水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)
アーサー・ビナード Arthur BINARD
(詩人、絵本作家)
1967年、米国ミシガン州生まれ。高校生のころから詩を書き出し、大学で英米文学を学ぶ。卒業と同時に来日し、日本語での詩作、翻訳を始める。2001年、詩集『釣り上げては』(思潮社)が中原中也賞に選ばれ、以降受賞作品は多数。現在は活動の幅をエッセイ、絵本、ラジオパーソナリティなどに広げている。著書に絵本『ここが家だベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)、エッセイ『アーサーの言の葉食堂』(アルク)、『日本語ぽこりぽこり 』(小学館)、詩集『ゴミの日 』『左右の安全 』(ともに集英社)、『さがしています 』(童心社)など多数。
久保 美智代 KUBO Michiyo
(旅する世界遺産研究家)
(株)愛媛朝日テレビ開局に伴い、アナウンサー第一期生として入社。その後、東京で独立。世界遺産に魅せられて、現在までに53カ国395ヶ所の訪問を達成。現在は京都にて2児の子どもを育てながら、講演や執筆活動を通じて世界遺産の意義や素晴らしさを伝えている。朝日旅行大阪支店にて「世界遺産講座」を開講中。
リサ・サリバン Lisa SULLIVAN
(カイカウリ平和センター・コーディネーター)
米国出身。ラテンアメリカ在住歴38年。現在、ベネズエラ・ララ州、カイカウリ平和センターで、非暴力、リーダー育成、パーマカルチャーを中心に活動を行っている。若者に「アフロ・ベネズエラ音楽」を教える「サンフアン文化運動」を創設、同州の文化継承のため20年以上活動している。また、拷問などで問題になった米国の軍事訓練学校「スクール・オブ・ジ・アメリカズ(SOA)」を監視する「スクール・オブ・ジ・アメリカズ・ウォッチ(SOAW)」ラ米理事会の委員を務め、ラ米の人々と連携し施設の閉鎖を求め、ほぼすべてのラ米・カリブ海諸国へ訪問団を派遣、政治家や活動家と会談した。
中村 隆市 NAKAMURA Ryuichi
((株)ウィンドファーム代表/(有)ゆっくり堂代表/東北あしたの森代表/NGOナマケモノ倶楽部世話人)
福岡に生まれ19歳で水俣病と出会い、公害問題や環境問題に関心を持ち始め、有機農業・環境運動に取り組む。チェルノブイリ原発事故による放射能汚染食品の問題をきっかけに1987年より中南米の有機コーヒーやアジアの有機紅茶などをフェアトレード事業をスタート。有機農業とフェアトレードの普及が賛えられブラジル・マッシャード市の名誉市民賞を得る。1990年からチェルノブイリ医療支援に関わる。福島の原発事故後、放射能から子どもを守る活動に従事し、2015年「放射能から子どもを守る企業と市民のネットワーク(ほうきネット)」を設立。
(株)ウィンドファーム 公式ホームページ https://www.windfarm.co.jp/
沢 知恵 SAWA Tomoe
(歌手、コモエスタ代表)
1971年生まれ。日本、韓国、アメリカで育つ。3歳よりピアノを弾く。東京藝術大学在学中に歌手デビュー。現在までに『こころ』など27枚のアルバムを発表。1998年、韓国における日本の大衆文化開放後、初めて公式に日本語でうたい、第40回日本レコード大賞アジア音楽賞受賞。圧倒的迫力のピアノ弾き語りパフォーマンスで、世代を越えたファンに支持されている。ハンセン病療養所や少年院などでも活動。共著『世界がステージ!』ほか著書・訳書多数。
公式ホームページ https://comoesta.co.jp/
セム・ソワンタ SEM Sovantha
(AAD(アンコール障がい者協会)創設者)
カンボジア出身。カンボジア内戦中の1990年、兵士として戦闘中に地雷の被害に合い、プノンペンの病院で一年間治療を受けるが両足を失う。以降苦しい生活を強いられ、家族を支えるために物乞いをせざるおえない状況にまで追い込まれる。その後、観光客に本を販売する事業に成功し、寺院
や市場の周りで物乞いをする障がい者に仕事を提供するなどの支援を開始。2003年5月にAADを立ち上げ、障がい者だけでなくその家族にも救いの手を差し伸べる活動を開始。
安田 菜津紀 YASUDA Natsuki
(フォトジャーナリスト、NPO法人Dialogue for People副代表理事)
1987年神奈川県生まれ。NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)所属フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ・サンデーモーニングにコメンテーターとして出演中。
公式ホームページ https://d4p.world/
飯田 哲也 IIDA Tetsunari
(認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長)
1959年生まれ。原子力産業や原子力安全規制などに従事後、「原子力ムラ」を脱出して北欧での研究活動や非営利活動を経てISEP(環境エネル ギー政策研究所)を設立し現職。環境エネルギー政策研究所(ISEP)所長。3.11後にいち早く「戦略的エネルギーシフト」を提言して公論をリードしてきた。国際的にも豊富なネットワークを持ち、21世紀のための自然エネルギー政策ネットワークREN21理事、世界バイオエネルギー協会理事、世界風力エネルギー協会理事なども務める。2014年より一般社団法人『全国ご当地エネルギー協会』事務総長をつとめ、地域からのエネルギーシフトを進めるために全国を奔走中。
認定NPO法人環境エネルギー政策研究所(ISEP) 公式ホームページ https://www.isep.or.jp/
ピーター・ヤーロウ Peter YARROW
(歌手、NPO「オペレーション・リスペクト」創設者)
米国出身。1960年代を代表するフォーク音楽トリオ、ピーター・ポール&マリー(通称PP&M)のメンバーの一人。デビュー当時からベトナム戦争への反対運動や、アメリカや南アフリカでの公民権運動まで幅広い政治活動に関わる。2000年には米国のいじめ問題に取り込むNPO 「オペレーション・リスペクト」を創設し、現在も社会的不公正の変革や平和を願って活動を続けている。代表曲に「風に吹かれて」「花はどこへ行った」「パフ」など多数。
公式ホームページ https://www.peterpaulandmary.com/
上原 公子 UEHARA Hiroko
(元国立市長、脱原発をめざす首長会議元事務局長)
元東京都国立市長、元東京・生活者ネットワーク代表。国立市議会議員、水源開発問題全国連絡会事務局、国立市景観裁判原告団幹事などを経て、1999年に国立市長選で初当選(東京都初の女性市長)。2期8年間務め、2007年の市長選には出馬せず退任。現在、自治体議員政策情報センター長、脱原発をめざす首長会議事務局長を務める。著書に『「無防備平和」市民自治で9条を生かす』(共著、高文社)、『国立景観訴訟自治が裁かれる 』(共著、公人の友社)、『脱原発で住みたいまちをつくる宣言首長篇』(共著、影書房)など。