クルーズコレクション

北欧レポート

2024年7月4日

クルーズレポートダイジェスト

クルーズのハイライトのひとつ、フィヨルド遊覧や、北欧の寄港地を訪れたVoyage117。地球の悠久の時がつくりだした、神秘的で美しい大自然を体感することができました。旅も中盤を過ぎ、乗船しているみなさんは思い思いの過ごし方で楽しんでいるようです。

Yoshida Taisuke

ノルウェー第二の都市ベルゲン

パシフィック・ワールド号が寄港したのは、13世紀頃からハンザ同盟の貿易拠点として栄えてきた歴史ある街、ベルゲン。ノルウェーのフィヨルド遊覧の玄関口として知られています。世界遺産にも登録されているカラフルな木造倉庫群が軒を連ねるブリッゲン地区や、新鮮な魚介類やお土産物、食堂など地元の住民から観光客まで多くの人でにぎわうフィッシュマーケットも大きな見どころです。コンパクトで北欧らしいかわいらしい街並みを楽しむことができました。

ベルゲン(ノルウェー)の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]世界有数のフィヨルド遊覧と北欧の街並みの中へ

Yoshida Taisuke

北欧地域がより楽しみになる
船内企画の数々

航海日には、北欧に関連した講座が行われました。ノルウェーを拠点に北欧の情報を発信するジャーナリストで、8言語習得者の鐙麻樹さんの講座では、語学習得の秘訣や仕事への活かし方、言語が広げる可能性についてお話しいただきました。そして幼少期に車椅子生活となった経験から、車椅子ユーザーの自立と尊厳を大切にした家具ブランドを立ち上げ、社会規範のあり方、インクルーシブデザインの重要性を広めているスウェーデン在住の産業デザイナー、キム・イェソルさんには、誰もが生きやすくなる世界に関われる方法についての講座を行っていただきました。そのほか、ピースボートスタッフによる北欧人の祖先・バイキングの歴史についてなど、さまざまな企画が行われ、たくさんの方が参加しました。

Yoshida Taisuke

フィヨルド遊覧

今クルーズのハイライトのひとつ、フィヨルド遊覧の日を迎えました。パシフィック・ワールド号は、午前にノルウェーで一番大きなフィヨルドであるソグネフィヨルド、午後には全長約113㎞のノールフィヨルドを訪れました。フィヨルドとは、氷河が数万年の時間をかけて大陸を削り、そこにできた谷に海水が入り込んでつくられた複雑な入り江のこと。雄大な自然の中を、船はゆっくりと進みます。時折見えるカラフルな家々や、両脇の切り立った崖のあちこちに見える、幾筋もの雪どけ水の滝など、まるで絵本の中の世界のようです。船で訪れるからこそ見ることのできる景色を、みなさん堪能されていました。

Yoshida Taisuke

虹のプレゼント

フィヨルド遊覧当日は、晴れたり曇ったり。雲と太陽が現れる、そんなお天気だからこその、偶然の出会いがありました。緑豊かな山と山の間、船を歓迎するかのように現れたのは、美しい虹です。「あ、虹だ!」どこからか聞こえるそんな声に、虹を一目見ようと、たくさんの方がデッキに集まりました。地球が長い時間をかけて創り出したパノラマと、この瞬間の自然が織りなす素晴らしい光景を楽しむことができました。

Yoshida Taisuke

北欧の島国・アイスランドの首都
レイキャビク

パシフィック・ワールド号が寄港したレイキャビクの近郊には、地球が創り出す自然を感じられるスポットがあります。世界遺産・シンクヴェトリル国立公園は2つの大陸プレートが地上に露出しているめずしい場所で、プレートの境目「ギャオ」を見ることができます。大地が呼吸するかのように、4~8分ほどの間隔で轟音とともに水しぶきが噴き上がる、ストロックル間欠泉や、白い水煙を上げながら水が流れ落ちる、グトルフォスの滝など、ここでしか見ることができない圧巻の景色を楽しむことができました。

レイキャビク(アイスランド)の紹介記事はこちら
[クルーズコレクション]地球の鼓動が聞こえる、遥かなるワンダーグラウンドへ

Yoshida Taisuke

カルチャースクール
水彩画教室

カルチャースクールの中でも人気の高い水彩画教室は、専任の講師が乗船して、初心者の方から楽しめるレッスンが日々行われます。筆を持ったのは子どものころ以来という方も多くいらっしゃいますが、デッサンから彩色まで丁寧に教えてくれるので安心です。今回のレッスンでは、思い出に残っているヨーロッパの街並みや美しい風景を、白い画用紙の上に描いていきます。写真とは一味違う、訪れた寄港地の思い出を描いた作品には、他の人には出すことのできない自分だけの味わいが浮かび上がります。約3か月というまとまった時間は、集中して新たな趣味を見つけるのにも最適です。

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