ひとりで参加しても、安心して旅を楽しめますよ。
決め手は、一人でも申し込める気軽さ
これまでに世界一周クルーズやショートクルーズなど、合わせて6回乗船しました。ピースボートの名前は働いていたときから知っていたので、定年を迎えていろんな片付けが済んだタイミングで、横浜港で開催されていた船内見学会に参加したんです。実際に船を見て、スタッフの方の話を聞けたのがよかったですね。でも乗船の一番の決め手は、ひとりでも申し込めたこと。ピースボートは私のようなひとり参加でも、2人や4人の相部屋を選べるので、気楽に参加できるし助かるなぁと思いました。これまでずっと仕事をしてきて、ある程度蓄えはあったので、思い切って乗船を決めました。
“仕事がすべて”の人生だった
サラリーマン時代は、ずっと仕事一筋。それこそ若い時は、朝から夜遅くまで働いていました。段ボール会社の営業をやっていましたが、お客さんは国内なので出張も新幹線移動でした。そのため飛行機には縁がなく、「人生初飛行機」はピースボートクルーズでマチュピチュ遺跡に行ったときのリマからクスコ間の飛行でした。そういうわけで、かっこいい言い方かもしれませんが「仕事がすべて」でしたね。でも定年を迎えたときにはすぱっと辞めたんです。もっと働くこともできたんですが、「これからは自分の時間をつくろう」と思いました。
寄港地には思い出がいっぱい
初めて乗船したときはすべての寄港地が初めてだったので、今でもほとんどの場所を覚えています。ギリシャのアテネでパルテノン神殿を見たときは、子どものころから教科書で見てきたものが目の前に建っている、その光景に感激しました。スペインのバルセロナでサグラダ・ファミリアを見たときは、まだ建設が続いていたので「いつ完成するかな?もう一度来れるかな?」とも思いましたね。中米のパナマでは、お土産にしようとパナマ帽を買ったんですよ。それで帰国して帽子をよく見たら、どうもパナマ産ではなかったみたいで(笑)。でも、それも旅の思い出です。
旅は終わっても学びは続く
2度目の乗船のときは、周囲の方からよかったと聞いていた、マチュピチュ遺跡へ行くツアーに参加しました。人生で初めて飛行機に乗って、ペルーのリマからクスコへ移動しました。それから山道を登って、高い場所から念願のマチュピチュ遺跡を見ました。とても思い出深い体験でしたし、帰ってからもっとインカ帝国のことを勉強したいと思いましたね。行ったからわかることもあるし、そのときはわからなくてもあとで勉強したり、旅は終わってもまだ続きがあるんだと感じました。マチュピチュ遺跡に行ったことでスペイン語圏の歴史に興味がもてたし、特に中南米には関心が高まりました。
船内は自由で気楽な空間
サラリーマン時代によく麻雀をやっていたので、船内でも麻雀を楽しみました。その場で集まった人が自由に参加できるので、例えば食事の時間になると、誰か代わりの人が入ってくれたりするんです。乗船前は、ただ「旅行に行く」という気持ちでしたが、船内でいろんな企画があることを知って、参加も自由で堅苦しくもないから気楽でいいなと思いました。あとは年をまたぐクルーズに乗船したときに、大西洋横断中の船内で正月に餅つきをやったことも思い出です。南半球なので正月でも暑くて、そんな中での餅つきでしたから。そのとき撮った写真で「大西洋で餅つきしました」と年賀状を作って、知り合いに送りましたね。
フレンドリーな人ばかり
船では朝5時ごろに起きて、デッキでウォーキングをしたり、軽く筋トレをすることもあります。何もしないと体力も衰えますし、美味しい食事を食べてばかりになってしまうので。食事のときには同席した人と、「どこから来ましたか?」なんて話をしてすぐに友だちになれます。乗った初日に同じ部屋になった人と「居酒屋があるみたいだから行こう」と、洋上居酒屋・波へいでお酒を飲んだこともありました。みなさん本当にフレンドリーな方が多くて、楽しいんです。それで、持参した名刺を配っていたら帰国後に結構な量の年賀状が届きまして。それ以降は控えめに配るようにしています(笑)。
ひとり参加でも大丈夫
旅が終わったあとも、船でできた友人と月に一度の集まりを続けていたこともありました。世間話をしたり、「今度いつ乗る?」なんて話をしたり、そういう関係が保てるのはピースボートならではですよね。次の乗船を検討している間に体調を崩したこともありましたが、リハビリや服薬で症状も落ち着いてきました。まだニューヨークで自由の女神像を見たいという夢があるので、事前にいろいろ備えてまた乗船したいなと思っています。不安なことがあっても相談できるから安心ですし、ひとり参加で迷っている方にもちゃんと段取りしてくれるから、私はそれがピースボートクルーズのいいところだなと思いますね。
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