クルーズレポート
圧倒的な光景の中へ
どこまでも続くアラスカフィヨルドの中を、ゆっくりと航行していく船。画面におさまりきらないほどの氷河、そして雪をいただく険しい山々は、ただただ雄大で美しさに満ちた光景です。
雄大なアラスカフィヨルドへ
アラスカフィヨルドの中をクルージング中のパシフィック・ワールド号。この日は北米大陸最大級の幅をもつ、ハバード氷河の遊覧を楽しみました。ハバード氷河はクルーズ船でしかアクセスできな場所にあり、観光で訪れることのできる氷河としては世界最大級を誇ります。デッキでは大勢の人がアラスカの雄大な景色に見入ったり、氷河を背に写真を撮ったりと、太古の地球が生み出した美しい光景を堪能していました。
シトカ(米国)に入港しました
太平洋を北上した船は、ついにアラスカの地へと辿り着きました。寄港したシトカは、美しい自然景観と豊かな先住民族の文化が魅力の町。アラスカの旧首都であった歴史を感じさせる建物や、神話や伝説に登場する動物たちの顔が刻まれたトーテムポールなど、個性あふれる町並みと大自然の融合を楽しみました。
カルチャースクール発表会・水彩画
カルチャースクール水彩画の作品展では、色とりどりの作品が会場いっぱいに展示されました。寄港地で見た美しい風景や、船内での何気ないヒトコマなど、旅のシーンがよみがえるような作品ばかり。色鮮やかな思い出が、参加者の皆さんの旅の充実度を物語っているようでした。
カルチャースクール発表会・社交ダンス
クルーズ期間中、洋上カルチャースクールで社交ダンスレッスンに参加されていた方たちによる、集大成となる発表会が開催されました。さまざまなダンスミュージックにのって、息の合ったステップと踊りでステージを華麗に舞う参加者の皆さん。これまでの努力や練習の成果とともに、好きなことに向き合う充実した表情が印象的でした。
天然のプラネタリウム
船上から眺める星空は、まさに天然のプラネタリウム。陸地に近い場所を航行しているときには、街灯りと星空の競演も楽しめます。ときには流れ星に遭遇することもあり、デッキに居合わせた人同士で「流れ星、見えましたよね!」と、うれしそうに声をかけあうシーンも見られます。
世界でもっとも暮らしやすい街
バンクーバーは、「世界でもっとも暮らしやすい街」といわれることも。実際に訪れてみると、都会的な街並みのすぐそばに森や水辺が広がり、驚くほど自然豊かなことに気付かされます。留学生も多く、さまざまな文化が共存する街はとても居心地がよく、穏やかな雰囲気に満ちています。暮らす人と同じようにビーチやマーケットを訪れ、束の間の“バンクーバーっ子”気分を楽しみました。
バンクーバー(カナダ)に入港しました
カナダ有数の都市バンクーバーに寄港しました。街中には緑があふれ、カフェのテラス席では人びとが憩いのときを過ごしています。可愛らしいカナダ土産を求めて美しい石畳が敷かれた通りを散策したり、カナダの名物グルメに味わったり。晴れ渡る空のもと、バンクーバーの街歩きをたっぷり堪能しました。
洋上国際会議 -TIME FOR PEACE-
戦後80年を迎える今年、世界の平和を改めて希求する取り組みとしてピースボートが実施している特別プロジェクト「TIME FOR PEACE(今こそ平和を)」。船内でもさまざまなアクションを行なってきましたが、この日は「洋上国際会議」が開催されました。会議には発表者、コメンテーター、パフォーマーなど世代やルーツ、立場などの関係性を越えてさまざまな方が登壇しました。戦争の被害を学び・継承しながら、戦争をさせない社会をつくるために何ができるのか――登壇者と一緒に考え、思索を深める大切な場となりました。
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(NGOピースボートのサイトへ移動します)