水先案内人
ピースボートの旅をより有意義なものへと導くナビゲーターが「水先案内人」の皆さん。訪れる土地の専門家やジャーナリスト、各界の著名人、エンターテイナーなど、その顔ぶれは実に多彩です。まなぶ・たのしむ・つくる━“先生”とはひと味違う水先案内人が、地球一周をより豊かにナビゲートします。
ビデオメッセージ
これまでにご乗船いただいた方々(順不同、敬称略)

アジャ Adja
(サンバ、アフロブラジリアンダンサー)
東京都生まれ。CLUB MED現地リゾートホテルのスタッフとしてバリ島、プーケット島、ニューカレドニア島で勤務。その後フランスへ語学留学。多様な経歴とコミュニケーション力を活かし、アフリカ出身の著名アーティストの日本ツアーに通訳として同行するなど経験を広げてきた。一方1993年よりサンバ、1996年よりアフロブラジリアンダンスを始め、日本では珍しいカンドンブレを中心としたユニット『GINGAFRO (ジンガフロ)』を結成。現在はインストラクターとして日本各地や台湾を巡りワークショップやパフォーマンスでサンバ・アフロブラジリアンを広める活動中。

マーク朋子 MARK Tomoko
(サンバダンサー)
ブラジルバイーアの血を引く友人を介してサンバに出会い、その音と踊りに魅了され、その後単身でブラジルに渡る。ブロコやエスコーラを巡って本場のサンバに触れ、国内のブラジルコミュニティで日本のサンビスタとして活動を始める。2007年、浅草サンバカーニバル最多優勝記録を持つ一部リーグ最大規模の老舗サンバチームに所属し、ブラジルはじめ、国内外にて、パレードに参加。代表選抜メインダンサー、パシスタを経て独立。2013年よりプロダンサーとして国内外で各種イベント、TV、CM、歌番組等に出演。NHK交響楽団をはじめ、ジャンルの異なるプロミュージシャンとの共演等の活動を通してサンバの啓蒙活動に従事している。

ミリアム・アンゲイラ Myriam ANGUEIRA
(映画監督、写真家、大学教授)
アルゼンチンのブエノスアイレスに生まれる。アベリャネダ映画制作研究所にて映画制作を学び、いくつかのドキュメンタリー映画の監督・脚本を手がける。最新作『Newen』を含む多くの作品が国内外で数々の賞を受賞している。2014年から2019年にかけて、アルゼンチンの文化省に属する国立人類学・ラテンアメリカ思想機関の視聴覚メディア分野においてコーディネーターを務める。また2007年以降、国立芸術大学において視聴覚アート学部の教授として教鞭も取っている。

エンリケ・イカ Enrique ICKA
(アーティスト)
多方面で活躍するアーティスト。エンリケ・イカという名は彼のルーツを示しているだけではない。出身地であるラパヌイ(イースター島)の文化、そしてラパヌイの価値ある伝統を守り広めていく彼の活動にも通じている。ラパヌイで生まれ育ち、様々な文化的遺産に触れ、ラパヌイの土地とそこに生きる人々と深く関わってきた。子どもたちや若者がラパヌイの音楽やアート、ダンスを学ぶことができるトキ音楽学校を設立。そのような彼の人生の歩みは、私たちの生きる地球を想い、自身の文化を守る大切さを物語っている。

パノス・カラン Panos KARAN
(ピアニスト、指揮者、慈善活動家)
21世紀のクラシック音楽界に対する理解を深めることに貢献した、ピアニスト、指揮者、慈善活動家。ギリシャ出身。英国王立音楽院Royal Academy of Musicを卒業する。世界トップレベルの音楽を、コンサートホールを越えて、アマゾン河のジャングル、コルカタの最貧地域、紛争後のシエラレオネの刑務所、そして震災後の東北地方の避難所などに届けてきた。2010年9月、チャリティー団体「キーズオブチェンジKeys of Change」を設立し、世界中の厳しい環境下で暮らす青少年に音楽を届け、共演する活動を行う。2014年には福島青年管弦楽団「the Fukushima Youth infonietta」を設立。現在はロンドン在住。7カ国語を自由に操る。
公式ホームページ https://www.panoskaran.com/

