国連エルサルバドル政府代表部の大使として活躍してきました。講座ではこれまでの経験や、現在携わっているNGOグローバル・シティズンの活動についてお話いただきました。
ジブラルタル海峡へ
パシフィック・ワールド号は、地中海と大西洋をつなぐジブラルタル海峡を進みます。海峡で一番狭いところは幅約14キロ。地図上では狭く見えますが、通航してみると思った以上に距離を感じました。これも実際に通航したからこその体験ですね。
リスボン(ポルトガル)に入港しました
ポルトガルの首都リスボンへ。迷路のように入り組んだ路地を、可愛らしいトラムに乗って進みます。坂の上からは、オレンジの屋根と白い壁に彩られた美しいリスボンの街並みを見ることができました。
リスボンの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]大航海時代、はじまりの地へ
つながりの経済を創る
ジャーナリストの工藤律子さんは、学生時代からスペイン語圏やフィリピンを中心に、市民運動や貧困問題などの取材を行っています。講座ではこれまでの取材経験をふまえ、日本と世界の働き方や経済、社会などについてお話いただきました。
次の寄港地に向けて
海外旅行につきものの「時差」。今クルーズは東回りのため時間を進める時差調整が多いのですが、今回は、時間を戻して時差調整をします。就寝前やちょうど24時を迎えたタイミングで身の回りの時計を戻せば、時差調整の完了です!
ル・アーブル(フランス)に入港しました
ル・アーブルでは、コンテナを組み合わせた現代アートがお出迎え。古くからフランスの海の玄関口の1つとして栄え、2005年には優れた都市計画からユネスコ世界遺産にも登録されたこの街は、ノートルダム大聖堂やアンドレ・マルロー近代美術館はもちろん、街並みの美しさ、オシャレさも見逃せません!
ル・アーブルの紹介はこちら
ル・アーブル
船旅を支える人びと
私たちの船旅を支えているクルーは、レストランやキャビン、バーなど、船内のいろんな場所で働いています。世界約30ヵ国から集まっているクルーたちと「Hello!」「Thank you」など、簡単な英語での会話も日々の楽しみのひとつです。
墓参りから考える戦争と平和
文芸研究家のカジポン・マルコ・残月さんのライフワークのひとつは、作家など偉人の墓巡礼。自身が感動した作品の作者へ感謝の気持ちを伝えるために、30年以上に渡り墓参りを続けています。今回の講座では、そうした巡礼の旅を続ける中でカジポンさんがたどり着いた「平和」についてお話いただきました。
洋上にひろがる自由な時間
気の向くままにイベントや水先案内人の講座に参加したり、専属ミュージシャンによる生演奏を楽しんだりと、洋上では自分だけの自由な時間を過ごすことができます。
音楽と文化の街マンチェスターへ
リバプール寄港2日目は、電車に乗ってマンチェスターへ。トラムが走っているので、街中の移動も便利です。マンチェスターといえば、やはりサッカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。国立フットボール博物館には、サッカーの歴史や歴代ユニフォームなど、サッカーにまつわるさまざまな収蔵品が展示されています。
リバプール(イギリス)に入港しました
パシフィック・ワールド号が寄港したのは、「ザ・ビートルズ」誕生の地、リバプールです。イギリスでも最大級の大きさを誇るリバプール大聖堂やさまざまなお店が並ぶアルバート・ドックなど見どころ満載。ビートルズゆかりの場所をめぐるのも、リバプールならではの楽しみです。
リバプールの紹介はこちら
リバプール
グラスゴー[グリーノック](スコットランド)に入港しました
芸術と文化の都市として知られる、スコットランド最大の都市グラスゴー。博物館や美術館をはじめ、美しいステンドグラスが印象的なグラスゴー大聖堂やにぎやかなジョージ・スクエアなど、ぜひ訪れたいスポットが満載。時間が許す限り、散策を楽しみます!
グラスゴー[グリーノック]の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]アート&カルチャーが際立つ先進都市
Aiが拓く新しい医療
現役の医師であり作家の海堂尊さんの講座では、Aiが拓く医学の進歩や社会の未来についてお話いただきました。今回も会場は満席。海堂さんの人気はもちろんのこと、今後の医療に対する関心の高さがうかがえました。
船上から眺めるオーロラ
オーロラベルト圏内を航行中のパシフィック・ワールド号。デッキで夜空を眺めていると、うっすらと緑色に輝くオーロラが出現。たくさんの方がデッキに集まり神秘の夜の風景を眺めていました。
レイキャビク(アイスランド)に入港しました
歩いてまわれるコンパクトさがうれしいレイキャビク。アイスランドの歴史や文化を知ることができる美術館や博物館、北欧らしいカラフルで可愛らしい街並みは散策にもぴったり!豊かな自然と美しい景色を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
海堂尊さんに聞く
『チーム・バチスタの栄光』など、数々の作品を世に送り出してきた医師・作家の海堂尊さんによる講座が行われました。人気作家である海堂さんの書籍を読んだことがある方も多く、会場は満席に。「海堂さんのお話をこんなに間近で聞けてうれしかったです。」終了後にはそんな声も聞かれました。
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[水先案内人紹介]海堂尊さん
航海の雑学~ヨーロッパ編~
今回の「航海の雑学」では、これからパシフィック・ワールド号が航海する、グラスゴーからピレウスまでの航路などが紹介されました。この区間は寄港地が続くとあって見どころは満載。より一層、寄港が待ち遠しくなりました。
オーロラベルトへ
船はいよいよオーロラベルト圏内に入り、多くの方が心待ちにしていた、オーロラ観測がはじまりました!今回は連日5夜、観測チャンスがありますが、みなさんの願いが通じたのか、さっそくオーロラが出現。今後も楽しみです。
虹
デッキから歓声が聞こえ、カメラを手に大急ぎで駆けつけると、そこに見えたのは大きな虹でした!周囲を遮るもののない海の上だからこその素晴らしい景色に、心が震える忘れられない旅の1ページとなりました。