水先案内人

ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。

ビデオメッセージ

これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)

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権 赫泰 クォン・ヒョクテ KWON Heok-Tae

(歴史学者、聖公会大学名誉教授)

高麗大学校卒業後一橋大学に留学、日本経済史研究で博士号を取得。山口大学経済学部助教授を経て、定年まで聖公会大学教授を務める。主な著書に、日本で出版された『平和なき「平和主義」:戦後日本の思想と運動』(法政大学出版局)、韓国で出版された『日本の不安を読む』、『日本戦後の崩壊:サブカルチャー消費社会と世代』など、共著に『主権の野蛮』、『戦後の誕生』など(いずれも韓国で出版)。主に社会運動や日韓関係などを中心に日本の「戦後」を研究してきたが、最近では「ベトナム戦争と反戦運動」を韓国と日本を含む世界史的な次元で再び位置づけようと試みている。

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コロンえりか COLON Erika

(ソプラノ歌手、ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督)

ベネズエラ生まれ。聖心女子大学、大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院声楽科修士課程を優秀賞で卒業。2019年東京国際声楽コンクールにてグランプリ・歌曲両部門で優勝。国内外で演奏活動を行う。キングレコードより「BRIDGE」をリリース。イタリア、フランス、イギリスでの音楽祭出演、国内外で演奏活動を続けながら、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督として、視覚・聴覚など 障害のある子どもたちに音楽を教えている。音楽による社会インクルージョンを目指した活動は2024年にバリアフリーの国際賞ゼロ・プロジェクトアワードを受賞。国際学会での発表や講演も精力的に行っている。4児の母。
ホワイトハンドコーラスNIPPON https://elsistemaconnect.or.jp/activity/whc-nippon/index.html

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工藤 律子 KUDO Ritsuko

(ジャーナリスト)

1963年大阪府生まれ。東京外国語大学地域研究研究科修士課程在籍中より、メキシコの貧困層の生活改善運動を研究するかたわら、フリーのジャーナリストとしてスペイン語圏を中心に取材活動を始める。著書に『仲間と誇りと夢と』(JULA出版局)、『ストリートチルドレン』(岩波ジュニア新書)、『マラス 暴力に支配される少年たち』(集英社、開高健ノンフィクション賞受賞)、『マフィア国家 メキシコ麻薬戦争を生き抜く人々』(岩波書店)などがある。NGO「ストリートチルドレンを考える会」共同代表。
NGO「ストリートチルドレンを考える会」http://children-fn.com/

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ショーナ - ケイ・M・リチャーズ Shorna - Kay M. RICHARDS

(駐日ジャマイカ大使)

1994年外務貿易省入省、米国、南アフリカ、国連代表部での勤務、二国間関係局長等を歴任し、2020年10月から現職。2022年より、国連事務総長の諮問機関として軍縮問題について事務総長に直接助言を行う国連軍縮諮問委員会の委員も務める。「私たちは小さいが、大きな力を持っている(We likkle but we tallawah!)」というジャマイカでよく使われる表現を切り口に、ジャマイカという小さな国が軍縮や平和教育、反アパルトヘイトなどの分野で世界に与えてきた影響の数々について、またカリブ地域の経済や社会について、外交官の経験から講演いただく。
ジャマイカ大使館 http://jamaicaembassy.jp/indexJ.html

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マライア・イレト(マヤ) Malaya ILETO (Maya)

(ジャイロキネシス®認定マスタートレーナー)

ジャイロトニック®、ジャイロキネシス®、ピラティスのメソッドを柱とするエクササイズを提供している都内のスタジオにて指導。幅広い客層を対象にし、手術から回復中の方や、腰痛で悩んでいる方、アスリートやプロダンサーなどのプライベートセッションを担当。また、バレエスクールで講師を務め、新進のバレリーナたちが健康で長いキャリアを楽しめるよう、身体のケア方法を指導している。長野県北部にある築150年の古民家を改装したスタジオを2022年にオープンし、東京や海外での指導を続けながら、この隠れ家で指導者育成講座も開催している。子どもから高齢者まで、さまざまな体力レベルの人々にフィットするエクササイズとしてジャイロキネシス®を推奨。身体をもっと楽に、しなやかに動かせることを多くの人に知ってほしいと願っている。
公式ホームページ https://mayamoves.com/

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ジョナサン・ソーブル Jonathan SOBLE

(ジャーナリスト)

