地球一周の船旅 2024年8月 Voyage118(アフリカ・中南米・南太平洋コース)
クルーズレポート
洋上夏祭り
夏祭りが開催されました。パフォーマンスステージでは、ダンスや太鼓などが披露され、縁日ブースでは輪投げやヨーヨー釣り、フォトブースなどが設けられました。夏祭り定番の盆踊りにはたくさんの方が参加し、みなさんで夏を楽しむことができました。
南アフリカの歴史
南アフリカに向かって航海中のパシフィック・ワールド号。船内では、ヤコブ・マイリングさんによる南アフリカに関する講座が行われました。ヤコブさんは南アフリカなどで若い世代のリーダーシップ育成などを行う財団で働いています。講座では、南アフリカのアパルトヘイトの歴史や偏見、争いなどについてお話いただきました。
学びの時間
NGOピースボートでは、洋上や寄港地で地球規模の問題に対して体験をしながら理解を深める「地球大学」プログラムを実施しています。今クルーズでもさっそく授業が開始され、受講生たちは、ゲストの方々の話を聞きながらメモを取ったり自分の考えをまとめたりと、意欲的に取り組んでいました。
音楽を楽しむ時間
バーやイベントなどでおなじみの専属バンドやミュージシャンによる、スペシャルライブが開催されました。誰もが知る名曲をはじめさまざまな曲が演奏され、一緒に歌ったり手拍子をしたりと、みなさんで音楽を楽しむことができました。
ポートルイス(モーリシャス)に入港しました
インド洋に浮かぶモーリシャスは、青い海が広がりリゾート地としても人気が高い場所です。かつては植民地時代が続き、アフリカやインドなどから「契約移民労働者」が送られてきていた歴史があり、さまざまなルーツを持つ人が混ざり合いそこからモーリシャスのクレオール文化が誕生しました。美しい海はもちろん、歴史や文化を学ぶオプショナルツアーも実施され、有意義な時間を過ごすことができました。
星空観望会
船以外のあかりがなく、建物など空をさえぎるものがない海の上では、どこまでも広がる星空を見ることができます。デッキで行われた南半球の星空を眺める観望会では、夜空にきらめくたくさんの美しい星を見ることができました。
水彩画教室
カルチャースクールの水彩画教室は、初心者でも講師の先生が丁寧に解説してくれるので安心です。「趣味を広げたい」「寄港地の思い出を水彩画で残したい」と、たくさんの方が受講しています。
和太鼓を体験
各国の文化を知るイベントとして「加茂網村太鼓」の代表による和太鼓教室がひらかれました。撥の持ち方や叩き方などがレクチャーされ、参加したみなさんは、真剣な表情で取り組んでいました。
日本文化を体験
国際色豊かなピースボートクルーズでは、各国の文化を知るイベントが多数行われます。今回は、尺八の演奏やかるた、けん玉、お手玉、書道などの日本文化を体験するイベントが実施され、たくさんの人で賑わいました。
カンボジア地雷問題検証ツアー報告会
NGOピースボートでは、カンボジアなど地雷埋設国で地雷除去を実施している政府機関やNGOを支援する「地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)」プロジェクトを行っています。今クルーズでは、香港で船を一時下船しカンボジアへ向かい、地雷被害者の自立を支援する団体や、プロジェクトの支援により地雷が除去された村を訪問する5日間のオプショナルツアーが実施されました。ツアーに参加したメンバーによる報告会が行われ、多くの人がメンバーの声に耳を傾けました。
地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)についてはこちら
(NGOピースボートのサイトへ移動します)
地雷廃絶キャンペーン(P-MAC)の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]旅先で出会った地雷問題
航路と航海の雑学~インド洋編~
航海史を紐解き、航路や船にまつわる雑学を学べる人気シリーズ企画がはじまりました。今回はインド洋編として、ここまでの航路や、これからの見どころなどが紹介されました。
お気に入りの居場所ができる船内
