クルーズレポート
市民から見たエジプトの今
イスタンブールの次の寄港地であるエジプトで人権弁護士として活動するカレド・エマムさんの講座では、アラブの春を経て、エジプトの人びとが現在どのような課題に直面しているのかをお話いただきました。これから寄港する場所とあり、みなさん熱心に耳を傾けていました。
ダーダネルス海峡
イスタンブールに向けて航海中のパシフィック・ワールド号は、エーゲ海とマルマラ海をつなぐダーダネルス海峡へ。まるで川のように細長く、黒海やマルマラ海の波で生み出される潮流により、航海が難しい海峡でもあるそう。この海峡には世界で最も長い吊り橋である「チャナッカレ1915橋」がかかっています。
ピレウス(ギリシャ)に入港しました
貴重な古代遺跡が数多く残り、街そのものが歴史博物館ともいわれるギリシャ。入港したピレウスからバスに乗ってパルテノン神殿などの遺跡が待つアテネへ向かいます。古きよきアテネの面影を残すプラカ地区やさまざまな遺跡をめぐり、充実した1日となりました。
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[クルーズコレクション]神話と文明のふるさとを訪ねて
オスマン帝国のその後のトルコ世界
世界遺産や古代文明の講師などを務める陸秀慧(デジレー・ルー)さんは、数々の世界遺産を訪れ、研究をしてきました。今回の講座では、イスタンブールを中心としたオスマン帝国の歴史や遺産などをご紹介いただきました。
ホロコーストをどう教えるか
各国におけるホロコーストの記述を研究しているエッカート・フークスさんによる講座では、世界の国々の教科書などでどのように記載されていてどのように教えられているのか、「ホロコースト」という言葉がそれぞれの国でどのような意味を持つのかなどをお話いただきました。
毎日が冒険
すべての肩書きをリセットして、結婚式の3日後ふたりで世界一周の旅へ。約2年間で南極から北極まで世界数十ヶ国をめぐった自由人・高橋歩さん。その後も世界各地で出版社を設立したり、レストランバー&ゲストハウスを開店したりと、世界中でジャンルにとらわれない活動を展開しています。そんな高橋さんの講座には世代を問わず多くの方が参加しました。
旅をより有意義なものへナビゲート
[水先案内人紹介]高橋歩さん
「永遠の都」ローマへ
寄港2日目はローマへ。チビタベッキアからバスで約1時間半で到着です。訪れたのは円形闘技場「コロッセオ」。その大きさに圧倒されます。名作『ローマの休日』でおなじみのスペイン広場や古代ローマの栄光が甦るフォロ・ロマーノ、トレヴィの泉など、一度は訪れたい場所が目白押しです!
イタリアの紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]魅惑のイタリア歴史散歩-1-
チビタベッキア(イタリア)に入港しました
パシフィック・ワールド号が入港したのは、ローマの外港にあたる港町、チビタベッキアです。チビタベッキアと日本の関わりは深く、1615年に慶長遣欧使節団の支倉常長らがこの地に上陸しました。街中には支倉常長の銅像が建てられており、出発地でもある石巻市とは、姉妹都市協定を結んでいます。
夕暮れを楽しむ
デッキに出てみると、そこには美しい夕日が待っていました。こんな絶景に日々包まれるのも、世界一周クルーズならでは。日々繰り返される日常の一コマながら、毎日新たな感動が胸に迫ります。
フェイクニュースを読み解く
「フェイクニュースは、わたしたちの価値観や選択にも影響し、現実を歪めます。」そう話すのは、ジャーナリストのヤスナ・バスティッチさん。講座では、情報の真偽をしっかりと見抜き、情報を正しく得るために、わたしたちができることについてお話いただきました。