陸秀 慧(デジレー・ルー) Desiree LU
(世界遺産講師・コンサルタント、コミュニティカレッジ講師、台北市政府指定通訳、世界遺産ツアーガイド)
台湾国立中央大学で大気物理学、米国・カリフォルニア大学で情報工学を学ぶ。10年以上米国で暮らしその後台湾に戻り、大学で中文を教える。人文学への情熱に駆られ、世界遺産めぐりに乗り出す。「文明のゆりかご」メソポタミア地方を訪れ、アレクサンダー大王の壮大さに驚愕し、ローマ帝国千年の栄華を目の当たりにし、オスマン帝国の風変わりな魅力に惹かれ、入り組んだバルカン半島を探検し、インカ、マヤ、アステカの過去と現在をたどる。さまざまなメディアの取材を受け、古代文明や世界遺産に関する講演も開催。また、世界遺産専門誌のコンサルタントを務める傍ら、世界遺産ツアーを五大陸で行っている。

ラエア マリリン Laea Marilyn
(オーラパ(エクセレントダンサー)、インストラクター)
サンディーズ・フラスタジオのトップダンサー。10代の頃からフラとタヒチアンダンスを学ぶ。フラの深い修行の成果が認められ、2022年8月にオーラパ(エクセレントダンサー)の称号を授かる。毎年たくさんのフライベントに出演している他に、ミュージシャンである師サンディーとともに、フジロックフェスティバルなどのフェスや音楽ライブなどにも出演し、全国各地で多くの観客を魅了している。誰からも好かれる太陽のような存在で、サンディーよりLaea(太陽のエッセンス)というハワイアンネームを授かる。会った人は誰もが大好きになってしまうダンサー。

エレナ・ブルネッロ Elena BRUNELLO
(ドキュメンタリー・プロデューサー、コンテンツ・クリエイター)
1987年ミラノ生まれ。エディンバラ大学米国文学科卒業。ジャーナリスト、ドキュメンタリー・ディレクター、コミッショニング・エディターとして活躍。ギリシャのレロス島でのボランティア経験を経て、芸術的かつ報道的な観点から移住というテーマを探求し始める。2018年、初制作のドキュメンタリー『Bee My Job』で、イタリアで養蜂を営むセネガル人政治難民のストーリーを伝える。2019年には、気候変動と人間の移住の関連を探るドキュメンタリー『The Climate Limbo』を監督。複数の国際映画祭でプレミア上映され、世界20カ国以上で鑑賞された。世界最大のノンフィクション映画制作者コミュニティである「ビデオ・コンソーシアム」や、イタリアの最新ストリーミングサービスでも多様な役割を担う。現在は、気候変動が都市部に与える影響や、森林生態系における植物の生存戦略に関連する作品を制作している。

海堂 尊 KAIDOU Takeru
(医師、作家)
1961年千葉県生まれ。1988年千葉大学医学部卒業。1993年千葉大学医学部大学院修了。福井県立大学客員教授。2006年『チーム・バチスタの栄光』で第 4 回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞し作家デビュー。小説は同一世界観で統一され、「桜宮サーガ」と呼ばれる。医師として死因究明問題にコミットし、Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念を提唱、社会導入を進める。『ブラックペアン 1988』『ブレイズメス 1990』『スリジエセンター 1991』のバブル三部作は累計 160万部の大ヒットとなっている。近著に『コロナ漂流録』『ひかりの剣 1988』、最新刊に『蘭医繚乱 洪庵と泰然』。

張 艶 (チョウ・エン) ZHANG Yan
(二胡奏者)
6歳より二胡を習い、西安音楽学院を卒業後、北京戯曲学院にて京胡及び京二胡を研修。上海、南京、蘇州、杭州、香港、台湾など各地で演奏会、講演会を開く。2002年来日。演奏活動、編曲を行う傍ら後進の指導にも当たる。2004年より二胡教室を始め、皇太子同妃両殿下(当時)に二胡の紹介と演奏を行う。2008年5月、日中芸術家共演の中国四川大地震チャリティーコンサートに出演。2008年9月、沖縄にて「Big Band Jazz Orchestra」と共演を果たす。2009年3月、来日五周年記念リサイタル「胡韵飄香―二胡演奏」を開催し、大好評を博す。現在、二胡講師、奏者として様々な日中文化交流のイベントにて活躍中。中国音楽家協会会員、中国民族管弦楽協会会員。
公式ホームページ https://zhangyan.jimdo.com/