08.16
家族連れでの世界一周旅行の基礎知識。費用やメリット、気をつけたいポイントを解説
家族連れで世界一周旅行をしてみたいと考えている方もいるでしょう。それでもいざ実現しようとすると、不安要素が多く、どのように世界一周旅行の計画を立てようか悩んでいる家族も多いはずです。
この記事では、家族連れで世界一周旅行をするときにかかる費用や気をつけたいポイント、家族連れの世界一周旅行にクルーズを利用するメリットなどを紹介します。家族連れにおすすめの世界一周旅行クルーズプランも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
家族連れでの世界一周旅行で不安なことは?
家族連れで世界一周旅行の計画を立てる場合、ルートや費用はもちろん、治安や安全面、日々の「食」や「住」の確保など、さまざまな不安が募るはずです。しかし、このような不安を一掃して快適に世界一周旅行が楽しめる方法は、クルーズ船を利用するプランです。
飛行機やホテルなどの手配が必要な個人旅行に比べて、クルーズ船での旅行は「動く部屋」が確保されているため、滞在都市ごとに移動手段や宿泊施設を探す必要はありません。
また、移動中も船内のさまざまな活動やアトラクションに参加できるのも魅力です。子どもたちを含めて、すべての乗客が船内で充実した時間を過ごすことができます。
家族連れでの世界一周旅行にクルーズを利用するメリット
では、具体的に家族連れでの世界一周旅行にクルーズをおすすめする理由を4つ紹介します。
宿や食事に困らない
クルーズ船で世界一周旅行をする場合は、快適に過ごせる客室と常においしい食事が用意されています。基本的にどちらもクルーズ料金に含まれているため、世界一周旅行中に宿や食事に困ることはありません。
移動の手間がかからない
クルーズ船で世界一周旅行をすれば、大きな荷物は客室に置いて、観光時は必要な手荷物だけを持って気軽に周遊できます。毎回荷物を移動させる必要がないため、移動の手間がかからず、盗難のリスクが少ないのも魅力です。
医師などが体調管理をサポートしてくれる
クルーズ船には医師や看護師が乗船しています。万が一旅行中に怪我をしたり、体調を崩したりしても、すぐに診察や治療をしてもらえます。体調に関する相談もしやすく、小さな子ども連れでも安心して世界一周旅行が楽しめるでしょう。
船内で国際交流ができる
クルーズ船で世界一周旅行をすると、多国籍の乗務員や乗客と触れ合う機会が多く、自然に国際交流ができる点も魅力です。なかでも、当社が主催する「子どもの家」では、他言語学習や異文化理解など子どもたちが国際的な視野を育むための多彩なプログラムを用意しています。
なお、「子どもの家」は最少催行人員が決まっていたり、開催日程が限定的であったりするため、参加を考えている方は一度当社へご確認ください。
家族連れでの世界一周クルーズ旅行にかかる費用
家族連れで世界一周クルーズ旅行をする場合にかかる費用は、旅行内容や家族構成、子どもの年齢によって変わります。ちなみに大人2名で世界一周クルーズ旅行に参加する場合、平均で約790万円から1,000万円の費用が目安です。
「ファミリープラン」などクルーズ旅行会社が用意する割引プランを利用すれば、大人1名につき同伴する未就学児1名の料金が無料になる場合もあります。また、クルーズ会社によっては、小学生は学年ごとに参加費用を設定している場合もあるため、いつ世界一周クルーズ旅行をするかの指標にしてみるのもいいでしょう。
クルーズ費用
クルーズ費用には、主に次の費用が含まれています。
- 輸送運賃
- 客室使用料
- 食事代
- 船内イベント参加費 ※一部有料、現地払いなどあり
移動や宿泊、食事などの費用がすべて含まれているため、予期せぬ出費を最小限に抑えることが可能です。
クルーズ費用以外にかかるお金
クルーズ費用以外にかかるお金は、主に次の4つに区分できます。
- 必需品の取得費(人数分のパスポート取得/更新費など)
- 生活必需品準備費(滞在予定先の気候に合わせた衣類など)
- 旅費に含まれない諸経費(クルーズに必要なビザ取得費など)
- 子ども用にあると便利なものの準備費(酔い止め薬・おやつを入れる密封容器など)
上記のほかにも、船内での有料サービスや特別企画に参加したい場合やオプショナルツアーに参加する場合は、別途追加費用が発生します。
家族連れでの世界一周旅行で気をつけたいポイント
家族連れでの世界一周旅行で気をつけたいポイントは次の3つです。
各寄港地で治安情報を収集する
