水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)

八木啓代 YAGI Nobuyo
(音楽家、作家)
京都外国語大学から交換留学生としてメキシコに留学中、オペラ歌手としての才能を認められクラシックを学ぶ。また、メキシコ・中米を放浪し、ガイドブックの執筆に加わるなど、バックパッカーとして伝説的な存在になる。その後、ポピュラーに転向。中南米各地でも公演し、その心を癒す美しい声と深い表現力で、「絹の声」と異名をとり、多くの著名作曲家らからの楽曲提供を受け、メキシコで4枚のアルバムを発売。著書に『『禁じられた歌』(晶文社)』(晶文社)、『ラテンに学ぶ幸せな生活』(講談社)、『キューバ音楽』(青土社)など多数。また、2010年頃からは、ネットを駆使して日本の司法問題に斬り込むアクティビストとしても活動している。
公式ホームページ http://nobuyoyagi.com/

松元 ヒロ MATSUMOTO Hiro
(スタンダップコメディアン)
1952年鹿児島生まれ。鹿児島実業高校在学中、全国高校駅伝で区間賞。法政大学在学中に陸上の道から芸の道へ。卒業後、しなやかに動く身体と陽気な性格を活かせるパントマイマーに。その後、よく喋るマイマーとしてお笑いの道へ。1988年「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加。10年後、独立しスタンダップコミックでソロ活動に入る。2005年「立川談志 日本の笑芸百選」(NHK)に選ばれる。2000年~2009年、立川志の輔師匠の「志の輔らくご」に毎月ゲスト出演。2008年からソロライブ「ひとり立ち」を、主に新宿紀伊国屋ホールで春と秋、定期的に続行中。
公式ホームページ http://www.winterdesign.net/hiropon/

四角 大輔 YOSUMI Daisuke
(作家、森の生活者、環境保護アンバサダー)
ニュージーランド湖畔の森でサステナブルな自給自足ライフを営み、場所・時間・お金に縛られず、組織や制度に依存しない生き方を構築。レコード会社プロデューサー時代に、10回のミリオンヒットを記録。Greenpeace JapanとFairtrade Japanの日本人初アンバサダー、環境省アンバサダーを務める。会員制コミュニティ〈LifestyleDesign.Camp〉主宰。ポッドキャスト〈noiseless world〉ナビゲーター。『超ミニマル・ライフ』(ダイヤモンド社)、『超ミニマル主義』(ダイヤモンド社)、『人生やらなくていいリスト』(講談社)、『自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと』(サンクチュアリ出版)、『バックパッキング登山大全』(エイ出版社)など著書多数。
公式ホームページ https://daisukeyosumi.com/

結城 幸司 YUKI Koji
(アイヌアートプロジェクト代表 )
現代に生きるアイヌとして、版画、ロック、語りなど、様々な形でアイヌ文化を表現する活動を続けている。ライブや講演活動の他、アイヌの儀式の祭司なども行い、自由が丘のギャラリー喫茶「るなん」にて、縄文~アイヌをテーマとした「二人展」を友人の平田篤史と毎年開催、東京京橋のギャラリーモーツァルトにて年に一度の個展を開催している。2011年、ノーベル文学賞受賞者であるフランスの小説家ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオの招待により、パリのルーブル美術館で行われたイベントRumeurs du Louvre / Rumeurs du Monde で、アイヌアートプロジェクトの結成メンバーと共にストーリーテリングを披露した。共著に『イランカラプテ アイヌ民族を知っていますか?』(明石書店)。版画掲載歴:『別冊太陽』扉絵、『家庭画報』トワトトワト挿絵、『婦人の友』挿絵と物語など。
ミナミナク・アートプロジェクト https://sapporo-minami-artfes.jp/artists-file/1650

ガクエムシー GAKU-MC
(アーティスト)
アコースティックギターを弾きながらラップする日本ヒップホップ界の先駆者。2011年にレーベルRap+Entertainmentを立ち上げ、「ラップで世界をプラスの方向に!」を合い言葉に活動。2012年にはキャンドルと音楽で心を繋ぐイベント「アカリトライブ」を立ち上げ、音楽による日本復興活動を続けている。また音楽とフットボールを融合し、人と人を繋げていくことを目的とした団体「MIFA(Music Interact Football for All)」を立ち上げる。桜井和寿(Mr.Children)と「ウカスカジー」を結成し、2014年日本サッカー協会公認日本代表応援ソングを手がける。書籍『世界が今夜終わるなら』(A-Works)。
公式ホームページ http://www.gaku-mc.net