カナダ出身の元新聞記者。15年間、東京を拠点にニューヨーク·タイムズやロイター通信など、海外メディアに記事を発信。高校・大学時代に交換留学で来日。トロント大学卒業後、JETプログラム(外国語青年招致事業)に参加し、高知県庁に3年間勤務。後に米コロンビア大学ジャーナリズム大学院に入学。修士号を取得後、2002年にダウジョーンズ経済通信(東京支局)の記者となり、2004年からはロイター通信東京支局で勤務。2007年に英フィナンシャル·タイムズ東京支局へ入社し、2012年から同紙東京支局長、2015年からニューヨーク・タイムズ東京支局特派員を務める。現職はスウェーデン・ストックホルムに本社を持つコミュニケーション・コンサルティング会社(東京支社)の役員。記者時代には、福島原発事故やオリンパス巨額損失隠し事件の報道で複数のジャーナリズム賞を受賞。

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メリッサ・パーク Melissa PARKE

(核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)事務局長)

1990年代に、故郷の西オーストラリア州における核廃棄物処理場の設置に反対するキャンペーンに参加したことがきっかけで核問題に取り組み始める。核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の事務局長、および元オーストラリア政府国際開発大臣として、国際的に活動を続けている。フリーマントル選出の労働党議員(2007年~2016年)として核軍縮を推進し、オーストラリア・国連議員グループを設立、地球規模問題に取り組む議員連盟の議長を担う。また、国際弁護士の国連職員として、コソボ、ガザ地区、ニューヨーク、レバノン(1999年~2007年)での勤務を経て、国連イエメン賢人専門家会議のメンバーを務める。BRAC、西オーストラリア博物館、西オーストラリア州保健局、オーストラリア動物愛護団体、アニマルズ・オーストラリアの理事を歴任し、社会正義、健康、環境、地球のウェルビーイングに貢献し続けている。2023年9月よりICANの事務局長を務めている。
ICAN公式ホームページ https://www.icanw.org/

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タニャ・M・イースフョルド・マグヌスドッティル Tanja M. ÍSFJÖRÐ MAGNÚSDÓTTIR

(NGO「Öfgar」共同創立者)

アイスランド出身。暴力について議論することが一般的ではなかった小さな町で生まれ育ったが、自身が暴力にさらされたことをきっかけに、その流れに立ち向かうことを決意。アイスランドにおいて、ジェンダーに基づく暴力に対する問題意識を高め、被害者を擁護し、司法制度の変革を求めて活動するなど、性暴力に反対するキャンペーンを10年間にわたり積極的に展開している。NGO「Öfgar」を共同設立し、その功績により、アイスランド人権センターからの表彰や賞を受賞している。国連委員会向けのアイスランドの女性条約実施に関する最新のシャドーレポートの執筆にも参加。2021年には、子どもや、世界平和、人権に対する活動を通しての貢献が認められ、国際青年会議所(JCI)から優秀なアイスランドの若者として推薦された。心理学の学士号を取得し、アイスランドの労働市場において女性がハラスメントにさらされている状況を分析した「# Me Too」運動に関する学士論文を執筆した。

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中谷 剛 NAKATANI Takeshi

(通訳、翻訳家)

ポーランド国立アウシュヴィッツービルケナウ博物館における唯一の日本人公式ガイド。学生時代の1987年、初めてポーランドに旅行で訪れる。その後3年間の会社勤めを経て、退職。再びポーランドに赴き、1991年よりポーランドに移住。1997年にはオシフィエンチム博物館公式ガイド資格を取得する。著書に『新訂増補版・アウシュヴィッツ博物館案内』(凱風社)、『ホロコーストを次世代に伝える―アウシュヴィッツ・ミュージアムのガイドとして』(岩波書店)など。

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ミランダ・シュラーズ Miranda SCHREURS

(ミュンヘン工科大学公共政策・政治学ミュンヘン校 気候・環境政策学部主任教授)

環境保護活動、環境政策、気候政策の策定について、比較的および国際的な観点から研究に携わる。ヨーロッパ、米国、アジアにおける研究経験を持ち、2011年にはアンゲラ・メルケル首相(当時)により、安全なエネルギー供給のための倫理委員会の委員に任命される。2016年には、ドイツ連邦議会により、高レベル放射性廃棄物の処分場選定において市民の声を反映させ、透明性を高めることを目的として設立された委員会の委員に任命された。2008年から2016年までドイツ環境評議会の委員を務め、欧州環境および持続可能な開発諮問委員会では副委員長と委員長を兼任した。

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