家族みんなが安心して旅行するためにも、各寄港地の治安情報を収集しておかなければいけません。各国の日本大使館のホームページをはじめ、クルーズ旅行会社や現地のスタッフの方の案内など、最新情報を細かく確認するように心がけましょう。
水質など衛生面に注意する
世界一周をする際は、水質などの衛生面にも注意が必要です。多くの地域では水道水の衛生基準が日本とは異なりますし、硬水が一般的です。普段飲み慣れていない水を摂取すると、お腹の調子を崩したり、湿疹やかゆみを引き起こしたりする可能性があります。
家族みんなが元気に旅行を楽しむためにも、寄港地ではペットボトルのミネラルウォーターを購入する方が良いでしょう。
子どもに合わせて無理のない計画にする
旅行中は、行きたい場所や食べたい料理がたくさんあり、つい予定を詰め込んでしまいます。しかし、世界一周旅行では環境の異なる地域をいくつも巡るため、想像以上に体力が必要です。
家族の誰かが体調を崩すと、せっかくの世界一周の楽しさが半減してしまいます。特に無理をしてしまいがちな子どもに合わせて、ゆとりのある計画を立てるようにしましょう。また、完璧なプランよりも柔軟性のあるプランのほうが、子どもへの負担も少なくておすすめです。
世界一周旅行が子どもに与える影響・メリット
次に、世界一周旅行が子どもに与える影響・メリットを3つ紹介します。
コミュニケーションスキルが身につく
世界一周旅行では、さまざまな人々と交流する機会があります。また、通常の生活では聞くことの少ない他言語に触れられるため、彼らを理解しようと高いコミュニケーションスキルが身につきます。
順応性が向上する
世界一周旅行で日本と異なる文化に触れることも、子どもにとって良い影響を与えるでしょう。先入観を持たずに、多くの文化や歴史を学べるので、順応性が向上してグローバルな視野を持つ人間へと成長してくれるはずです。
自己肯定感が高まる
世界一周を達成することで自己肯定感が高まることでしょう。その経験を糧に、今後さまざまなことに挑戦する人になれるかもしれません。世界一周旅行では多様な価値観を知り、お互いを尊重しながら自身の存在を肯定する絶好の機会だといえるでしょう。
【2025~2026年】家族連れで世界一周旅行するならクルーズがおすすめ!
最後に、家族連れにおすすめの世界一周クルーズプランを紹介します。2025~2026年に運航を予定している『パシフィック・ワールド号』で行くクルーズプランです。
地球一周の船旅 2025年12月 Voyage122(南太平洋・ 南米・アフリカコース)
地球の歴史が創り出した大自然の絶景や、豊かな大地で独自の文化を築く先住民族との出会いが楽しめる世界一周クルーズです。
ハワイ3島(オアフ島・マウイ島・ハワイ島)や、南洋の楽園タヒチのパペーテ、スペイン語で「天国の谷」という意味を持つチリのバルパライソ、アルゼンチンの首都でタンゴ発祥の地とされるブエノスアイレス、リオのカーニバルが開催中のリオデジャネイロなどに寄港。旅の後半で訪れるアフリカ大陸では、さまざまな動植物に出会えるチャンスも。自然も文化も楽しみたい家族におすすめのコースです。
地球一周の船旅 2026年4月 Voyage123(北極航路 ヨーロッパ&中米コース)
数々の冒険家が挑戦した北極航路や、世界三大運河に数えられるスエズ運河とパナマ運河を通航する世界一周クルーズです。
2つのフィヨルド遊覧に加えて、北極圏最大の街トロムソ(ノルウェー)やフィヨルド観光の玄関口ホニングスヴォーグ(ノルウェー)、豊かな自然を体験できるレイキャビク(アイスランド)を訪れるなど、北極圏が満喫できる充実の内容です。さらに、高層ビルが建ち並ぶシンガポールやニューヨーク(アメリカ)、世界遺産の街並みが楽しめるバルセロナ(スペイン)やアムステルダム(オランダ)などにも寄港。世界の観光都市を巡りたい家族にぴったりのコースです。
地球一周の船旅 2026年8月 Voyage124(地中海・中南米・南太平洋コース)
108日間の航行中にアジアやヨーロッパ、北中南米などのさまざまな都市に寄港する世界一周クルーズです。
アイスランドでは、レイキャビクへの寄港はもちろん、5夜連続で洋上からオーロラが見られるチャンスがあります。さらに、古代ローマ時代から交易で栄えたコーチン(インド)や古代エジプト王朝の歴史が残るサファガ(エジプト)、インカ帝国時代に築かれた数々の世界遺産が魅力のペルー・カヤオ、独自の文化を築いたイースター島(チリ)など、歴史と文明が学べる人気の都市に多く寄港するコースです。