4層吹き抜けのアトリウムに位置する開放的なクルーナーズバーでは、コーヒーやカプチーノ、紅茶などのドリンクを飲みながら、音楽や読書を楽しむことができます。おひとりの時間はもちろん、船内でできた友人たちとの社交の場としても人気のスポットです。
モーリシャスの歴史、文化、生態系に触れる
次に寄港するモーリシャスで、環境科学者として高い評価を得ているナディーム・ナズラリさんに、モーリシャスの歴史や文化、モーリシャスの生態系についてお話いただきました。次の寄港地のお話とあり、講座にはたくさんの方が参加しました。
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[水先案内人紹介]ナディーム・ナズラリさん
101年目の9月
9月1日の防災の日に向けて、船内ではジャーナリストの中村一成さんの講座に注目が集まります。今回の講座では、1923年9月に発生した関東大震災後に起こった虐殺事件などについてお話いただきました。中村さんは、在日朝鮮人や移住者、難民を取り巻く問題などをテーマにさまざまな書籍を出版されています。
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[水先案内人紹介]中村一成さん
南半球へ
シンガポールを出港し、船は南半球の寄港地に向けて航海を続けています。船内では赤道通過を記念したイベントが行われました。赤道ということで、ドレスコードの赤い洋服やグッズを身に付けてデッキへ。楽しいひとときとなりました。
海と空
ゆっくりと海と空を眺めるひとときは、船旅ならではの特別な時間。デッキで過ごす時間を大切にしている方も多くいらっしゃいます。航海する地域によって色が変わる海は、どれだけ眺めていても見飽きることはありません。
時差調整日
時差の調整日を迎えました。船旅では、次の寄港地との時差調整を、到着までの日数に合わせて少しづつ行っていきます。西回り航路の今クルーズは、24時なると1時間戻すため「時差の日はなんだか得をした気分になる」という方も。
旅をしながらふれる国際情勢
アラブ文学が専門でパレスチナ情勢に詳しい早稲田大学文学学術院教授の岡真理さんに、ガザやパレスチナの現状についてお話しいただきました。ガザでは毎日多くの一般市民が命を落とし、その大半は子どもたちだと言います。講座に参加したみなさんは、真剣な表情で岡さんの言葉に耳を傾けていました。
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[水先案内人紹介]岡真理さん
シンガポールに入港しました
多民族国家ならではのさまざまな魅力があふれるシンガポールでは、この地ならではのグルメを味わったり、「シンガポールと言えばここ!」というマーライオンパークや、マリーナベイ・サンズ、チャイナタウンなどの観光スポットを訪れたりと、充実した時間を過ごすことができました。
シンガポールの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]異国情緒あふれる魅惑の国
アイスクリームで一休み
イベントや企画、ワークショップなど、さまざまな催しが日々行われている船内。「ちょっと休憩したいな」と思ったらアイスクリームバーへ。時間限定でバニラアイスクリームを無料で提供しています。海の風に吹かれながら食べるアイスクリームは格別です!
国際交流の軌跡
今クルーズでは、明星学園中学校とNGOピースボートが協力し、国際交流を体験するべく27名の中学生がシンガポールまで乗船しています。旅の終わりが近づき、クルーズでの日々を振り返る会が行われました。船内や寄港地での体験や出会い、感じたことなどを、それぞれの言葉で発表していきます。12日間の船旅は、素敵な夏の思い出となったことでしょう。
フラメンコ&ギターショー
フラメンコギタリストのチャノ・カラスコさんと、フラメンコダンサーの池谷香名子さんによるショーが行われました。お二人の素晴らしいパフォーマンスに、大きな拍手が送られました。
はじめてのフラメンコ
約3ヶ月の旅の時間は、新しいことに挑戦するにはぴったり。フラメンコレッスンでは、踊りや歌、ギターの体験が行われ、たくさんの方が参加しました。