乗船者インタビュー

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

外間菜子さん(沖縄県 / 26歳)
「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

船だとたくさんの国に行けるから

乗船前は保育士をしていました。元々海外旅行が好きで、海外に行けば新しい刺激がもらえると感じていました。最初は個人旅行でエジプトに行こうと思っていたんですが、エジプトだけでは費用が高くなることを知って。そこでピースボートのポスターを見たら、「世界一周した方が安いんじゃない?」と思ったので乗ることを決めました。船だと他の国や地域にももっと行けるし、それが決め手だったかも。せっかく乗船するなら、いろんなところに行きたいと思いました。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

毎日眺め続けたポスター

ピースボートを知ったきっかけはポスターです。住まいが沖縄県南城市なのですが、そこにはコンビニが1軒しかなくて、そのコンビニにポスターが貼ってあり、来店するたびに「行きたいな」と思って見ていましたね。 乗船前に仕事は一旦休職して、乗船費が割引になるボランティアスタッフをしていました。乗ることを決めていたので仕事はせずに、ポスター貼りを仕事のように毎日こつこつしていました。ボランティアスタッフの生活も結構楽しかったです。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

どこの国でも子どもは一緒だな

メキシコで参加した、現地の子どもたちと交流するオプショナルツアーが印象的でした。仕事柄興味もあったんですが、やっぱり言葉がなかなか通じませんでした。でも日本の保育園でやっている遊びをやったら、それが大人気で!走り回って楽しんでる姿を見たら、どこの国でも子どもは一緒だなと思いました。言葉も関係なかったですね。エジプトでは、ピラミッドを見たり、ちょうど夕陽が沈むタイミングでいい景色の写真も撮れました。この旅最大の目的だったので本当によかったですし、やりたかったことができたという気持ちですね。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

自分が知らなかったことを学べた

最初はせっかくの休みだし、ただ楽しもうと参加していました。でも結果的に、この旅をとおして自分が知らなかったことをたくさん学べました。特にオーシャンアップサイクルのことは印象的でしたね。沖縄在住なので海はよく行くけど、海のゴミのことをこれまであまり考えてきませんでした。でも海や浜辺に捨てられたゴミのせいでウミガメが死んでいくことを知って、これではダメだなと。寄港地でも友人たちと一度だけビーチにゴミを拾いに行ったら、たくさんゴミがあって驚きました。沖縄に帰っても子どもたちと一緒にゴミを拾ったり、そういった活動を自分の中に取り入れて行きたいなと思いました。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

シニアの方とも友だちに

もともと「若者が100名前後いる」と聞いてたので、世代が近い人たちと遊んだり交流を深めたりするのかなと思っていました。でも、そんなことは全然なくて、自分よりずっと年上の方と話すこともあったし、それが予想外で楽しかったですね。いろんな年代の方たちが乗っていましたし、一緒にイベントに関わる中で、シニアの方と話す機会も本当に多くて。50代60代の方は、上司とか仕事上であれば保護者の方とかのイメージでこれまでは上下関係を気にすることもあったけど、船の中ではすごく気軽に話せて、友だちのような感覚でした。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

園長という夢に向かって

私の夢は園長になることなんですよ。自分の園を持ちたいとも思っているので、この旅が終わったらまた働きます。休職した分恩返しというか、バリバリがんばろうかなと。今は早く戻りたいし、仕事をしたいと思っています。やりがいと言えるかわからないですが、子どもたちが子どもたち同士で笑い合っている姿を見るのが好きなんです。あとは、自分も子どもたちと一緒に遊んで、笑ったりしているときが一番好きだなと感じています。

「一生に一度」の3ヶ月を楽しむことができました。

思い出のカレンダーをみんなに見せたい

周りの人には「絶対乗った方がいいよ」と言うかもしれません。この3ヶ月間、普通の生活をしていたら体験できないことばかりだったし、本当に“一生に一度くらいの3ヶ月”でしたから。お金を払う価値はありましたね。乗船前から考えていたんですが、この旅で自分が撮った写真で思い出のカレンダーを作るつもりなんです。職場でも各クラスに貼ってもらったり、保護者の方にも見てもらえるようにしたり。保護者の方にも船旅に行くから休職するとお伝えしていたので、私が見た景色を見てもらいたい。そのための写真をもう厳選し始めてます。

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