宮台 真司 MIYADAI Shinji
(社会学者、首都大学東京教授)
大学院在学中からサブカルライターとして活躍し、1990年代に入るとメディアにもたびたび登場、行動する論客として脚光を浴びた。その後は国内の新聞雑誌やテレビに接触せず、インターネット動画番組「マル激トーク・オン・デマンド」など自らの媒体を通じて社会に発信を続ける。著書に『14歳からの社会学』(筑摩書房)、『正義から享楽へ』(垣内出版)、『どうすれば愛し合えるの』(KK ベストセラーズ・共著)、『ウンコのおじさん』(ジャパンマシニスト)など多数。

ジョゼ・ラモス=ホルタ Jose RAMOS-HORTA
(元東ティモール大統領)
ノーベル平和賞受賞者であるジョゼ・ラモス= ホルタ氏は東ティモールの人々の代弁者であり、老練な外交官、平和活動家である。祖国から30年近く亡命している間、残忍な政権に苦しむ東ティモールの人々の声となり、世界に訴え続けた。1996年に東ティモールのカルロス・フィリペ・シメネス・ベロ司教と共に、平和的紛争解決への貢献が評価され、ノーベル平和賞を受賞。2007年5月東ティモールの大統領に選出される。在任中には世界級のマウンテンバイクレース「レース・フォー・ピース」をはじめ様々な貧困対策・平和構築のプログラムを自ら手がける。2012年に大統領としての任期を終え、2014年に世界中の国連平和・仲裁活動を評価する、平和活動に関する国連ハイレベル・パネルの議長を務めた。

松田 美由紀 MATSUDA Miyuki
(女優・写真家)
1979年から演技の幅広い個性派女優として多数の作品に出演。河瀬直美監督作品「二つ目の窓」でカンヌ映画祭に参加。出演作品に今年3月公開の「ちはやふる 結び」などがある。その他『松田優作全集』(幻冬舎)ではアートディレクションを務めるなど制作活動も意欲的に行い、短編映像監督や、写真家としても活動中。写真集『私の好きな孤独』(潮出版社)、『ボクノクルマ』(河出書房新社)、著書では『子宮の言葉』(扶桑社)、『好き好き大好き!明日を生きる言葉』(講談社)などがある。平和活動としてエネルギーシフトにも関心がある。
公式プロフィール http://www.office-saku.com/artists/miyuki_matsuda.html

安冨 歩 YASUTOMI Ayumi
(東京大学東洋文化研究所教授 )
京都大学経済学部を卒業後、大手銀行に勤務。2年半で退行し、京都大学大学院経済学研究科修士課程を修了。名古屋大学助教授などを経て、2009年より現職。学位論文『「満洲国」の金融』(創文社)で第四十回日本経済新聞経済図書文化賞を受賞。2013年より、自身がトランスジェンダーであることを知り女性装で過ごしている。もともとは経済学者だが、文系理解を問わず様々な分野の研究を行い、作詞作曲、絵画制作などにも精力的に取り組む。著書に『ありのままの私』(ぴあ)、『生きる技法』(青灯社)、『老子の教え あるがままに生きる』(ディスカバー21)など多数。

豊田 直巳 TOYODA Naomi
(フォトジャーナリスト、ドキュメンタリー映像監督・制作、日本ビジュアルジャーナリスト協会(JVJA)会員)
1983年よりパレスチナ・中東の取材を始める。その後カンボジア、アチェなど東南アジア、旧ユーゴ、コソボなどの紛争地を取材し、写真と映像で週刊誌、新聞、テレビなどで発表。2011年の東日本大震災以降は、主に原発事故の被害の取材を続けている。著書・写真集に『Fukushima:L'AnnoZero』(JacoBook)、『福島を生きる人びと』(岩波ブックレット)、『フクシマ元年』(毎日新聞社)、『戦争を止めたいフォトジャーナリストの見る世界』(岩波ジュニア新書)、『世界の戦場から~イラク爆撃と占領の日々』(岩波書店)、『パレスチナの子供たち』(第三書館)など多数。映像作品に『奪われた村~避難5年目の飯舘村民』(2016年)『遺言~原発さえなければ』(共同監督・2013年)がある。
公式ホームページ https://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/